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2009年8月17日 (月)

阿寒・屈斜路・知床の旅 【後編】

 我が家の夏休み、後半は「シエリトク」(知床:アイヌ語で“地の果て”)へ! 本州が台風や地震で大騒ぎの中、北海道の時間はゆるりゆるりと流れていた。

(後半)知床博物館道の駅「うとろ・シエリトク」→ゴジラ岩知床観光クルーザー知床プリンス「風なみ季」→知床五湖→知床峠→ナイトツアーオホーツク流氷館朝日が丘展望台→女満別空港

Ikura20090812 3syu2009081213  屈斜路湖畔を離れ、知床博物館でオオワシやオジロワシなどを観察した後、昼はみんなで海鮮丼! 「ご飯の見えないイクラ丼」を頼んだ息子も「三種丼」を頼んだ私も、まずはその見事さにシャッターを切った。カニバーガーとか鹿肉バーガーなどの異色バーガーにも惹かれつつ、やっぱり丼モノの魅力には抗えない。大変おいしくいただきました!
 後半のメインイベントは、カムイワッカクルーザーで巡る“ヒグマウォッチングコース”。これが息子にとっては忘れたくても忘れられない“死ぬかと思った話”になったのだが…。
Cruiser  クルーザーに乗船の際、ガイドのおじさんが「船内よりは風の当たるところの方が快適ですよ!」と言うので、我々親子はクルーザーの舳先に陣取ることにした。風を受けながら颯爽とクルージングは始まり、確かに最初の30分ほどは気持ちよく潮風を受けながら、知床半島の急峻な岸壁を堪能していた。しかし、台風の影響か次第に波が高くなってきて、ものすごく揺れジェットコースター並みの上下動! 身体を固定するものが何もない舳先なので、何度か振り落とされそうになり、恐れをなした息子は夫とともに船内へ。私一人が他の観光客数人と舳先で粘ったのだけれど、知床峠に近づくにつれて波がバシャバシャと襲ってきて、私もその後あえなく退散。
Bear Deer20090813 その直後にヒグマと遭遇した! みんなで感激しながら眺めたのはいいけれど、それで緊張が緩んだ息子は完全に船酔いでノックアウト! 復路は無残にうなだれて可哀想だった。クルーザーを降りた途端に復活して元気になったので安心したが、その夜はみんな、あっさりぐったりと眠りに落ちたのだった。
 その後も、知床五湖を歩いたりナイトツアーに参加したりして、鹿の親子やキタキツネを見た。とにかく野生動物の密度が高く、国立公園内ということで人間に狩られる心配もないせいか、人をほとんど怖がらないのはちょっと不自然な気さえした。最終日に空港へ向かう道すがら立ち寄った流氷館では、零下11度の特別室で本物の流氷に触ったり、クリオネやフウセンウオを見て、オホーツクの海の魅力も堪能した。旧型プリウスで回った道東は、本当に大自然に抱かれた豊かな場所で、今度は是非、厳寒の真冬にも訪れてみたいと思った。

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