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2009年9月 5日 (土)

The Barometer Problem

 先日、私の耳の中がボコボコいったり、息子の耳からすごい耳垢が取れたりしたので、ここ数日の気圧変化を知りたくなり、ネットで「気圧変化」と入力して検索をかけた。天気に関するページや健康に関するページには、当然のごとく日々の気圧変化が掲載されていると思ったが、意外にもそういうページはほとんど見当たらなかった。春日井市の消防本部が、10分おきの気圧数値表を掲載していて驚いたが、平時にはわずかな変化しか見られないから、どこも発表しないのかもしれない。台風が接近したりすると、にわかに「ヘクトパスカル」という単位が天気予報に登場するけれど、海の上にいる台風に関しては、気象衛星での観測から予測しているだけ、ともあった。海に浮かべてあるブイに測定装置が入っている場合もあるが、多くは直接測定によるものではない、と。時々刻々の気圧配置の変化って、意外に人体に大きく影響しているのではないかなぁ~?と勝手に思っているのだけれど、どうなんだろう? その後も興味本位でついついいろいろなページを読みあさって脱線してしまった。
Barometer Newton20090904  中でも一番面白かったのは、「The Barometer Problem」という都市伝説を紹介しているページ。「高いビルの高さを気圧計を用いて測定できることを示しなさい」という先生からの問題に対し、とことんへそ曲がりな回答を並べまくったニールス・ボーアの話だ。この逸話の真偽はともかく、肝は「真の教育は、ひとつの問題に対してさまざまなアプローチを試みること、知識を使いこなせるようになることだ」ということなのだが、ニヤニヤと笑ってしまう楽しい内容で、息子にも読ませたくなった。「晴雨予報グラス」もちょっと欲しいなぁ。
 ボーアといえば、今月のNewtonの特集は「原子の正体」。エレメントハンターにはまっている息子が喜ぶのでは、と買ってみたが、ちょっと難しそうだ。「人体は主に23種の元素でできています」と言われても、いまだにピンとこない。つかみどころのない原子が、ウジャウジャと固まって人体を構成する様を想像してみるが、その不思議さは学生時代のまま。じっと手を見る。

PS:昨晩、高校生クイズを見ていた息子が一言ボソリ…「この人たち、ホントに人間?」――― 世の中にはスゴイ人がいっぱいいるんだぞぉ~

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