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2010年1月24日 (日)

技術館リターンズ

 気持ちよい陽射しの土曜日、午前中から新宿バルト9で「遊戯王3D」を見たいという息子に付き合って出掛けたが、生憎の満席。予想通りの展開で、翌日の座席を取ってそそくさと退散。
 その後はいつもの科学技術館へ。北の丸公園では、早くも咲いた梅を目にして、春がすぐそこまで来ているのを実感した。この日の“ワークス”の実験は本当に楽しくて、先生のジョークに大笑いしながら全3コースを見てしまった。「楽しい科学」の後半→「超低音」→「楽しい科学」と、2時から4時半まで飽きずに5階の展示室にいた。
1_201001232_20100123    砂糖風船を空気砲で割って、空中に散乱させる実験。風船液は50ccの水と50gの砂糖を混ぜ、そこにちょっとだけ中性洗剤を加えるのだそう。冬場の乾燥を活かして、静電気で形を整えながら水を蒸発させ、糖分で硬くなった風船を空気砲でパンッと割る。子どもたちがカケラを取っては口に入れ「あま~い!」と喜んでいた。代表して口めがけて砂糖風船を突進させてもらった子の顔には、見事に風船が正面衝突して、全面が砂糖でキラ光りしてしまった。みんな大笑いだけれど、当人だけは「もう二度といい!」と叫んで、余計に笑いを誘っていた。
3_201001234_20100123   漁船などで魚を集めるための、ルミノール反応で光る液体混合も見せてもらった。ドロドロの深紅の液体に、スライム作りでも使う透明な液体をどくどくと注いだらあら不思議。ビーカー全体が蛍光ピンクに光りだし、「1~2時間は光り続けます」とのこと。蛍の光と同じ光だそうだが、あれくらいの巨大蛍がいたら、風情ないだろうなぁ~(笑)。最近ではお祭りでこの光を発するブレスレットや首飾りを売っていたりするから、小学生には見慣れた発光現象だったようだが、これだけ大量の混合液だとインパクトがある。
5_201001236_20100123   おなじみの液体窒素実験では、カーネーションを凍らせたり、風船をしぼませたりといういつもの実験をまずは観賞。もう何度か見ているはずなのに、息子は夢中で先生の手先を見つめていた。今回はこの他にも、コーラを液体窒素で冷やしてアワアワにしたりした。また、いつものマイスナー効果ももちろん見せてもらったりした。「ピン止め効果」のほかに「フィッシング効果」とも言われるマイスナー効果の実演で、逆さにしてぶら下げて見せてもいただいた。液体窒素でうがいをして見せる先生にびっくりしつつ(「よい子はマネしないでね」の注意付き)、あまりに豪快に液体窒素を使うので、「いくらくらいするんですか?」と尋ねたら、「1リットル2~300円ですね」とのこと。空気の大部分は窒素だから、素材に不自由はないわけだが、さすがにどんどん蒸発してしまうので、2~3日おきに買い足さなければならないのだとか。
7_201001238_20100123    最後は洗濯のりを入れたシャボン玉と空気砲のコラボ実験。空気砲で煙のリングを発射して遊んだ後、水&洗濯のりを半々と液体洗剤を少々で1リットルの風船液作り。大小さまざまなシャボン玉を作って飛ばしたり、器用に風船メリーゴーランドを回して見せたりしてくれた。巨大風船を巨大空気砲で割ったらば、宙で洗濯のりが固まって、クラゲのようになって漂っていた。これ、洗濯のりの代わりに今話題のアクアマテリアルで作ったら、どんなふうになるのかな~?
 この他にもブーメランを作って、飛ばし方を教えていただいたりもして、本当に半日存分に楽しんだのだった。

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