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2009年8月 5日 (水)

「天地人」を観ながら…

 先日、録画してあった「天地人」を夫婦で観ていたら、出陣前の直江兼継に妻のお船が言った。「“愛”を掲げて行くお方が、死ぬなどということをお考えになりますな」と。それを聞いた夫がボソリと私に言った。「ママだったら、『“義”のために死んで来い』って言いそうだよね……」
 ガ~ン!!!!! 私ってそんなに冷酷?? そりゃぁまぁ、いつもガミガミガミガミと夫に文句ばっかり言ってるし、夫の仕事にまで口出ししてはうるさくチェックしているけれど、戦国時代の妻で、自分は戦に出ない身だったなら、私だってそこまで厳しいことは言わないと思うけど……。夫の一言で、自分がすっかり悪妻と化し、夫の中で恐怖の存在になっていることを自覚した。
 そういえば、先日の友人とのメール交換の中で「一人っ子って可哀想なこともあるよね、親が二人して同じことで怒ってしまったりするし、兄弟がいないと、兄弟が怒られている間は自分は安全という時間も持てないわけだから…」というニュアンスの話があった。我が家の場合、夫と息子が兄弟のようで、夫が怒られている間は息子には安泰な時間があるかも…と、ハタと気付く。つい先日も、出張でネクタイ着用が必要だった日に、うっかり忘れて行ってしまった夫が、「どうして朝一言言ってくれなかったの?!」と私を責めるものだから、カチンときて、「その程度の自分の面倒をみられないようじゃ、社会人として失格でしょ~!!」とカンカンに怒ってしばし説教。横で静かにしていた息子の方に振り向いて「これからの男は、自分のことくらい全部自分でできなきゃダメなんだよ!」と怒鳴ったら、飛び上がっていたっけ。。。夫が息子にお説教することなんて一年に一度あるかないかで、むしろ出来の悪い兄貴分のように、反面教師として親の使命を全うしているようだ。一応、立てるところは立てているつもりだから、親の威厳が失墜するほどではないだろうが、最近では男二人が共闘して私に対峙する場面の方が多いかも。
 大河ドラマには、よく出来た奥さんが頻繁に登場するけれど、たまには「こんな悪妻よりはうちの方がマシだ」くらいのヒドイ奥さんも登場させてほしいものである。

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