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2010年3月 6日 (土)

入試分析会2010

 塾の入試分析会があったので聴いてきた。2時間にわたり、総括と各教科ごとの注目問題紹介。大学入試と同様、ご時世を反映して「安(安い)・近(近い)・少(少ない)」がキーワードの志願状況だったとか。総受験者数は約39,900人で前年比3.5%減。1人当たりの出願は6~7校(そんなに!?)。女子が強気な姿勢なのに対し、男子は安全志向で守りの出願だったそうだ。
 1月入試では、埼玉の栄東の東大選抜クラスや、開智の創造先端クラスが人気で難化。1月下旬日程の千葉の東邦大東邦・市川・渋幕は軒並み減少(インフルエンザ対策の模様)。
 2月入試では、御三家は微増しているのに対し、早稲田系は系列校同士で分け合う形になっており、慶應普通部や海城等も減少。巣鴨と攻玉社が増加といった感じ。
 受験向きの子どもの特徴を4つ紹介してくださったのだが、それを聞いてまたまた頭を抱えた。
・「4教科バランスよく学習した」
 →うちは社会が極端に悪い上、やりたがらない!
・「基本に忠実に継続して学習した」
 →うちは基本的な問題はやりたがらない!
・「心が素直・謙虚・感謝の気持ちで溢れている」
 →うちは、ヘソ曲がりで変なとこ自信家で横柄!
・「最後まで志望をあきらめず頑張った」
 →これは今後のことなのでわからない…
何やら真反対な印象。どれも一朝一夕に変えられるような目標ではないけれど、今後の課題としておこう(汗)。(中学受験は“運”と“相性”です、とか言ってもらえると気楽なんだが…
 面白かったのは、具体的な入試問題の話。注目問題として紹介されたのはどれもこれも面白い問題なのだけれど、(こんな問題を本当に、あと1年で解けるようになるの?!)というような難しいものばかり。学校ごとの傾向も年ごとに変わるようで、あまり過去問に頼りすぎるのはよくないとのこと。一例として笑ったのは、麻布の国語。毎年“少年の成長”&“家族の絆”という、まるで少年ジャンプのようなテーマ性があった麻布の国語が、今回は“木に登る牛”で、“この世に自由なんてない”的なテーマで意表をつかれたそうだ(笑)。あとは、開成の算数の平均点が例年になく高く、難問奇問が解けるより、基本的な問題を着実に解ける子どもを欲しがっているのか?!というような変化も。多くの学校で、算数が得意な子には厳しい試験構成だったそうで、我が家には耳の痛い話ばかり。理科に関しては、単なる暗記知識以外を問う問題が断然多い傾向で、題意把握力や網羅力・時事ネタや原理理解などが求められているそうだ。
 まぁ、紹介されているのが超良問だったり特徴的なものだからかもしれないが、今息子が日々眼にしている問題とは似ても似付かぬものばかりで、不安は一層大きくなる。卒母さんが「過去問は、6年の秋以降にやっと解けるようになった」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるが、そういうもんだろうか…。
 まぁ、できるできないはともかく、小学生のうちから、こんな良問に触れられる息子がうらやましい。一方の母は、中学受験という世界を知らずにノウノウと大人になって、みんなと同じ土俵に上がってるつもりでいた自分がコッ恥ずかしいのなんのって。
 先日息子とこんな話をした。「今の勉強でさ、○○は“三匹の子豚”のレンガの家の土台を作ってるみたいだね。ママなんて、藁の土台に藁の壁なもんだから、今からレンガの屋根を積もうとしても、す~ぐ崩れちゃって泣けてくるよ」ブーブーブー

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中学受験」カテゴリの記事

コメント

○○ママさま、お久しぶりです(^^)
 どの塾でも報告会があるのですね。
全体の傾向を知るにはよい機会かと思いますが、
結局は個々のご家庭で様々な考え方があるので、
こうした情報は参考程度に聴いておくことに
しています。どんな問題でも、楽しめる体質に
なってくれることが一番だと思っています。
お互いがんばりましょう♪

投稿: Taraco | 2010年3月 7日 (日) 08時09分

こんばんは。お久しぶりです~。
我が家が通塾中の塾とは真逆の結果ですので驚きましたです!女子は安全志向!男子はチャレンジ! 開成は前代未聞の優しい問題!どうした?開成?・・との先月の結果報告会でした・・・様々な意見があってしかりですが、真逆の結果報告会・・いや~どの情報を信じたら善いやら・・・・

投稿: 〇〇ママ | 2010年3月 6日 (土) 21時59分

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