何事もむずかしいぃ~!
2016年のオリンピック開催地を決めるコペンハーゲンでの投票を見守った。我が家の面々の予想は、夫がシカゴ、息子が東京、私がリオだった。1回目の投票でシカゴが敗れ、2回目で東京が消えた。そして決まった開催地は……「リオ」(Bingo)!!! プレゼンテーションにはPassionが最も必要、と語られていたけれど、何事もなかなか万人の思い通りには運ばない。オリンピックに出場するのも大変だが、開催地になるのも難しいものだなぁ。
もしも東京招致に成功したら、6年間ほど夢をみられる!と楽しみにしていたが、名古屋・大阪に続きまたも落選。やはり粛々と日々の努力を続けて、夢は自分で掴み取るべきか。息子にも、せいぜい一所懸命勉強してもらいたい。
息子が通う塾のカリキュラムは非常によくできていて、いわゆるスパイラル形式というのか、易しい問題から徐々に難しくなる道筋に“流れ”を感じて心地よい。だから、塾に全出席して集中して取り組んでいれば、自ずと力がつくだろうと信じている。
しか~し、先日またいつもの気まぐれで算数の「通過算」の授業を欠席してしまった息子。いつもならそれでも、難しそうな問題を2~3問解いて解説を読めば、本人だけである程度は解決していた。今回の欠席分もそれで大丈夫かと思って見ていたら、どうも頭を抱えている。今回のテーマの“流れ”は、「通過(基本)→通過(応用)→すれちがう(基本・応用)→追いこす(基本)→追いこす(応用)」と進むのだが、どうもいつもより難しくなる度合いが高かったらしい。仕方なく私も目を通してみたのだが、“相対速度”の概念を小学生が納得する形で伝えなければならず、解説だけ読んでもサッパリわからない。
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鉄道線路と並行な道を、毎時5.4kmの速さで歩く人と、毎時10.8kmの速さで自転車で進む人がいます。2人の後方から来る列車が、歩く人を30秒間で、自転車の人を40秒間で追いこしました。列車の速さは毎時何kmですか。(自転車の長さは考えません)
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算数の問題だからもちろんいろんな解き方ができるのだけれど、塾の先生は“相対速度”について、どうやって小学生に説明したんだろう??と興味津々になった。「距離÷時間=速度」という公式で感覚的に解ける子はたくさんいそうだけれど、理屈を説明しようとするとすごく難しい気がするのだけれど。。。手をかえ品をかえて説明しても「なんとなくはわかるんだけど…」とスッキリしない様子。
私が怖いなぁと思うのは、似たような問題を繰り返し解いていると、理屈がわからなくてもなんとなく形式的に解けるようになってしまうこと。息子も時々、理屈を考えるのではなくて、「このパターンの問題の解き方はどうやるんだっけ…?」と記憶を探るようなそぶりをする。せっかくのスパイラルも、パターン記憶の道具になってしまっては形無しだ。この問題、息子はまだちゃんとわかってないみたい。私も、小学生が納得するような説明が思い浮かばない。こういう問題に当たると、方程式の偉大さを実感するし、小学校の先生の大変さもしのばれるというものだ。私が小学生の頃は、教科書の基本問題だけで満足して遊び回っていたものだけれどなぁ~。
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