物理学会誌12月号
家人が持って帰ってきた物理学会誌12月号をパラパラと読んだ。本号には「湯浅年子生誕100年」の小特集などもあり、女性と仕事について考えさせられる内容が多かった。また、シリーズ「ポスドク問題」(その20)では、百武幸子さんという方がポスドクから特許管理士、e-Learning開発、弁理士、大学講師などの仕事に従事してきた経緯が紹介されていた。「人は年齢を重ねるごとに考え方が変わるものだと思います。」という書き出しのとおり、人生の様々な局面で、柔軟に働き方や方向性を調整されてきたらしい。それにしても、育児と仕事の両立をしながら弁理士試験に挑戦し、2年間で合格されたというから驚いた。本当に世の中には、人間の鑑のような人がたくさんいる! 女性ながら、素粒子物理を研究し、英語も堪能で海外での研究生活も長く、e-Learning開発にも携わって、一時は特許事務所勤務も経験されているなんて、いい加減私自身もずいぶん職を転々としてきたけれど、これだけの経験を積んでおられれば怖いものなしではなかろうか。。。私は、息子の中学受験を言い訳にして、来年は短答試験しか眼中にない状態になってしまっているけれど、考えてみれば人生を無駄遣いしているのかもしれないなぁ。。。(中学受験研究も個人的にはとても面白い素材だと思っているけれど。。。)
金曜日は久しぶりに、元の会社の先輩からメールをいただいた。目下、iPhoneやiPod Touch向けのe-Learningコンテンツの開発をされているそうだ。手始めはITパスポート向けの用語集やクイズ集的なコンテンツを作られたそうだが、なかなか好評とのこと。確かに、携帯端末向けのe-Learningコンテンツは人気が高そうな気がする。私としては、Kindle向けに知的財産権法の法令集が出たら、Kindleとセットで買おうかと思っているのだけれど、それはまだ遠い未来なんだろうなぁ。
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