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2009年7月31日 (金)

アニメ「エレメントハンター」

Book20090730  このところ、息子が土曜の6時を待ち焦がれている。NHK教育TVのアニメ「エレメントハンター」という番組が痛く気に入ってしまったらしく、暇さえあれば、そのエンディング曲を歌っている。そして「あ~、早く土曜にならないかなぁ~」とつぶやいては、ある本を開く。『目で見る化学』というこの本、いただきものの本なのだが、元素周期表でお馴染みの水素・ヘリウム・リチウムなど、さまざまな元素について図解で紹介してくれる。なぜこの本を開くのかというと、「エレメントハンター」では“元素消失”という謎の現象から世界を守るために3人の子どもたちが力を合わせてミッションをやり遂げていくのだが、毎回、いくつかの元素が地球上のある場所から消失するので、その元素について知りたくなるというわけだ。この本が優れモノで、眺めているだけでも結構、元素を身近に感じられるように作られている。化学が苦手だった私でも、「へー」「ほー」と感心しながらつい読んでしまう。
 これまでの4回で消失した元素は、「窒素」「炭素」「酸素と銀」「酸素」。これらを、化学反応を駆使して取り戻し固定するのが彼らの仕事。原案をSF系脚本家の伊藤和典さんが手がけているので、物語を楽しみつつも化学の勉強にもなるのだが、何回構成にするのか知らないけれどネタを考えるのは大変そう。また、データ放送を利用して番組中でも遊べるようになっていて、私は初めてこういうデータ放送の使い方を見た。この先もメディアミックス展開が図られているらしいが、エンディング曲で周期表の第38元素まで暗記させてくれたのを皮切りに、是非とも息子に、簡単な化学の素養を楽しく入れ知恵していってほしい!

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