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2010年1月28日 (木)

「1自転」と「1日」は微妙に違う

 私と夫が家にいて、一緒に息子の勉強を見ていると、必ずと言っていいほど、息子そっちのけのバトル(ディスカッション?)が始まってしまう。
 先日も、息子の地図帳でグリニッジ天文台がどこにあるかを調べていたら、家人がおもむろに「“1日”の定義ってわかる?」と質問した。私が「そりゃぁ地球が1周したら1日でしょ?」と言うと、「違う違う、ある地点で太陽が南中して次に南中するまでが1日だよ」と答えた。「だから、それが1自転なんじゃないの?」と畳み掛けたら、「太陽系では、南中から南中までは360度より微妙に多く回ってるはずだよ」と言う。「え~っ?!」……ここからもう、ブツクサと私が反論するのを夫が正し、それにまた私が反発してどんどん声を荒げてエスカレート。……息子は「また始まった」とばかりに自分の勉強はサッサと切り上げて読書へ逃避。息子のために議論しているはずが、細かい話になっていつしかそっちのけ。
 結局この日の議論は、夫の言う“1日”は「1太陽日」、私の言う“1日”は「1恒星日」ということで決着した。太陽から見るか、系外の恒星から見るかの違いなのだけれど、地上で(約)24時間としている“1日”というのはやはり、夫の言う「1太陽日」だったので夫に軍配が上がり、私はあえなく撃沈された。くやし~!
 それにつけても、こういう議論をしている二人を、息子は“喧嘩している”と思うらしい。仲睦まじく話し合えれば、息子も話に入ってくるのかもしれず、お互いの狭量さが恥ずかしい

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