「サマーウォーズ」ふたたび
私と息子は、そりゃ~もう必死に、先日観た映画「サマーウォーズ」についてPRした。「ほんと、面白かったよね~」「パパにも見せたかったよね~」「キングカズマ、すごかったよね~」「暗算もすごいよね~」「花札やりたくなるね~」「温泉も入りたいしね~」etcetc……。そんなあからさまなPRを聞かされ続けた夫、業を煮やしてついに叫んだ!「やっぱり僕も観たい!」
うししししし。これ幸いとばかり、「ボクもついてく!」「私も~♪」―――――
そんなわけで、今度は土曜の昼前から家族で観に行くことと相成った「サマーウォーズ」。座席も、後ろから3列目のど真ん中、ベストポジションを予約。あ~、これで全スクリーンを無理なく見渡せるぅ~!
二度目の観賞はいろいろ突っ込みをいれつつ見てしまったが、任天堂がスポンサーに入っていないのが最大の謎。我が家なぞ、観賞後にハンズに寄って花札を買って帰ったほど。帰宅後も早々に「こいこい」を始めていた息子。「“こいこい”って、より高みを目指す呪文だね」と、遊戯王どっぷりの息子が花札にハマる様は笑えた。
細田監督が息子と同じ一人っ子だとパンフから知った。常々“一人っ子”であることで、人間関係(ネットワーク)が淡白になってしまうのでは、と淡い心配をしているが、細田監督の繊細なお仕事ぶりを拝見して、なんだか安心させられもした。
74アカウントで追い詰められた夏希を最初に助けたドイツの少年と、その後続々とアカウントを差し出した世界中の人を眺めていたら、「オバマさんって、こうやって大統領になったのかもな…」と思えた。衆院選間近の日本という状況下でこれを見ると、“ラブマシーン”は現与党、陣内家が野党にも見えてくる。細田監督がパンフの中でも語っているように、これからの世界は“専門家”よりもみんなの“総合知”が強力に作用するんだろう。
そんな全体的なメッセージもさることながら、栄おばあちゃんのごくごく常識的なメッセージが、やはり本作の肝。
○ おなかをすかせていてはいけない
○ ひとりでいてはいけない
○ 家族みんなで食事すること
これを満たすことで、人間、落ち着いていられるのかもしれないなぁ。。。
ということで個人的には「南極料理人」もちょっと観たかった…。息子の友達のお母さんが眼医者さんで、今まさに彼女の友達は南極基地に勤務しているのだとか! 日々どんな食事が供されているのだろう??? 南極は“サマー”とは無縁の世界だろうから、日々熱々のものを召し上がっているのかな?
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