阿寒・屈斜路・知床の旅 【前編】
我が家の夏休み、終了! この夏は道東の旅で、主に阿寒国立公園と知床国立公園を巡った。いろんな生き物を見て、いろんな経験をして、天気にも恵まれた楽しい旅行だった。四泊五日のさまざまな感動は、とてもブログに書ききれるものではないけれど、備忘録的に前半と後半の2回に分けて、行程と写真を留めておこう。
(前半)たんちょう釧路空港→阿寒国際ツルセンター→阿寒湖・マリモ展示観察センター→ガストホフ「ぱぴりお」→硫黄山→摩周湖→和琴半島→カヌーで釧路川下り
前半で見た生き物は、丹頂鶴・オグロヅル・まりも・イトウ・蝦夷リス・コガラ・ウグイ・オシドリの親子など。摩周湖が見事に全面見え、その深い藍色と湖面のさざなみまで間近に感じられたのも素晴らしかったけれど、前半のメインイベントは何と言ってもカヌー初体験。リバー&フィールドという自然ガイド主催の屈斜路湖から釧路川源流部を7キロ下るコースに参加した。カナディアンカヌーに2~3人ずつ乗り込み、透明でゆるやかな川を、あちこち寄り道しながら2時間余り。野鳥のさえずりやせせらぎの音、川面からの涼やかな風、カヌー上で手作りクッキーを頬張りながらのティータイム、とにかく気持ちよいの一言に尽きる。
最後の数百メートルは流れの速いところを、ラフティングさながらに水しぶきをかぶりながら揺られたけれど、その迫力がまた楽しく、カヌーを降りるときの息子は「あ~っ!楽しかったぁ~!」と誰にともなくつぶやいていた。
屈斜路湖というところは本当に素敵な場所で、湖は広く静かで、周囲には種々様々な温泉が散在し、ハイカーにもライダーにも楽しめる土地柄な上、キャンプもよし、カヌーもよし、魚釣りもよし、水浴びもよし、一週間滞在してもきっと飽きないと思う。湖に突き出た和琴半島というところがことのほかのどかで、息子はそこで2時間ほども水切りばかりして遊んでいた。
前半お世話になったのは、まさに静かな湖畔に一軒佇む、ガストホフ「ぱぴりお」というペンション。ご夫婦で営んでおられるらしく、手作りの味噌樽風呂など野趣豊かなお湯も楽しませてもらったし、朝食時にはテラスに蝦夷リスが遊びに来たりした。夜、散歩に出て空を見上げたら、天の川が道路に沿って流れるのがくっきり見え、夏の大三角形ほか、たくさんの星たちがキラキラ瞬いていた。冬もまた格別の美しさだろうなぁ…とあちこちで思った前半行程だった。
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