開成→麻布 説明会ハシゴ
今日の感想を一言で言うと?の質問に「つかれた~」と即答した息子、確かに、私も疲れました。
土曜日は、スケジュールの都合で息子と二人、午前中は開成中、午後は麻布中の学校説明会に行ってきた。どちらの学校も、黙っていても志望者多数の学校だから、説明会に対して危機感をもって臨むということはないのだろう、際立って工夫されたような感じはなく、ごくごく常識的な学校説明会だった。
開成中学の先生方は、良くも悪くも学究肌なのか、あまり講演者相互の刷り合わせや聴衆への媚もなく、自己完結しているイメージだった。始まって10分もしないうちに、隣の息子が小さな声で「寝てもいい?」と聞いてきたときにはガックリきたが、こういう大人の話を辛抱強く聞ける力も開成には必要ということなのだろう。巣鴨と同じフンドシ遠泳があることにも驚いたが、もっと驚いたのは国語の教材。男子だけの学校だからこそ、教材に『4TEEN フォーティーン』や『ヴィヨンの妻』を取り上げられるのだろうが、ちょっと消化不良になりそうな気もしないではない。筑駒での『堕落論』にも驚いたが、教材選びにも校風が出るなぁ…と私立の味に舌を巻いた。「受験生の君へ」というリーフレットは、本当に受験生向けの文章になっていてとても良かった。それだけは真剣に読んでいた息子だった。
麻布中学で印象的だったのは、創設者の江原素六先生の「青年即未来」という教育理念を強調されていたこと。生徒の卒論のボリュームや、麻布文庫なる教職員による執筆活動も面白いなぁと思った。今年の野球部員は9人しかおらず、「入部してもらえれば即スタメンです」という園長先生の言葉に、会場が爆笑していた。
学校のすぐそばにある有栖川宮記念公園で少し遊んでから行ったのだが、日本庭園風の部分と、アスレチック風の部分と、図書館部分とがあって、かなりの敷地面積。広い公園がそばにあるというのは魅力的だ。
どちらの説明会でも、息子はうつらうつらして眠たげだったから、さぞつまらなかったろうと思ったが「どっちも楽しそうだね」と言われて面食らった。まったく何を考えているのやら??? 楽しそう以前に、もっと勉強しなけりゃ、君には夢のまた夢であることを自覚せよ~!
| 固定リンク
« 『こども論語塾』 | トップページ | ものの燃え方 »
「中学受験」カテゴリの記事
- あれから一年…(2012.01.31)
- 制服採寸(2011.02.17)
- 待ちぼうけ…繰り上げ終了通知(2011.02.23)
- 雪の中の説明会(2011.02.12)
- 息子の中学受験2011 総括(2011.02.07)
コメント