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2009年7月28日 (火)

入門講座2周目「条約」修了

 2周目の「条約」の講義を聴き終えたが、あいかわらず難しい。国家間にはそれこそ数え切れないほどの条約や協定が締結されているけれど、そのうちのごく一部を勉強するだけなのに、細かい規則やフローを全部頭に叩き込むのは困難だ。1883年という、すでに一世紀以上も遡る調整法的なパリ条約と、その特別取極であるPCTとマドプロ、そしてWTOの下で貿易制裁措置も伴うTRIPS協定。それぞれ法体系の異なる世界数百カ国を取りまとめるのは至難の技だろうと想像する。コーチは、「水面下では今も“世界特許庁”的なものを模索している」とおっしゃっていたけれど、確かに、ここまでグローバリズムが浸透した世界にあっては、それこそ世界政府から出発すべきでは…とSFチックに考えてしまう。
 2周目にしていかにも素人的な疑問だが、PCTの出願手続の流れの中に登場する「国際事務局」とか「国際調査機関」とか「国際予備審査機関」とかいうのは、一体どこの誰がどんな資格で従事しているのかが疑問。日本人の出願の場合はどれも日本国特許庁になるような気もして、出願者にとっては方式統一されて多少便利なPCTも、官庁にとっては大した省力化にはなっていないような気もする。
 章末の確認問題にはそれなりに答えられても、なんとなく表面をサラリとなでた程度の感覚で、海面下に隠れた氷山の全容を想像すると眩暈がする。あ~、条約が受験者に嫌われる理由がよくわかる。入門2周目で残すところは不競法と著作権。なんだか三歩進んで二歩下がっているようだなぁ~。いろいろ自分の不甲斐なさばかりが実感される毎日だけれど、目の前のことをコツコツとしっかりやるしかないですね。

Rain20090727  昨夕は、午後から遊んでいた男の子3人に、「悪いんだけど、植物に水遣りしてくれる?」とホースを渡して外に出したら、水鉄砲まで出してきて、植物よりも自分たちがビショ濡れになって戻ってきた。まだ夕立前だったのに、道路もビショビショ。ここまで予想通りの展開をなぞってくれるとは、男の子とはなんとも単純な生き物のようで…… 午後は午前中の塾の復習勉強をしている女の子たちとは比べようもない、欲望に忠実な彼らである。

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