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2010年1月19日 (火)

短基礎答練<第9回>

 短答模試から間を置かず、条約の答練<第9回>にトライ。制限時間60分で5分残し、15問中11問正解で正答率は73%。試験範囲はパリ条約だけだというのに、択一問題さえ間違えてしまうあやふやさ。

 □ PCTによる国際出願が受理官庁により受理された時は、国際出願は、パリ条約第4条A(3)に基づき当然に優先権を生じさせる。→×(優先権主張がなされた国が要件判断)

 □ 同盟国の国民がいずれかの同盟国において登録出願をした商標については、本国において登録出願、登録又は存続期間の更新がされていないことを理由として登録が拒絶され又は無効とされる場合がある。→×(テルケルや輸入特許は考えない)

 条約は、国内法との兼ね合いで回答するばかりで、とてもすべてをフォローできそうにないのだけれど、“正文”が何語か?という点がなんだか興味深い。
 ・パリ条約:フランス語のみ
 ・PCT:英語およびフランス語
 ・マドリッド協定議定書:英語・フランス語およびスペイン語
 ・WTO協定(マラケシュ):英語・フランス語およびスペイン語
 ・TLT:英語・アラビヤ語・中国語・ロシア語およびスペイン語
もちろん多数の公定訳文も規定されているわけだが、スペイン語が意外に幅をきかせているのが不思議に感じられた。第二次世界大戦で中立だったせいだろうか? 一方“言語デバイド”とでもいうべき日本の母語が条約の正文になることは、遠い未来にもありえないのだろうと思うと、ちょっとむなしい(笑)。

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