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2009年10月 4日 (日)

筑波大附属中学 学校説明会

 土曜日は、茗荷谷から徒歩10分ほどのところにある筑波大附属中学の学校説明会に行ってみた。ドアtoドアなら40分ほどなのだが、文教地区の素晴らしい環境にある上、街自体がきれい、敷地がものすごく広い、緑も多くてとにかくゆったりしている。一目見てすっかり気に入ってしまった。
 講堂は保護者や小学生で満杯になり、座れない人も多数。例年5.5倍ほどの倍率だそうだが、男女合わせて約70人しか募集しないのだから無理もない。説明会が始まるまでの待ち時間、壇上のスクリーンには学校生活の様子を編集した見事なスライドショーが洒落たBGMとともに流されていてサービスも満点。
 最初は、学校長の藤堂良明先生から、121年にわたる学校の沿革や、教育方針などについてのお話しがあった。すっかり一般名詞化した“修学旅行”という言葉は、当校が1894年に使い始めた言葉なのだとか。その後、数人の先生方が入れ替わりながら、教育活動や教務内容について説明してくださった。「啐啄同時(そつたくどうじ)」「強く正しく朗らかに」という校訓の紹介や「自分のことは自分でやった上で、余力を残し、その余力で人のために尽くす」などという教育目標にも触れられた。
Tsukufu20091003  特徴的なのは入試。なんと試験科目は8教科! 国語・理科の2科を50分で解き、算数・社会の2科を50分で解き、音楽・図工・家庭の3科を30分で解いた後、午後には体育の実技検査があるとのこと。配点割合は国・算が10、社・理が5、音・図・家が2で体育が3。国語と音楽ではヒアリングもあるという。前後期制で土曜日の授業は隔週。体験学習も非常に多く、年間を通して全国からたくさんの先生方が見学に来るほど、授業内容も充実しているらしい。学校案内のパンフとDVDを1500円で販売していたので、買ってきて息子に見せてみた。「学校が広いと、気持ちがゆったりするよね」と、久々に意見の一致をみた。この環境で、義務教育期間の授業料はタダだなんて、信じられない! 中学生の間は、共学校の特色として、女子の方が男子よりも存在感があって校内を統治しているように見える。これは慶應中等部の印象と同じで、筑波大附属でもやたらと女子の方が目立っていた気がする。当校は、高校進学の際、内申と内部テストを総合して8割ほどに絞られるとのこと。そういう意味では通常の中高一貫より厳しいわけだけれど、中だるみせずに済む良い方法と言えなくもない。
Dango20091003  夜、中秋の名月を見た後、月見だんごを食べながらやっとこ息子から聞き出した嗜好としては、「学校はきれいな方がいい」「共学でも男子校でも別にどっちでもいい」「廊下や階段が広い方がいい」「人数は多いよりは少ない方がいい」とのこと。以前のゼロ回答に比べれば、多少条件が出るようになってきた。この調子で条件が増えていけば、漫然とした学校めぐりをせずに済むようになるかな?

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