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2009年11月11日 (水)

『弁理士 合格者に学ぶ勉強法』

1book20091110  昨日、本年度の最終合格者813名の発表があった(おめでとうございます!)。また“特許2.0”の提案などもあったようで、時々刻々、知的財産権法の状況も変化しているらしく、焦燥感は募るばかり。
 たった一人で自宅で受験勉強をしていると、学習のペース維持やモチベーションなどがズルズルと緩み、横道に逸れたり息抜きの方が多くなって、とにかく自信がなくなってくる。そんなときお世話になるのが、ガイダンス本や合格体験記。これまでも、奥田百子氏の『こんなにおもしろい弁理士の仕事』や、奥町哲行氏の『働きながら2年で! 弁理士 最短合格の時間術・勉強術』などを合間合間に拝読し、その都度なんとか自分自身を発奮させてきた。が、このところ“学ぶべきこと”の膨大さに眩暈がし、先の見えないトンネルの中にいるような気分が高じてしまい、余計なものを読んでいる場合ではないと思いつつ、納冨美和先生の『弁理士 合格者に学ぶ勉強法』を読んでみた。
2book20091110  13人の先輩諸氏の勉強法は、それぞれ参考になる部分が多かったのだが、J・Mさんという方の学習姿勢には感銘を通り越してショックを受けた。電機メーカの技術者だそうで、40歳のときに一念発起したものの、業務は多忙を極め、毎朝7:30頃出社し、帰宅は11時頃。以降2年間、奥さんやお子さんの面倒もほったらかし、それこそ一分一秒を惜しんで勉強されたようなのだ。スケジュールの組み方が半端でなく、「どうやってこれをこなしたの?!」というほど、びっしりみっちり。私などには到底真似のできない過酷で緊張感に満ちたスケジューリングで、とても参考にはできそうもないけれど、「ここまでやっている人がいるんだ!」という驚きで、自分の甘さを再認識させられ、襟を正す効果は120%だった。
 個人的には、最後に登場した深見さんという方の勉強法を参考に、まずはとにかく短答試験対策に集中して、欲張らず確実にやってみようと思った。来年の短答までに以下のことだけはやっておきたい。
 ・短答基礎力完成講座を丁寧に聴き切る
 ・過去問集を最低2回は回す(できれば3回!)
 ・特許法条文を自分なりにアレンジしてICレコーダに録音する
 ・スキマ時間には極力これを聴きまくる
204条の条文の録音にどれくらいの時間を要すのかちょっと想像がつかないが、短基礎の特実が終わった段階でトライしてみようか……。
 自分の学習の進め方に一向に自信が持てないことに変わりはないけれど、人それぞれのペースで進んでいくしかないんだよな~。。。

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