ドラマ「官僚たちの夏」
日曜午後、ずっと観たかった「官僚たちの夏」のダイジェストを観た。骨太で熱いドラマだった。キャスティングが素晴らしい! 第一部を私の生前とすれば、第二部は生後という時間軸。脚本家の橋本裕志氏にとってもそんな感じだったろう。著者の城山三郎さんの本は恥ずかしながら一冊も読んだことはないが、以前大河ドラマ化された「黄金の日日」は、松本幸四郎さんのいかつい顔とともに印象に残っている。
戦前戦後すぐの頃は、日本にも風越慎吾や池内信人のような重戦車並みの官僚や政治家がたくさんいたのかもしれない。それに比べると最近は、良くて軽自動車、悪くするとスクーターか自転車みたいな人もいるような気がするが、時代時代の重さ軽さがあるのは仕方ないことなのだろう。
第二部は、主人公の風越が通産省の外局である特許庁長官に左遷されるところから始まったので、俄然面白く拝見した。キャリア官僚にとっては、特許庁というのは今でもあのような位置づけなのだろうか? スリム化された現状では、上の方で重戦車のように主導するよりも、草の根的に下から動く方が効果的な気がするが、それは素人考えというものかな? いずれにせよ、しっかり連ドラ予約させていただきましたので、今後はガッツリ拝見します。これを見てると、みんなに嬉しい政策なんて有り得ないことが実感され、民主党の今後の取り組みにもエールを贈りたくなる。それにしても、私はどうしてこうも男臭いドラマが好きなんだろう? 「監査法人」とか「相棒」とか「白洲次郎」とかね~、青臭かったりまっすぐなのが好きなんだねぇ~♪
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