短基礎答練<第4回>
短答基礎力完成講座、最後の実案部分に相当手間取り、ようやく答練<第4回>をやってみた。制限時間60分でなんと初の時間不足! 最後の一問が解けなかった。しかも手間取った割りに成果がなく、15問中8問正解で正答率は53%。特許の訴訟部分と実案の特殊部分が、まったくわかっていない!
仮にも一年近く勉強してきたというのに、未だに実用新案法への気持ち悪さが払拭できない。“方式審査と基礎的要件審査のみで登録になる”というのが納得いかなくて困る。素人っぽい言い方になってしまうけれど、実案法というのは、“資力があって鉄壁の守りを自身で築ける真面目で慎重な人”か“のらりくらりと時間稼ぎしてスルリスルリと身をかわすのが上手い不真面目な人”のどちらかでないと使えないのではないかと感じてしまう(苦笑)。実案登録に基づいて特許に変更された出願のうち、何割くらいがきちんと特許査定されるのかを知りたいと思う。以下の3つ、なんだか矛盾を感じなくもないがしっかり覚えたい。
□ 実用新案権が消滅し、その後に実用新案登録無効審判により無効にされた後であっても、実用新案技術評価の請求をすることができる。→×
□ 実用新案登録に対する実用新案登録無効審判が請求され、参加人が当該審判に参加した後、当該実用新案登録に基づく特許出願がされ、その旨が当該審判請求人及び参加人に通知され、その後、審判請求人はその請求を取り下げた。この場合において、参加人が当該審判の手続を単独で遂行することができることがある。→○
□ 実用新案登録に基づいて特許出願がされ、当該実用新案権が放棄された後は、その実用新案登録に対して実用新案登録無効審判を請求することはできない。→×
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 音楽教室からの徴収額(2025.03.08)
- 新たな研修期間(2025.04.01)
- Patent2024/12「女性初の知財関係者」(2025.01.19)
- 調査の果て(2024.07.30)
- 論文や査読や明細書と、OpenAI(2024.05.07)
コメント
whitesideさま、はじめまして。
コメントありがとうございました。
下の2問は、特許の場合と同様に考えればいいことが
わかったのですが、最初の問題が、おっしゃる通り、
なんだかしっくりきていません。
「これが原則だ」と覚えることに致しました。
後発的無効にしても、非同盟国民になった場合や、
条約違反になった場合など、ケースバイケースで
考えると、余計混乱してしまいます(汗)。
細かいことを気にし始めると泥沼化しそうなので、
短答突破するまでは、とにかく過去問解説に忠実に
いこうと思います(笑)。
投稿: Taraco | 2009年12月 1日 (火) 08時52分
はじめまして。
3問あるうちの最初の問題ですが、いわゆる後発的無効理由(実37条1項6号)により、無効になった場合には、権利が有効に存在していた期間が残るので、実用新案技術評価の請求が出来ますよね。
多分、問題では「原則」を訊いているので、これで正解なのだと思いますが、ちょっと微妙なところがあるような気がします。
投稿: whiteside | 2009年12月 1日 (火) 07時17分