衆院選間近
今年は、政治がらみで、いまだかつてないいくつかの面白体験をした。
1つは、お祭りで道路掃除をしていた際、自民党の深谷隆司氏が颯爽と現れて、道行く人と握手を交わすシーンに遭遇し、私も成り行きで握手させていただいたのだが、「ご苦労様です!」と言いながら差し出された手の、力強く溌剌とした様に、とても70歳を超えているとは思えない覇気を感じたこと。政党はともかく、政治家っていうのはこれくらいエネルギッシュでないとやっていけないんだなぁ…と思った。
2つ目は、夏休みに入ってやたらと政党PRのチラシが郵便受けに入るようになったのだが、その中のいくつかは法に触れるものだったのか、後日刑事さんがやってきて、「この辺で、おかしなビラが撒かれているようなので、取ってあるものがあれば参考にいただきたいのですが」と言ったこと。玄関先で警察手帳を身分証明に見せられたもので、「わぁ、ドラマみたい!」と内心ドキドキした(しかし身分証明の方法は、何かもっと信頼性のあるものに変更していく必要があるなぁ)。思わず「選挙違反か何かですか?」と尋ねたが「いえ、まぁ…」とお茶を濁された。あれは一体何だったんだろう?
3つ目は、ある日、民主党PRの人がやってきて、「ポスターを貼らせていただけませんか?」と頼みに来たこと。「うちはまだ明確な支持政党はないので」と丁重にお断りしたが、ご近所を見渡すと結構、塀や壁面にポスターを貼っている家も多い。ただ、よくよく観察したら、一家に民主党と自民党のポスターが並べて貼られていたりして笑えた。選挙のポスターって、後援会等に入っている人が直々に本部からもらって貼っている以外に、こうやって訪問販売的な依頼を受けて貼る場合もあるんだぁ…、と驚いた。
4つ目は、ブログに“衆院選”とか“自民党”とかいう政治関連の言葉を入れると、それを嗅ぎ付けて書き込みをする人が結構いたということ。ブログの内容とはまったく関係なく、一方的に自分の主義主張を書き込むのが共通点。こういう書き込みはありがた迷惑でしかない。“政治は対話から”だと私は常々思っているけれど、どうも政治に入れ込む人には一方向的な喚きちらしをする人が多く見受けられるのが残念だと思う。書き込んでくださったことには感謝しつつ、この手のコメントは申し訳ないが削除させていただいている。ということで、本記事への政治的なコメントも無用でございますです。
5つ目は、最近はさすがにマニフェストの丁寧な説明を誰もが心がけるようになってきたにもかかわらず、依然として選挙カーから「○○です、○○をよろしくお願い致します」という名前の連呼に終始する活動が見られたこと。うちの息子などは、「ああいう騒音を撒き散らすだけの候補者は、その時点でアウトだよね」と言っているから、その活動自体がマイナスイメージになると考えるのが主流だと思うのだが、旧態依然としたものはなかなかなくならないようだ。
週末からドイツ出張を控えた夫は、今週頭に期日前投票に行ったが、夕方6時過ぎくらいだったのにかなりの人が投票に来ていてびっくりしていた。「期日前投票する人って、結構多いんだね~」と言っていたが、それはいつものことなのか、はたまた今回の選挙がそれだけ盛り上がっているということなのか……。小選挙区比例代表並立制になって十余年、二大政党の健全な牽制が功を奏すような構図が見られるようになるのだろうか。
それにつけてもGoogleの「未来を選ぼう 衆院選2009」のページはイイ! 「待ってました!こういう仕事!」って感じ。こういう仕事を見ると、“選挙公報”が安っぽいチラシに見えてしまい、“紙”の限界を思い知らされる。サクッと眺めるには非常に便利なんですがね~。
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