孤高のウォールクライマー
オタマジャクシの水槽を3倍ほど大きいものに変えて、陸に上がれるよう万全の準備を整えておいたのだが、一つ大きな失敗をしてしまった。茹でたジャガイモを入れておいたら、いつにも増して濁りが速かったのに、水代えを怠っていたら、なんと3匹ほどが酸素欠乏のためか、お亡くなりになってしまった(合掌)。メキシコ湾での原油流出事故でたくさんの生物が危機に瀕しているようだが、我が家でも小さな命が…(涙)。きれいな空気と水がいかに大切なものか…人間の責任は大きいなぁ。
おおかたのオタマはまだ、手足は出たもののシッポも生えたままで、水の中でシッポと手足を両方バタつかせている状態。しかし、一番小さくて一番臆病者で一番成長を心配していたチビ助が、なんといの一番に陸に上がり、早くも壁登りを始めたではないか! 手足の吸盤を上手に使って、ペタペタと器用に高い壁を登る。フタをしておかないと、すぐにも飛び出してしまいそうだ。こうなっては、動く餌の保証は難しくなる。ぼちぼち池に返してやらないといけないな…。他の仲間も一緒に放したほうがいいのかな?――― 孤高のウォールクライマーを眺めながら、この週末あたりが旅立ち日和かな…と考えた金曜日だった。
この日は、小学校の授業参観+総会。ウニョウニョと好き勝手に動き回るオタマジャクシと小学校低学年の子どもたちが、なんだかひどく似ているようで笑ってしまったが、6年生ともなると、ちょうど我が家のクライマーのごとく、ぼちぼち自らの足で壁を超えようとするかのような意志が加わり、なんだか頼もしい。“成長”って不思議だなぁ。
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