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2009年12月 6日 (日)

土曜の臨時授業

 土曜日の午前、息子は病み上がりのわりには元気よく家を飛び出した。インフルエンザのために2度も学級閉鎖して授業時間が足りなくなったため、5年生だけの臨時登校日だったのだ。雨の天気予報だったが、朝は晴れてそれほど寒くもなかったのでよかったよかった。この土曜の授業、別に休んでも欠席扱いにはならないという。何人くらいが出席したのかな?と訊いてみると、「ほとんど来てたよ」とのこと。「5年生だけしか校内にいないっていうのが気持ち悪かったよ」とも言っていた。
 小学校が週休2日制になったのはいつからだったろう? Wikipediaによると2002年からというから、意外に最近だ。“ゆとり教育”の実質的導入と時を同じくして始まったものらしい。本来なら、土曜日は“経験重視”の名のもとに、学校内ではできない様々な体験を積むべき曜日だったのだろうが、現実は単に習い事やスポーツに当てられるか、ただダラダラと過ごす“余暇”として使われていたような気がする。
 私自身は、生徒時代も、いっときの教員生活でも、土曜日はもちろん登校していたし、そのいずれの生活でも土曜の午後は部活動に終始していたから、月曜から土曜まで変わりなく朝から晩まで学校の中にいたことになる。思い返すと確かに、ものすごく“閉じられた世界”にいたわけだけれど、会社員になっても初期の職場では土曜も出勤日だったし、仕事柄なんだかんだと休日出勤も頻繁だったから、思えば勤勉だったなぁ。
 教育システムは世界各国様々で、どの国のものが有意に優れているとは誰も判断できないが、ざっくり聞きかじる限り、私にはフィンランド式が魅力的に見える。でも、ノーベル賞学者の数は、アメリカがダントツなんだなぁ。まぁ、形式的なシステムよりは、熱心な先生やいい友達に遭えるかどうかという“縁”の方が決定的のような気もしないではないけれど。。。

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