早稲田中学学校説明会
水曜日は早稲田中学の説明会に赴いた。銀座ブロッサムという所で行われたのだが、学校自体は東西線の早稲田駅目の前。いわずと知れた早稲田大学の系属男子校だ。早稲田への進学を強要するものではなく、推薦枠は約50%。自身の考え方により他大学も受験できるのがいい。入試の配点は国算が60点、理社が40点。OBの人脈は半端でなく、社会に出てからの恩恵は大きそうだし、理工系の研究なんかするには、中学からコツコツと好きなようにできて快適な気がする。早稲田の系属校は他にも国分寺の早稲田実業(共学:推薦枠ほぼ100%)があったり、平成22年開校で練馬にも直系の附属中学が新設される予定で、義務教育段階からすでにマンモスだ。
説明会に登壇されたのは副校長の菱山 康雄先生。1時間半しゃべりっぱなしでも保護者を飽きさせることなく、バンカラで楽天的な雰囲気のおしゃべり上手な方だった。大量の情報をインプットさせていただいて有意義だったが、以下、備忘録としてメモ。
・大隈重信じきじきの開校で「学問の独立」「人格の独立」を掲げる
・入試は2/1と2/3の2回でスポーツ推薦なし、内部優遇もなし、科目足切りなし
・大学受験以外の勉強も大いに取り入れ「逆境に強い人間」を育てたい
・7クラス編成の持ち上がり(教員8名体制)
・実習が非常に多く、どれも本物志向
○音楽の授業は音大並みで、一人一台エレクトーン
○中1から情報教育をして一人一台ノートPC
○理科は実験が多く費用もかかるが、大学の先生も招聘するトップクラスのもの
○歴史散歩(鎌倉)や法廷傍聴、証券取引所見学などもあり
○調理実習や裁縫もさせる
○観劇やオペラ・コンサート鑑賞なども一般客のチケットを手配し本格的に
・授業の進度は早く、6年目は大学受験対策
・予備校なしでも可能なカリキュラムを目指している
・強制補習や促進補習があり、フォローアップも充実
・クラブ活動の時間制限があるなど、クラブと勉強の両立を目指す
・クラブ活動は中高一緒のため、擬似兄弟体験ができる
・敷地が狭いのは唯一の欠点だが、それさえ、活動場所確保などの手配力増強になる
・できるだけお弁当を持たせ、思春期の子どもとのコミュニケーションに
きわめてポジティブ・シンキングな方のお話を聞いたせいか、学校生活がとても楽しそうに感じられた。昨年度などは300名の募集枠に対し、当塾から115名もが合格したそうで、人気ぶりが窺い知れる。私の性格ならバンカラ上等!で大いに楽しめそうなマンモス学校の生活だが、私よりも繊細で内気らしき息子が、1学年300名もの大人数の中で、埋没せずに個性を発揮して楽しめるかどうかだけが唯一の懸念材料。これは開成や麻布もしかりで、45人クラスが7組ほどもあるなんて、ちょっと落ち着かない。私ならとりあえず、学年中の人の顔と名前は覚えたくなるけれど、それすらできないってストレスじゃないのかしらん??
よいお天気だったので、説明会後に会場周辺をフラフラしたが、東京駅前の中央郵便局も歌舞伎座周辺もかつての面影はなく、どこもここも工事中で、時代の移ろいを感じながら帰宅した。
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