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2010年3月の31件の投稿

2010年3月31日 (水)

3日で完成!SPACEWARP5000

1_201003272_20100327   土曜日に実家の両親からもらった「SPACEWARP」という組み立て式オモチャを、土日月の3日かけて組み上げた息子。思ったよりデリケートな上、パーツのセットに力が要るものだったようで、夫や私に力仕事の依頼をしつつ試行錯誤の末、オリジナルコースを作って見事な循環ピタゴラ装置を完成させた。一人前に、最初から一回転ループも組み込んで、なかなかの出来映え。SPACEWARPには5段階のレベルがあるらしく、息子がもらった5000というのはちょうど中間レベルなのだが、10000という最高レベルのものは倍の値段で物量も倍。小学生が一人で作るには少々難しそうだ。
3_201003294_20100329   それにしても、置き場に困るオモチャで、現在空きスペース物色中。せっかく作ったものをすぐに分解してしまうわけにもいかず、かと言ってずっと飾っておくには装飾性もなくて。。。やれやれ~、どうしたものか

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2010年3月30日 (火)

花曇りサクラ・ブッフェ

 月曜日、三寒四温の寒に当たってしまったが、約1年ぶりに女性4人で集まっておしゃべりタイム。以前にも訪れたRoyalParkホテル20Fの“オルフェウス”でのランチ・ブッフェだ。以前勤めた出版社の同僚だが、今は皆、それぞれ違う職種になっている。相変わらず、私以外の人が休暇を取ってのセッティング。この春、息子さんを神奈川の私立中学へ進学させるママさんの、受験慰労会も兼ねて。1時に集合して、4時半までしゃべり続けてしまった(オルフェウスは、こんなおしゃべり集団にも寛容で、時間制限なしに居座らせてくれるところがいい!)。
 それぞれの仕事の話、子どもの近況、受験の話、健康の話などなど、あっちへ飛びこっちへ飛びしながら、あれこれ情報交換。個人的には、受験を終えたママさんに、苦労話などを根堀り葉堀り尋ねてイメージトレーニングさせてもらった。受験期直前の2~3ヶ月はお母さんも体調を崩すほど精神的なストレスが大きかったという話や、神奈川や東京の公立入試事情とか、メンタル・サポートの話など、明日は我が身の苦労話が盛りだくさん。いろいろ不安も募るけれど、子どもの進路が決まってスッキリと解放された様子の友人の顔を見ていたら、まぁどうなろうとも、前向きに歩いていればいいや、という気がしてきた。息子さんのために買い置いたといういろいろな過去問集やノートをおみやげにいただいたので、今後活用させてもらおうと思う。
Tower20100329 20100329  この日は、スカイツリーが東京タワーを抜くということで、20Fから遠目に見えた東京タワーを記念に撮影したが、望遠なしの携帯カメラだったので、マメ粒のようにしか撮れなかった(汗)。ウェイターさんに4人での集合写真も撮ってもらい、「次は半年後くらいかな?」と淡い約束を交わしてお開き。季節はずれの冷たい空気に揺れる桜を見ながら、それぞれ帰途に着いたのだった。

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2010年3月29日 (月)

記念日間近ランチ

Souve20100327Mansei20100327   土曜日は、実家の結婚記念日と息子の誕生日が間近に迫っているのにかこつけて、秋葉原の万世で合同ランチをすることにした。両親は、先月の台湾旅行のおみやげを持ってきてくれた。黒檀のお箸としゃもじ、乾燥マンゴー、プーアール茶、蓮の実の蜂蜜漬けなど。さらに息子の誕生日プレゼントにと「SpaceWarp」という組み立て式インテリアトイも!
 万世では、牛型オルゴールでハッピーバースデーの曲を流してもらい、記念撮影。みんなでボリュームたっぷりのステーキを食べながら、台湾のおみやげ話を聞かせてもらった。毎度格安ツアーでぐるりと観光地を周遊する旅を繰り返す両親は「でもねー、ツアーで行くとなぜか記憶にあんまり残らないのよね~」と贅沢な感想(汗)。今度は高野山に行くとか言っていたが、国内旅行くらい個人旅行にすればいいものを…。
1sakura201003272sakura20100327   午後は、上野か飛鳥山で桜見物するという両親を見送り、私たちは家族で近所を散歩。こじんまりとした桜並木でも、日向の桜はかなり開いて、くるくると風に舞って落ちる一輪ずつの花が可愛らしかった。

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2010年3月28日 (日)

エレメントハンター、終わる

 私は、滅多なことでは、息子のことを買い被ったりしないけれど、これだけは言える。NHK教育テレビのアニメ「エレメントハンター」を日本一真剣に観ていたのは、多分うちの息子ではなかろうか?
 昨夕、約一年にわたって放送されてきた番組が、最終回を迎えた。最後の最後まで、データ放送での元素集めをきっちりとこなし、全113種類の元素を集めきっていた息子。涙と笑いの最終回で、未来への余韻を残す結末に、満足げだった。
Elements20100327  この番組を見始めてから、元素がらみの本を2冊も読み、水素からウランまでの元素をすべて順番に覚えきった。「とにかく笑って、ミライオレンジ!」とか「バッカじゃなかろーか」とか「怒涛の薀蓄~」とか、面白いセリフも日常的に真似して使っていた。Vジャンプのマンガも読み、エレヴァイルのオモチャのプレパラートも集め、DSのゲームもやり、ノベライズも読み、カレンダーも買って、とにかくそのハマりようはスゴかった。「ボク、ここまでハマったアニメは生まれて初めてだよ」と自分でも言っていた。
 トムという登場人物のファンだったらしく、何かにつけて意識しているのが傍目にもわかった。よく、過去の偉人の言葉を引用してしゃべるのがトムの癖だったようだが、私も「ソローは言った。…」のセリフには胸キュンとさせられたものだ。ただ、アリーという女の子が死んでしまったというニュースが流れたときの、トムの素っ気なさにあきれて、後半の好感度は下がっていたのだけれど、今思うと、トムだったら、あのニュースが似非だということを最初から見抜いていたのかもしれず、人情味のない素振りは単なるポーズだったのかも…と、贔屓目に見るようになった。是非とも、頭脳明晰なトムのようになるべく、この一年はしっかり勉強に励んで欲しい
 …とまぁ、親子ともども一回も欠かさず、よくぞ!というほど楽しませてもらったアニメ。スタッフの皆様、どうもありがとうございました~♪ データ放送の最後にアンケートがあったのだけれど、抽選で300名にユノ(番組中のアンドロイド)のぬいぐるみが当たるとか。我が家に当たらずして、どこに当たるというのか~!? 是非是非是非、当たりますように~!!!!!
(来月からは、私の大好きな「メジャー」の続編が始まるのかな?? こちらもまた、楽しみ楽しみ~

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2010年3月27日 (土)

上野公園の桜♪桜♪

1_201003262_20100326   金曜日は、私立学童クラブ状態で、朝から男の子3人を連れて上野公園へ。2分~3分咲きの桜を目当てに、たくさんの人が押し寄せていた。園内にはボンボリが飾られ、あちこちお花見の場所取り係がポツネンと座っていた。
 男の子たちは、花になんて全く興味ないらしく「お花見なんてさぁ、お酒飲みたい大人が口実に使ってるだけだよねぇ」と文句タラタラ。桜並木を早足で通り抜け、そそくさと科学博物館へ向かった。屋上からスカイツリーの進捗状況を確認した後、ぐるぐると館内を巡る。春休みに入ったばかりのせいか、親子連れが結構来ていてほどよい混み具合。
3_201003264_20100326   向学心旺盛な男の子たち!に見えるかもしれないが、実のところは館内を走り回りたいだけ(汗)。エスカレーターがあるにもかかわらず、敢えて階段で移動する彼ら…。「ラクダ、でかい!」とか「この化石、ホンモノ?」とか「天然の白金だって!」とか、単発的な叫びを発しながら、走る走る。。。2時間ばかりウロウロした後、桜並木に戻って屋台のタコ焼き&焼きソバランチ。青いシートの上の場所取りお姉さんが「どうぞ、そこに座って食べて」と言ってくださり、絶好のロケーションで花見ランチとなった。近くでコヒガンという種類の小ぶりの桜が満開になっていて綺麗だった。
5_201003266_20100326   公園口では、朝日新聞と台東区と三井不動産のコラボ号外が配られていたが、なかなか洒落た配布物でナイスアイディア。上野公園ではなんと50種類もの桜が楽しめるそうで、この桜マップ片手に上野散策というのも乙な感じだ。残念ながら子どもたちは、さっさと帰宅して家でゲームをしたいと言うので、最後にソフトクリームだけ食べて帰ってきた。まさに花よりダンゴ。風情のわかる男になるのはいつの日か…(涙)。

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2010年3月26日 (金)

カウチdeゲームな男たち

Game20100324  水曜日・木曜日と、卒業式や終業式で昼前後に帰宅した息子は、午後中、友達とソファでゲーム三昧。夕方以降の塾で座りっぱなしになるんだから、せっかくの自由時間は外で思いっきり走り回れば…とはいうものの、生憎のお天気。否、ピッカピカの快晴だったとしても同じ光景を見るのだとは思うのだが(汗)。
 夢中になっているのは「パワフル プロ野球12」とかいう野球ゲーム。息子も「10」と「11」を持っているが、友達が最近「12」を買ったらしく、飽きもせずずーっと隣に座って見ているのだ。時々「あっ! そこやらせて!」とか言って交代させてもらっている。自分の野球スキルが上がるわけでもなし、一体何が楽しいんだろう???
 ニュースで、種子島や徳島に家族で移住して、農業や漁業に従事しようという人が増えている…と報道されているのを聞き、「うちも、あんまり○○(←息子)が運動不足になるようなら、いっそのこと移住しちゃうか?」と私が言ったら、夫が「いやぁ、○○はもうすっかり江戸っ子だから、無理だろう」と言った。それを聞いていた息子、「江戸っ子は、宵越しの金は持たないんだよ!」とワケのわからぬつぶやき。昨今のチビッコは“カウチdeゲームが江戸の華”ってか!? そんなわけ、あるか~。天気が回復したら、なんとしても外遊びさせねば!と鼻息の荒い私である

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2010年3月25日 (木)

重要項目ひととおり

 特・実、意に続き、商、その他の重要項目小冊子問題をやってみた。
商標:8分オーバーして23問中18問正解(78%)
その他:13分余り29問中27問正解(93%)
なんともムラのある出来。商標のときは、問題を解きながらなんと船を漕いでしまい、数分間意識が飛んでいた(汗)。うまく集中できると結果にも表れるが、気が散ったままの状態で取り組むと悲惨な結果になる。
 これ以降はまた、アドヴァンステキストと過去問の3周目4周目をやろうと思うけれど、私の弱点は、分野が固まっていると周辺知識を思い出しやすいのに対し、分野がゴチャマゼの混合状態だと注意散漫になるところだ。一問一問すばやく頭を切り替えられるようにしないと! 3周目に入る前に一度、21年度の本試験を本番さながらにやり直してみようかな?(これで去年より出来が悪かったら、もう立ち上がれないかもしれないけど…

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2010年3月24日 (水)

みんなの体操

 先週の火曜日から、朝6:30~6:40の10分間、教育テレビで放送している「みんなの体操」をやっている。ラジオ体操のテレビ版だ。今月頭に首筋を違えて以来「あ~、もう若くないなぁ」と実感していた私は、何かしら定期的に身体を動かす必要を感じていたのだが、近所のジムやプールに通うのも、毎日となるとなかなか億劫で腰が上がらない。もっと手軽で長続きしそうな運動はないものか…と考えた末、「みんなの体操」に思い至った。運動というよりは、単なる筋伸ばしのウォーミングアップなのだけれど、毎朝10分身体をほぐすだけでも、何もやらないよりはいいだろう。
 過日、日本航空の最年長パイロットである小林機長さんが引退フライトを終えたというニュースがあったが、なんと彼、42年間の仕事人生で一度も病気で休んだことがないそうだ! また、聖路加国際病院の日野原先生は、今年で数え100歳にもかかわらず、まだまだ現役で回診等を続けておられるとか! こういう話を聴くと本当に頭が下がる。人の安全や健康を支えるために人生を捧げ、たゆみなく日々の業務を積み上げる素晴らしさ! 自分自身の健康管理もよほどきちんとされているのだろうと思う。世の中は、こういう地道な人に支えられているんだなぁ…。
 アメリカでは、国民皆保険制度が下院でも可決された。逆風も多かったようだけれど、いよいよという感じ。こういう制度下では、恩恵に預かる機会がなく、人を支えるばかりになる人も出るのが当然だが、健康でいられることのありがたさを思い、新制度が快調に整うとよいなぁ…。

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2010年3月23日 (火)

3学期はあと3日

Sakura20100322  月曜日は家の中をあれこれ掃除したり整理したり、ちょっとだけ散歩に出たり。夫はこの3連休、出張で留守だったため遠出はできず。近所のソメイヨシノがちょっとだけ咲いていた。蕾もだいぶ膨らんで、ほんのりと全体がピンク色に染まっていい感じ。
 息子の小学校も今日・明日・明後日で春休みへ。今日は辛うじて6時間ながら、明日が卒業式で12:20まで、明後日は終業式のみの10:15下校……以降10日間の春休みだから、私のまとまった自由時間はしばしお預け。この期間は、新学年・新学期に向けて、貯まりに貯まった本やらオモチャやらプリント・教科書類など、少しずつ整理して、家の中をスッキリさせたいと目論んでいるが、うまくいきますかどうか…。

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2010年3月22日 (月)

ホーキング・クラス修了!

Colors20100321  日曜は、今年度最後のサイエンス倶楽部だった。“ホーキング”クラスと銘打たれた今期のさまざまな実験、息子はずいぶん楽しんだ様子だった。
 最終回は「水溶液の性質」。今回の実験のために、新品の試験管を大量におろして、10種類の水溶液について5種類ずつの試薬を試し、実に全50種の変化を見たというから、先生の準備は相当大変だったと思う。一般的な教科書や問題集では、無味乾燥に「赤」とか「青」とか書かれている色だが、実際にはとてもバラエティに富んだきれいな色々だったようで、子どもたちにも印象深かったことだろう。実験用ゴーグルをして、塩酸や水酸化ナトリウムも扱ったようだし、おみやげにリトマス試験紙もいただいた。
Science20100321  最後の10分で修了証の授与式もあり、みんなちょっと満足気な様子で、お互いに拍手して讃えあっていた。帰り際、息子が先生に「先生、BTB溶液の“BTB”って何の略ですか?」と質問したら、先生は丁寧に試薬ビンを持ってきてラベルを見せてくれながら「ブロモチモールブルー(Bromothymol Blue)の略だよ。緑色してるのにブルーなんて変だけどね(笑)」と教えてくださった。いつも本当に丁寧に対応してくださり、息子はサイエンス倶楽部にゾッコンのようで、6年生カリキュラムも申し込んでいる。受験勉強で忙しくなり、土曜日の塾の5時間授業をこなした翌朝、日曜午前のサイエンス倶楽部に通うのはしんどくなること必至だが、息子の疲労度とにらめっこしながら、付き添いは続けようと思う。
Snowdrop20100321  この日は春分の日。お天気もよくポカポカだったので、あちこち寄り道しながら4時過ぎに帰宅すると、鉢植えのスノーフレーク(スノードロップ?)が一輪、小さく風に揺れていた。蕾にはまったく気付かなかったけれど、いつの間に咲いたんだろう?? あ~、いい季節になってきたなぁ!

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2010年3月21日 (日)

否決祝いの晩御飯

 先週の金曜朝、ニュースを見ていた息子が言った。
「今晩の晩御飯は、“否決祝い”のマグロにしようよ!」
 木曜には、同じくニュースに映っていた静岡の人が「1週間に2~3回はマグロを食べているので、食べられなくなったら困る」と言っているのを聞いて、
「いいなぁ~、うちなんて1ヶ月に1回食べさせてもらえるかどうかだっていうのに…」
と、愚痴っていた。
 お刺身の晩御飯は、エンゲル係数を気にしなければ、主婦にとっては超らくちんメニュー。「そうだね~。この機会に、マグロのありがたさをかみしめるためにも晩御飯はお刺身にしよう!」と、金曜はスーパーに自転車を飛ばして、マグロやらサーモンやらを買い込みに走った。近所のピーコックというスーパーに入っているお魚屋さんのネタはとても良いので、安心して買うことができるのだ。
 マグロの完全養殖が進んでいるというニュースも流れていたが、今回のことで、日本人の多くが、マグロなしでは生きていけそうにない~!とか、人間は他の命をいただかないと生きてはいけないんだ~!ということを痛感したに違いない。稀少だからとかいうよりも、“必要な分だけをありがたくいただく”という姿勢が大切なんだろう。また、牛やら豚やら鶏やらにしても、影で血にまみれて仕事してくれている人への感謝の気持ちも忘れてはいけないと思う。
 夕食時、お刺身をパクつきながら、
「う~ん、やっぱりおいしいよね~♪」
とご飯をおかわりする息子を眺めながら、(モナコの人の気持ちもわからなくはないけれど、やっぱりきちんと漁獲量を管理しつつ、マグロを食べられる人生であって欲しいなぁ)と思った。(それでも我が家では1ヶ月に1回!)

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2010年3月20日 (土)

過去問2周!

Tantou20100318  遅々とした過去問消化作業だが、木曜日にやっとこ2周完了した。『弁理士試験への招待』という本には「6周しなさい」と書いてあるのだが、ここでちょっと一呼吸置いて、以前予備校のポイントで買っておいた“重要項目”のまとめ問題をやってみることにした。これは特実・意・商・その他と4分冊になっており、それぞれ正解率が65~70%以上という、合格者ならできて当然の問題が集めてある。
 昨日、特実と意匠の問題をやってみた。特実は90分で全28問中23問正解で、正解率は82%、意匠は78分で全27問中22問正解で、正解率は81%だった。100%正解が求められる問題ばかりなので、決してよい成績とは言えないが、まるで見当違いの勉強をしているわけではない!…と思い込みたい私にとっては、ボチボチの成果。他分野もこの冊子で重要項目チェックして、残りの日々はまた、淡々と過去問やら模擬テストやらを消化していきたい。
 新年度を迎えたら、またいろいろと行事も目白押しで、まとまった時間を取りづらくなるけれど、マイペースでがんばろう!

 このタイミングで、青本の18版が発売されたようだ。特許庁のホームページからも一括ダウンロードできるらしい。はて、あまり手を広げすぎて収拾つかなくなるのも困りモノだが、18版、買うべきか買わざるべきか…(汗)。

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2010年3月19日 (金)

男の子の勉強の仕方

 小さい頃から、どうも自分の知識は、頭の中だけにこじんまり収まって、使い勝手が悪いなぁ…と思っていた。それにひきかえ、たとえ成績は悪くても、驚くようなアイディアを出す男の子というのが時々いて、男子と女子って、何か違うんだろうか…?とも感じていた。
 最近、息子の社会の勉強を脇で見ていて、なんとなくこの原因がわかったような気がしている。
 ある時、「ポツダム宣言」と答えを書くべきところで、息子が「ポツダム デクレアラー」と言いながら記入していた。「は? なんでそんな単語知ってるの?」と訊いたら「遊戯王カードにさ、“緑光の宣告者”っていうモンスターがいるんだけど、それが“グリーン・デクレアラー”っていうんだよ」と教えてくれた。“宣言”はデクレアレイションだね、と辞書を引き引き訂正しつつ、遊戯王、恐るべし!と思った。
 また、「三国同盟」というのを習ったと思ったら、早速小学校で「三沢同盟」というのを作ったらしい。「うちのクラスで“沢”がつく仲のいい男子が3人いるんだけどさ、それで“三沢同盟”作った」と言っていた。
 こういう例を挙げれば枚挙に暇がなく、以前は「どうしてこう、くだらないことをグチャグチャと覚えてるんだろう?」とあきれていたのだが、最近は、これこそが男子の強みなのか?!と思うようになってきた。もちろん、女子でも応用力の素晴らしい人というのはいるのだけれど、詰まらないことに情熱を燃やすのはたいがい男子と相場は決まっている。遊びも勉強も普段の生活も大きな区別なく、全部いっしょくたにしている感じ。その点、女子はちょっと冷めていて、遊びは遊び、勉強は勉強、生活は生活と区分けして、お行儀よくそつなくこなす。要するに、男子はバカということだ。そのバカさ加減が、意外なところで威力を発揮するからあなどれない。そして、私はそのバカさ加減がすごくうらやましい。
 今、資格試験の勉強をしていても、どうにも現実で役に立つ気がしない。できるだけ現実と結びつけて考えるように努力はしているのだけれど、応用が利かない気がするのだ。事実、夫から「大学で知的財産の規約を作ることになったんだけどさ、学内発明の権利取得と管理について教えて」と言われて会話してみたら、あたふたするばかりだった。「な~んだ、全然役に立たないね」とグサリとひと付きされ、落ち込む私。あ~、もっとバカにならんといかんなぁ!

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2010年3月18日 (木)

今年度最終ボランティア

 水曜は今年度最後のPCボランティアだった。別のお母さんの担当だったのだが、不慮のトラブルで足を怪我してしまい、急遽代行。来期からはこのボランティア活動はなくなるそうで、本当に最後のご奉公。3,4年生の頃は、なんだかザワザワと落ち着かず、いたずらしたり人にちょっかいを出したりする子もいて、パソコンも使ったら使いっぱなしという感じだったのに、さすがもうすぐ6年生。みんな思い思いに楽しく演習した後、きちんとソフトを閉じてパソコンの電源も落とした上、使われなかったパソコンの方までちゃんと電源を落としてお手伝いしてくれた。些細な変化かもしれないが、(人間って成長するんだなぁ~!)と感動してしまった。(そうは言っても、いまだに男の子同士の喧嘩は生傷が絶えないみたいだけれど)。

 ところで、タイガー・ウッズ選手と時を同じくして、女優の沢尻エリカさんが復帰したようだ。私は特に、彼女に関心があるわけではないのだが、彼女のダンナさんである高城剛氏のブログは時々のぞいている。彼の撮る写真がなんともいえずいい感じなので、目の保養に見ているのだが、最新の記事はちょっと泣かせるものだった。「君が仕事に復帰すると聞き、僕は誰よりもうれしく思います。」と題された小文、仕事復帰のはなむけの言葉に込められた温かさを感じつつ拝読した。沢尻さんも、2年半のブランクで一回り大きく成長したのかもしれないな。そのうち、彼女の出演映画でも観てみることにしよう♪

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2010年3月17日 (水)

MealMUJI有楽町ランチ

Muji20100316  昨日は、高校時代の友人と有楽町のMealMUJIでランチ。MealMUJIは、私がゆったりくつろげるお気に入り空間だ。天井が高く広々して、時間を気にせず居座れる上、お野菜たっぷりのメニューが嬉しい。この日は、レバーの和え物と、菜の花と筍、それに鶏肉のサラダの三品ディッシュに、ご飯とお味噌汁という取り合わせにした。
 アパレル業界で週4のパート仕事をしている友人は、1,2月は今年の冬モノの展示会で大わらわだったそうだが、それが一段落して、休日出勤の代休とのことだった。中・高・大の3人の息子さんもすっかり自立して、最近では一人で映画を観に出たり、カラーコーディネイトの教室に通ったりと、趣味の時間を持てるようになったとか。
「いいなぁ~、もう子どもの放課後生活や受験に振り回されるなんて時期は卒業したんだね~」とうらやましがったら、「そうそう! 末っ子はともかく、大学受験は本人次第だしね」と爽やかに笑っていた。それでも、息子さんのうちの一人は、小学校のときに通った塾から逃亡したりして、予想外の波乱もくぐりぬけた模様。今は、180cm前後の男4人の食事作りがとにかく大変らしい。子ども手当てや高校の授業料無償化も実現しそうだけれど、未来の担い手を3人も立派に育て上げてる彼女、いい仕事してるよな~! まだまだチビのうちの息子も、そのうち私の背を追い抜く日が来るのだろうか?

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2010年3月16日 (火)

言葉が秘めるストーリー

 ここ数日の間に息子と会話していてドキリとした言葉。
「それが自然の摂理ってもんでしょ~」
「こういうのを利己的って言うんだね」
「“仲間”っていうのは考え方の似てる人のことで、無理に話を合わせることじゃないよね?」
…ついこの間まで抱っこ抱っこと言っていた息子の口から、こんな言葉が飛び出すようになって、かなりドギマギしてしまう私。“摂理”とか“利己的”なんて言葉、どこで覚えてきたんだろう? 意味がわかって使っているのかどうかは知らないが、脈絡的にはOKだったので余計に焦る。言葉は、単語として覚えるというよりは、日々の暮らしの中での脈絡あってこそ輝いてくるもので、覚えた言葉の数だけ息子の中に、いろんな物語が蓄積されているのかと思うと、微笑ましい気持ちになる。
 先日、息子から「マイクロフトって知ってる?」と訊かれた。てっきり“Microsoft”と言われたと思った私は、「えっ? パソコンのOSとか作ってる会社の名前でしょ?」と応えると、「ブッブー! ホームズのお兄さんの名前でした~」と言う。
 私の頭の中からは、ホームズの物語はすっかり抜け落ちてしまっていて、彼にお兄さんがいたことすら知らなかった気がするが、調べてみると確かに、頭脳明晰で政府の重要なポストにありつつ、表向きは下級役人で、極端な人嫌いの人物として描かれているようだ。ビル・ゲイツ氏がシャーロキアンだったのかどうかは知らないが、味も素っ気もないMicroComputerのsoftwareの会社、という命名よりも、シャーロック・ホームズの兄の名前にちなんだ社名だと考える方が、Microsoftに愛着が出てくる。私の勝手な希望的憶測に過ぎないので、本当の社名の由来は知らない。でも、Mycroft Holmes を密かに敬愛していた創業者が、語呂合わせで作った社名がMicrosoftだと考えた方が、なんだか若き日のビル・ゲイツ青年の物語が想像できて楽しいではないか(笑)。
 たった一つの言葉で、これだけ妄想を膨らませられるなんて、私も暇人だなぁ~(汗)。

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2010年3月15日 (月)

πの日の甘味いろいろ

Baum20100314Dango20100314   昨日は3月14日ということで、“円周率の日”であり“ホワイトデー”。義父からは去年と同じ“ねんりん家”のバウムクーヘンが届き、父からは「台湾みやげをそのうち届けるよ」と連絡があった。そして夫と息子からは、おだんごと人形焼と薬膳ほうじ茶。これで当分おやつには事欠かない
 土曜に続き日曜もいいお天気だったので、夫と息子は午前中、プラプラと散歩に出て、本屋さんで本を買ったり、緑道を歩いて桜の早咲きを探したりしていたようだ。前の日には、東野圭吾さんの『新参者』がドラマ化されるとかで、撮影隊やヤジ馬で人だかりもできていたそうだ。お出掛け日和の週末、なんとなく街全体が心躍らせているようにウキウキとにぎわっていた感じ。あったかいのって、いいなぁ~

 後で判明して大笑いしたのだが、私へのホワイトデーのプレゼントを探しに出た夫と息子は、それぞれ“ワイン”と“人形焼”を主張したそうなのだが、どっちも“自分が”飲みたかったり食べたかったりしたものを言っただけで、ち~っとも私の好みなど考えてもいなかったそうな。。。なんてヤツらだ~

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2010年3月14日 (日)

花粉の季節

Kobushi20100313  土曜日の暖かかったこと! 午前中思わず近所をそぞろ歩きしたら、沈丁花やらコブシやら、ずいぶんいろんな花が目についた。太陽の光が気持ちよくて、芝生でもあればゴロリとしたい気分。息子が「こんないい天気に、塾なんて行ってる場合じゃないよね~」とボソリ。確かに、ものすごく非人道的な気がしたが、雨の日や風の日だけじゃなく、晴れの日もコツコツやるのが受験生。がんばれがんばれ。
 それにしても、土曜は花粉も結構飛んでいたようで、なんとなくまぶたが重く、鼻水やくしゃみも出た。息子の塾には、名物の社会の先生がいらっしゃるのだが、先日、大きなマスクをして歩いているのをお見掛けした。その先生の先ごろの授業では、花粉症による鼻水のために、80分の授業中でなんと2箱のティッシュペーパーを使い切っていたそうだ! それでも機関銃のようにしゃべり続ける先生の熱さに、ヘトヘトになって帰ってきた息子。「先生はあれを一晩に3セットやるんだから、大したもんだね~」と二人して感心しきり。私は心の中で、一晩でティッシュ6箱か~…ダースで買ってるのかな?などと想像しながら、重い花粉症の方々を気の毒に思った。
 家の近くのお花見スポットには、すでに場所取りのガムテープが地面に貼られていて、花見客の“飲むぞぉ~!”の気合が伝わってきた。昨日一日で、ずいぶんと桜の蕾もふくらんだことだろうなぁ

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2010年3月13日 (土)

必要経費というクセ者

 3月12日の朝、夫がボソリと言った。
「医療費控除の確定申告、やってる暇ないなぁ…」
その瞬間、久々にカッチ~ンときた。
おんどりゃ~! 息子とゲームしてたよねぇ?
のんびり珈琲飲んでたよねぇ?
どこに暇がないって???
家計が火の車で、私の首は回らなくなっちゃってるんですけど?!
…ということで、またもや私の社会勉強の時間がやってきた。
夫から病院や薬局で出された領収証の束を受け取り、セコセコと入力して税務署へ自転車を飛ばす。今年度は夫が医療費控除の申告をちゃんとやります、と言うから、普段なら「寝て直せ!」と言うところを、皮膚科?ハイハイ、眼科?ハイハイ、整体?ハイハイ、歯医者?ハイハイ…と快く病院へ送り出していたというのに、結局はこの始末か!
 朝9時半の税務署には、残り2日という駆け込み申告者が結構来ていた。私は、医療費分の入力は済んでいたのだが、スズメの涙の印税収入をどう扱っていいのかわからず、相談コーナーへ。
 相談員の方が「印税は雑収入ですね。この収入に対する必要経費などはございませんか?」と訊いてくれた。夫からは何も聞いていなかったので「特にないと思います」ということで処理してしまったが、後から(これがクセ者の必要経費か~!)と膝を打った。
 本を一冊書き上げるには、打ち合わせで電話したり出かけたり、参考書を買ったり、喫茶店に入ったり、暖房やら冷房やら入れたり、プリントしたり赤を入れたり…と、様々な経費がかかる。取材費なんてものまで考えたら、軽く印税を上回る必要経費になるだろう。レシート収集が趣味のような御仁を時折見かけるが、自営業の方などは、日頃の些細な出費でも(これはアノ経費)(こっちはアレの経費)と細かく考えるようになるのは当然だなぁ…と感じた。
 それでも、午前中のほんの1時間ばかり数字を眺めただけなのに、「こういう形で数字とお付き合いするのはゴメンだな」…とつくづく思った。数字にはもっと、神秘的で美しい表現形式でいてほしい。

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2010年3月12日 (金)

科学技術政策に関する意見募集

 文部科学省が、3月10日から23日の2週間で、日本の科学技術政策に関する一般からの意見募集をしているそうだ。事業仕分けで一躍注目の的となった科学技術予算を考える上でも、皆さん応募してみては? 以下のような質問が投げかけられているけれど、あまりに壮大な質問で、下世話な市井人にはちょいと敷居が高い気もする。こうやって改まって訊かれると、答えに窮す人も多いのでは? あるいは、科学や技術で飯を食っている人は、スラスラと出てくるのだろうか? 私のSF的夢想だけ、ざっくばらんにメモ。

1.日本が科学技術を推進することの意義や必要性とは何であるとお考えになりますか。

 → 地球が太陽に落ちる日まで、人類を存続させること

2.日本や世界は、地球温暖化、資源・食料・エネルギー問題、経済危機、医療・福祉問題など様々な問題に直面していますが、科学技術を活用してどのような問題を解決してほしいとお考えになりますか?

 → 分解と再構築をクリーンにコントロールできる循環型世界をつくること

3.科学技術によって、生命や宇宙の理解などの知的探究、宇宙の開発・利用、海洋探査など、人類にとって新たな挑戦が可能になると考えられますが、これからの未来に向けて、どのようなことに挑戦してほしいとお考えになりますか?

 → 完全自給自足でゴミゼロのスペースコロニー研究

4.科学技術を推進していくうえでは、大学における基礎的な研究活動の充実、小・中学校における理数教育の充実、研究者や政策担当者と社会との間の相互理解など、必要なことがらはたくさんありますが、特に重点を置いて取り組む必要があるものは何だとお考えになりますか?

 → 科学と技術の国策設定と、分野別関係者マッピングの公開

5.科学技術に関する国の予算や投資のあり方、目標・計画の立て方や評価のあり方、各省庁間の連携のあり方など、科学技術政策の進め方について、改善すべきと考えられる点はどのようなことだとお考えになりますか?

 → 科学予算と技術予算の明確な切り分け

6.その他、科学技術・学術審議会基本計画特別委員会がとりまとめた提言(我が国の中長期を展望した科学技術の総合戦略に向けて-ポスト第3期科学技術基本計画における重要政策-中間報告)や科学技術政策に関することなど、ご意見・ご感想がありましたらお寄せください。

 → みんなが夢を共有できる大目標を1つぶちあげる方が話が早いのでは?

 とりあえず、国策の一つの方向性として、角川歴彦氏が上梓された『クラウド時代と<クール革命>』でも読んでみたいなぁ…と思う私である。

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2010年3月11日 (木)

く・首がまわらない…

 別に借金したわけではありません。本当に首が回らなくなってしまいました。軽いムチウチ状態です。
 先日、無理な姿勢で火災報知機の設置のために壁にネジを突き立ててドライバーでグリグリやったら、首から肩にかけての筋肉がグギッと変にねじれた感覚はあったのだけれど、その2日後あたりからジンジンと首周りが痛くなってきて、ついに。5つ設置のうちの1個半だけ私がやって、残りは主人が取り付けてくれたのだが、臨時出費の上にムチウチなんて笑えない。
 さらに昨日は、朝起き抜けに強烈な貧血に襲われ、階段の踊り場で3分ほど意識を失った。回らない首を気にしつつ布団から起き上がり、階段を降りようとしたところでフラフラッときて、気付いたら床に転がっていたのだ。いやはや、人生3度目の意識吹っ飛び貧血。原因はよくわからないのだが、どうも私はタンニンに弱いらしい。一昨日の雪が散らついた寒い一日、いつになく大量の緑茶を飲んだのが怪しい気がしている。以前にも、脂肪吸収を抑えるという濃い緑茶を飲んだときに軽い眩暈がした。原因不明のこうした身体の変調というのは、気持ち悪いものだ。。。ということで、試みに「タンニン 鉄」で検索をかけてみたら、なんと!「タンニンは2価や3価の鉄イオンと反応する」と書いてある。私の体内で、どんな反応があったのか知らないが、もしこれが原因で貧血を起こしたのだとしたら、ずいぶんとデリケートな私
 そんなこんなで踏んだり蹴ったりのここ数日、普段は体調管理に無頓着な私も、さすがに冷や汗タラタラだ。もっと腕の上げ下げや背筋を使う運動をしなくっちゃ! 何気ない飲み食いにももう少し気を使わなくっちゃ! 貧血の予兆を感じたら、まずはその場に座らなくっちゃ! もっと身体の声に耳を傾けなくっちゃ! 何事もゴリ押しで猪突猛進できたのは、若さあってのこと。精神的にはまだまだ若いつもりでいるのだけれど、身体はウソをつけません。無茶は禁物(?!)と肝に銘じよう…

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2010年3月10日 (水)

寒い寒い開校記念日

20100308 Balls20100309  先日、息子の小学校の開校記念日があった。さらに、私はこの休日の校庭当番。同級生のお母さんと一緒に、寒い寒い午前中の校庭で待ち合わせ。息子も最初の1時間ほどは、朝から遊びに来ていた友達と一緒に校庭で遊んでいたが、寒さにふるえあがって途中で室内遊びに切り替え。
 当番の2時間、同級生のお母さんといろいろおしゃべりして、知らずにいた数々の事件の話を聞いた。息子は学校のことをほとんどしゃべらないので、校内の出来事をまったく知らない私は驚かされるばかり。女の子はなんでもかんでも包み隠さず話してくれるそうで、まるでお母さんも教室にいたのではないかと思うほどだ。「まぁ、学習院でもあれこれあるんだから、普通の学校で何もないわけないよね~」と笑い合った。寒い寒いピロティで、水筒のお茶の湯気が真っ白に揺れていた。
 息子たちは、日中さんざんWiiスキーを楽しんで、夕方からはしっかりと塾へ。学習指導要領が変わって、来年からは開校記念日でも授業があるそうだから、日中遊べただけでも御の字でしょう

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2010年3月 9日 (火)

“化ける”ということ

 以前、あちこちの書評で取り上げられ、私自身もちょっと読んでみたいな、と思った本があった。『宇宙エレベーター』という本。著者は、アニリール・セルカンという人。本の紹介とともに掲載されていた著者の経歴を見て、(いやぁ、世の中すごい人もいるもんだ)と思った記憶がある。
 今やすっかり経歴詐称で有名になってしまった彼だが、ついこの間まで、東大の助教だったとか。他にも、トルコ人初の宇宙飛行士候補だったとか、数々の論文があるとか、amazonの本書の紹介文には“ケンブリッジ大学物理賞、アメリカ名誉勲章など数々の栄誉に輝く”なんていう触書もある。そして何より、amazonのブックレビューを見ると、かなりの人が彼の本で感動しているのだ。
 実のところ彼の真の業績はわからない。あるサイトには、トルコのコメディアンだったと書かれているし、実に詳細な検証ページもあるが、真実は闇の中。超一流(?)の詐欺師が人に夢を与えるように、彼もずいぶん多くの人に夢を与えていたようだ。『水の伝言』とか“マイナスイオン”などにも熱心なファンがいるように、彼は実際、魅力的な人物だったのだろうと思う。彼が盗用して作り上げた論文も、かなりのクオリティで巧妙な仕上がりだったのかもしれない。。。
 私は今回の話に触れて、日々のネットサーフィン等で仕入れたネタを、さも自分で見出した知識のように思い込んで、おしゃべりやレポートなどに安易に取り込んでしまうことの恐ろしさを思った。「○○なんだって!」「○○って書いてあった」という出典ありきの話が、やがて「○○なんだよ」という自己主張に変わっていく過程は、人それぞれの咀嚼の問題。そのあやふやさは、ちょっと他人事じゃない。
 先日もこんな話を聞いた。ある雑誌に毎月掲載される書評が、大量にamazonのレビューで盗用されているのだという。盗用している人がどんなつもりでそういうことをしているのかわからないが、いかにも立派な書評を大量に投稿している自分に酔ってしまっているとしか思えない。そうやって“化けて”いるうちに、本当にその人がそういう書評を書けるようになっていくかもしれず、ある意味、“子どもの真似事”のようでもある。
 子どもは何でも真似する。真似することで成長もする。大人だってロールモデルを探して真似することはある。でも、真似が度を超すと詐欺になる。著作権の難しさもここにある。

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2010年3月 8日 (月)

やれやれの火災報知機

 しばらく前に、消防署の人に促されてキッチンと階段に火災報知機を設置して、義務を果たしたつもりでいたら、先週再び消防署の人が現れた。「もう付けましたよ」と答えたら、「全室ですか?」との質問。「えっ? 火の出そうなところだけでいいんじゃないんですか?」「いえ、基本的に全室お願いしたいんです。この用紙を置いていきますので、全室設置が済んだら消防署にFAXしてください」とのこと。ひぇぇぇ~
 そんなわけで、新たに3つの火災報知機を買ってきて、設置することとあいなった。ずーっと壁に穴を開けるのがイヤで、絵をかけたりするのも控えていたというのに、今回の火災報知機設置義務化のために10個も穴を開けるハメになった。火事は心配だし、万が一のときにご近所に迷惑をかけないためにも、報知器はないよりあった方がいいのは確かなのだけれど、各家庭がお金を出して全室設置なんて…とんだ出費だ~
 全室設置義務化の前に、タバコのポイ捨てを是非とも皆無にしてほしいと願うケチな主婦である。

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2010年3月 7日 (日)

従兄弟からのFaxLetter

Faxletter20100306  土曜の朝、息子のいとこたちからFAXが届いた。お兄ちゃんの方は6年生だが、少年野球もついに卒業だそうで、練習がない久々の土曜日、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに来ているのだ。4月からは中学生。早い早い! 弟君の方は確か今度3年生だったかな…? だんだんと親戚の子の年がわからなくなってくる(汗)。
 金曜日に、実家で一緒に遊ぼう!と誘われていたのだけれど、息子はこの週末も塾のテストで行けそうになく、泣く泣く断ったのだった。以前の私なら「テスト? いーよいーよ、そんなのサボって遊びに行こう!」となっていたのだけれど、さすがに今年はそうも言っていられない。平日はまだ、月曜水曜の2日間、仲良しの友達と遊ぶ時間を持てているが、この時間をいつまでキープできるだろう…。
 それにしても、弟君のメッセージの中の「春はいいですね。」には笑った(おじいちゃんの入れ知恵か?!)。ちょっと前までは、まだ「あいうえお」も書けなかったのに、今では見事な文章を紡いでいる。人間って、知らない間にどんどん成長するもんだなぁ~。冬でも半袖半ズボンで外に飛び出していくスポーツ大好きの従兄弟にはさまれて、インドア派の息子もずいぶんいい刺激を受けてきたけれど、最近は会えない日々が続く。だんだんとお正月限りの付き合いになっていくのかと思うと寂しい限り。なかなか会えなくても、こうして時には簡単な手紙でも交換して、いつまでも助け合える従兄弟同士でいて欲しいものだ。

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2010年3月 6日 (土)

入試分析会2010

 塾の入試分析会があったので聴いてきた。2時間にわたり、総括と各教科ごとの注目問題紹介。大学入試と同様、ご時世を反映して「安(安い)・近(近い)・少(少ない)」がキーワードの志願状況だったとか。総受験者数は約39,900人で前年比3.5%減。1人当たりの出願は6~7校(そんなに!?)。女子が強気な姿勢なのに対し、男子は安全志向で守りの出願だったそうだ。
 1月入試では、埼玉の栄東の東大選抜クラスや、開智の創造先端クラスが人気で難化。1月下旬日程の千葉の東邦大東邦・市川・渋幕は軒並み減少(インフルエンザ対策の模様)。
 2月入試では、御三家は微増しているのに対し、早稲田系は系列校同士で分け合う形になっており、慶應普通部や海城等も減少。巣鴨と攻玉社が増加といった感じ。
 受験向きの子どもの特徴を4つ紹介してくださったのだが、それを聞いてまたまた頭を抱えた。
・「4教科バランスよく学習した」
 →うちは社会が極端に悪い上、やりたがらない!
・「基本に忠実に継続して学習した」
 →うちは基本的な問題はやりたがらない!
・「心が素直・謙虚・感謝の気持ちで溢れている」
 →うちは、ヘソ曲がりで変なとこ自信家で横柄!
・「最後まで志望をあきらめず頑張った」
 →これは今後のことなのでわからない…
何やら真反対な印象。どれも一朝一夕に変えられるような目標ではないけれど、今後の課題としておこう(汗)。(中学受験は“運”と“相性”です、とか言ってもらえると気楽なんだが…
 面白かったのは、具体的な入試問題の話。注目問題として紹介されたのはどれもこれも面白い問題なのだけれど、(こんな問題を本当に、あと1年で解けるようになるの?!)というような難しいものばかり。学校ごとの傾向も年ごとに変わるようで、あまり過去問に頼りすぎるのはよくないとのこと。一例として笑ったのは、麻布の国語。毎年“少年の成長”&“家族の絆”という、まるで少年ジャンプのようなテーマ性があった麻布の国語が、今回は“木に登る牛”で、“この世に自由なんてない”的なテーマで意表をつかれたそうだ(笑)。あとは、開成の算数の平均点が例年になく高く、難問奇問が解けるより、基本的な問題を着実に解ける子どもを欲しがっているのか?!というような変化も。多くの学校で、算数が得意な子には厳しい試験構成だったそうで、我が家には耳の痛い話ばかり。理科に関しては、単なる暗記知識以外を問う問題が断然多い傾向で、題意把握力や網羅力・時事ネタや原理理解などが求められているそうだ。
 まぁ、紹介されているのが超良問だったり特徴的なものだからかもしれないが、今息子が日々眼にしている問題とは似ても似付かぬものばかりで、不安は一層大きくなる。卒母さんが「過去問は、6年の秋以降にやっと解けるようになった」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるが、そういうもんだろうか…。
 まぁ、できるできないはともかく、小学生のうちから、こんな良問に触れられる息子がうらやましい。一方の母は、中学受験という世界を知らずにノウノウと大人になって、みんなと同じ土俵に上がってるつもりでいた自分がコッ恥ずかしいのなんのって。
 先日息子とこんな話をした。「今の勉強でさ、○○は“三匹の子豚”のレンガの家の土台を作ってるみたいだね。ママなんて、藁の土台に藁の壁なもんだから、今からレンガの屋根を積もうとしても、す~ぐ崩れちゃって泣けてくるよ」ブーブーブー

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2010年3月 5日 (金)

レッシグ先生の新作!

Remix  ローレンス・レッシグ先生の新作『REMIX:ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方』が、山形浩生さんの翻訳で出たようだ(このカバーのテイスト、もしやeggさんでは!?)。まだ購入していないが、是非時間を見つけて読んでみたい。時を同じくして、本書のテーマにも関係するような一つのニュースが。。。
「Twitterで歌詞をつぶやいたら、JASRACの利用料が発生する」
 実際に徴収できるのかはさて置いて、現法的にみれば妥当な話だろう。先日、私自身のブログに「蛍の光」の歌詞を掲載するに際し、私もJASRACのデータベースに当たった。メロディには今も著作権があるようだが、詩はパブリックドメインになっているようだったので、全編紹介することができた。しかし、Twitterで即興のつぶやきをするのに、いちいちデータベースで著作権確認なんてしていられない。数々の動画サイトの運営と同じく、“訴えなければ対処せず”という運用になるのだろうか?
 自分の勉強不足を棚に上げて恥ずかしい話だが、私にはまだまだ法律の何たるかがわからず、ひたすら難解に感じる。憲法のような基本的なものは別として、多くの法律は、“大人同士の喧嘩のトリセツ”のような様相もあり。。。最低限のトリセツでもサラリと使える家電やゲームが優秀なように、法律ももっとわかりやすくすべきじゃないのか…と思ってしまう(もちろん、昔よりわかりやすくなっている部分もあるみたいですが)。だからこそ、amazonでの上記本の内容紹介文に「現在の制度は著作権が強すぎ、所有者がはっきりしない場合も多く、さらに死ぬほどややこしい」と書かれていて、俄然読みたくもなった。一般市民にだけでなく、法律のプロフェッショナルにも“ややこしい”のか?! それじゃぁダメじゃん!
 『REMIX』、試験前でも読んじゃおっかなぁ~…。

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2010年3月 4日 (木)

もうすぐ啓蟄…

 何の変哲もない日々を過ごす私にとって、特に変化はない日々だけれど、世の中は期末だったり新入学を控えた時期だったりで、ここ数日はずいぶんいろいろなメールをもらった。保育園が見つからない~!とか、新入学準備で忙しい!とか、今期も異動はなさそう…とか、保護者会でちょっとモメたんだけど話を聴いて!とか、花見ランチしましょう♪とか…。動きが活発化する季節なんだな。。。お子さんが「紫斑病」にかかって1ヶ月入院したという、心配なニュースも舞い込んだけれど、皆一様に新しい環境や体制に向かって動き出している感じだ。
 私の勉強は目下、商標法の2周目。日々繰り返されるTOYOTAのリコール問題を横目に「巨大化しすぎて内部統制が追いつかず、内側から商標のポリューションが起きることもあるんだなぁ…」などと思いながら、ただ粛々と進めるのみ。

 昨日はそんな中、久々にパソコンボランティアで小学校に出掛けた。いいお天気で気持ちよかった。小学校に隣接する幼稚園では、紅白の横断幕が教室に掛けられ、正装したお母さんたちが何やら忙しそうにしていたけれど、もう卒園式かな? パソコン室の隣の会議室でも、PTAの方々が謝恩会の打ち合わせをしていた。
 隣の地区の小学校の新6年生クラスでは、もう来期のPTA役員決めがあったそうで、学校によってずいぶんとスケジュールが違うものだと驚いた。いずれにしても、親が学校の仕事に参画しないことはありえず、大なり小なり何かの役回りを果たすことに変わりない。息子の小学校では、4月の最初の保護者会で役員決めをすることになる。傍目から見たら“クウネル星人”の私も、何かしらお務めしないわけにはいかないか…と、
ちょっと気が重い。
 今日は、午前中が塾の入試分析会、午後が小学校の保護者会。あとは来週の校庭当番を終えれば、今期の母親業での外出は一段落かな~。

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2010年3月 3日 (水)

Wiiポイントでお買い物

 月曜の放課後、家に遊びに来た息子のお友達が、Wiiを起動して息子と何やらゴソゴソやっていた。いつもと違う気配を察知して(何してるのかなぁ~?)とそれとなく気にしていたら、なんと! その子が持ってきたWiiポイントのシリアルナンバーを入力して、我が家のWiiでマリオのゲームをサクッと買っているではないか?! う~ん、これはちょっと捨ておけん!
「ねぇちょっと、何を買ってるの?」と思わず横槍。
「あっ! あの~、ボクの好きなゲームを一緒にやりたかったんで…」
「でも、そのWiiポイント、もらっちゃうわけにはいかないしねー」
「いいんです、いいんです、ボクが一緒にやりたかったんだから。
 ボクのお小遣いで買ってきたんだし、大丈夫です」
 もう買い物を済ませてしまった後のことだったので、それ以上とやかく言うこともできず。
……
 そんなこんなで、その日はずーっとそのゲームを一緒にやって帰っていったお友達。念のため、お母さんに報告かたがたメールを書いたら、「いつもお世話になってるんで、今日の分はそのままにしといてください。でも、そういうお金の使い方は今後はちゃんと親に相談してからにしてって、言っときました~。最近は、ひと昔前じゃ考えられないようなお金の使い方するよね~(笑)」と電話をもらった。
 お小遣い制にすれば、自然とお金の使い方は本人任せになっていくものだけれど、駄菓子屋や本屋や文房具屋で、お菓子やマンガや文具を買うのとは、だいぶ趣の違う使い方に驚かされた。音楽でも本でもゲームでも、そのうち全部ネット経由でダウンロード購入する時代がきたら、驚いてばかりもいられないか…?
 ネットでお買い物は、小学生にはまだちょっと早いんじゃないかな~?と思う、保守的な母でありました(汗)。

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2010年3月 2日 (火)

Studio ftnでスコア作り

Score20100301Elehun_score   ここ数日、家でリコーダーを吹く息子が、「エレメントハンターの主題歌を吹きたいな」というので、週末、超適当な即興スコアを起こしてやった。ところが「汚くてわかりにくい」と文句をたれるもんだから、やけになって月曜の朝は、フリーの作曲ソフトでスコア作りをすることに(汗)。
 結構いろいろなフリーソフトがあるのだが、「Studio ftn」というのをダウンロードした。フリー版だと制限が多く、1曲まるまるを1ファイルで作れそうになかったため、Photoshopで複数枚を加工して、辛うじてイントロ部だけを楽譜化した。これだけの作業でも小一時間ほどかかってしまったので、残りは断念。これ以上吹きたかったら、手書きのスコアを解読してもらうしかない(苦笑)。
 小学校のパソコンには、子ども用の作曲ソフトが入っていて、適当に音符を打ち込んでやると、勝手に演奏して楽しませてくれるという機能がある。息子に根性があれば、手書きスコアを真似て打ち込み、清書できるはず。
 あ~、また詰まらないことに時間を費やしてしまった…と石川五右衛門の境地で後悔しつつ、帰宅後の息子の喜ぶ顔を想像して、ほくそ笑む私であった

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2010年3月 1日 (月)

津波と氷雨と東京マラソン

1_201002282_20100228   太平洋を挟んだ向こう側のチリで、またマグニチュード8.8の大地震。それを受けて出された津波警報が流され続けた日曜午前中。雪まじりの冷たい雨が降りしきる中、今年も東京マラソンが行われた。
 沿道には例年通り給水所やコーンが配置され、ヘリコプターが大きな音で飛び続けていた。あいにくの天気ながらも応援する人垣は結構多く、傘の下で震えながらも「がんばれ~!がんばれ~!」と声をあげていた。ウルトラマンとかいろんな着ぐるみを着てコスプレしながら走る人もビショビショ。今年は途中リタイアの選手も目立っていた。人が運動していると無性に走り出したくなってしまう私も、さすがにこの日の寒さと冷たさの中では、早々に家の中に退散。
 今回は、家人の知り合いの人と、息子の元担任の先生が出場したのだが、果たして完走できたろうか…? 出場した選手の皆さんも、沿道でサポートしていた方々も、寒い中おつかれさまでした

 午後からはスッキリ晴れて、午前中の天気は何だったのかという感じでしたね。夜のほぼ真ん丸の月がとてもきれいでした

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