H22年度短答 合格基準点は39点
昨日、平成22年度の短答試験 合格基準点が発表された。まだまだ力不足であることは自覚していたものの、昨年の基準点が37点だったこともあり、かすかな希望を持って特許庁HPを覗いてみた。
39点……
あ~、1点及ばず! 正直なところ力が抜けた。神様はそう甘くなかったか…(というか、この勉強量で通ってしまったらバチが当たるか…)。まぁ実力がないんだから仕方ないけれど、息子の勉強不足を咎める資格ないなぁ…と溜息。合格基準点の推移は以下の通り。
平成14年:40点
平成15年:36点
平成16年:39点
平成17年:41点
平成18年:37点
平成19年:39点
平成20年:39点
平成21年:37点(自身は25点:合格者数1,411名、合格率19.2%)
平成22年:39点(自身は38点:合格者数899名、合格率13.8%)
改めて仕切り直しとなるわけだが、気持ちの整理が意外と難しい。資格試験に挑戦し始めた当初は5ヵ年計画だったが、それでも毎年少しずつ前進するという前提で段階的な成果を課していた。2回続けて短答に落ちた今、軌道修正に際し3つの選択肢が思い浮かぶ。
1) 引き続き来年に向けた勉強を続ける
2) 傍流の知的財産管理技能検定をメインに据え変える
3) 特許庁や特許事務所等でのアルバイトを模索する
世間の厳しさを考えれば、たとえ弁理士資格が得られたとしても、40歳過ぎた未経験者を採用してくれる事務所など皆無なことは確かで、家で悶々と独り相撲を取るよりも、いっそ短時間のアルバイトで現場に入った方が、よほど人の役に立つし生の勉強もできるのでは…という迷いが頭をもたげる。
いやいや、弱気な自分に喝!だな。とりあえず、特許法大改正の平成24年までは粘ってみようよ。それでダメなら潔く、無謀な勉強はやめて真摯に働こう。今後どんなご縁をいただくかもわからない。本来ならもっと一途にストイックに勉強に専念すべきところだが、一心不乱には程遠い雑用と雑念だらけの日々。それでも、日々の暮らしを大切にしながらの挑戦にしておきたいと思う。
私以上にガッカリしてくれた夫と息子だったので、殊勝にも息子に「悪い見本、見せちゃったネ…」と言ってみたら、「そうだよ~、“ママにもできたんだからボクにもできる!”って頑張ろうと思ってたのにぃ」と文句を言われグサッ! さらに「ママは1問1点だからいいけどさぁ、ボクなんて1問3点か5点か、ひどいときは10点だよ!」―――確かに、重み付けもヘッタクレもない1問1点は、ある意味わかりやすい。今年の結果は神様からの叱咤と受け止めて、もう少し計画的にやってみようか。そして息子には、せいぜい私を反面教師にしてもらうとしよう。
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コメント
safa_tokyoさま
ご訪問、コメント、ありがとうございます。
お子さんが6年生で、お父様も資格試験に挑戦中とのこと、似た状況で頑張っていらっしゃる方がいて力づけられます。やはり家庭があり子どもがいる状況だと、どういうふうに勉強にアプローチするかは難しいですが、人それぞれ、短期決戦だったり長丁場だったり。この年代になると確かに“意地”を張らないと挑戦なんてできないって気もします。私も、再就職の可能性は限りなくゼロに近いと自覚しつつも、前向きでいることで、開けてくる老後が違うかな…という思いでやっています(笑)。お互い、教養あるおじいちゃんおばあちゃん目指してがんばりましょう♪
投稿: Taraco | 2010年6月15日 (火) 06時34分
6年生の娘がひとり、私も資格試験に再挑戦中なので時々拝見していました。
久しぶりに伺ったら、もう試験終わっていたのですね。
どうか、また頑張って下さい。私も来年まではとりあえず続ける!その後は、、自信ないのですが。
受験資格を得るのに予定の倍かかり、試験も2年め。もう思い立ってから8年目です。40過ぎて(私の場合、50もすぐそこ)未経験だから、今さら仕事に活かせるなんて考えられません。ただ意地です。
応援してます。頑張って下さいね!
投稿: safa_tokyo | 2010年6月14日 (月) 18時55分
sunさま、コメントありがとうございます。
似たような状況の女性、きっと多いのだろうな、と思います。男女平等参画とはいえ、まだまだ現実は厳しいものがありますものね。。。私もsunさまと同じく、執念みたいなものが全然足りない状態でやってきました。働きながら勉強されている方々のことを考えると、もっとがんばらないといけないとは思いつつ…。
今は気持ちを一新して今後の計画を立てています。来年は是非、一緒に40点以上獲得して短答合格したいですね!! ブログを見てくださってどうもありがとうございます。取りとめのない記事ばかりでお恥ずかしいですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿: Taraco | 2010年6月10日 (木) 10時23分
はじめまして。いつも拝見しております。
Taraco様とたいへん似た状況なので、レスさせていただきました。
私は30代半ば、結婚退職後に弁理士の勉強を始めた既婚女性です。
私もTaraco様と同じ点数で、ここ2週間は論文の勉強に身が入らない状態ながら、各予備校の集計データからいくと何とかパスできるかも・・・と考えていました。
そして昨日。ボーダーを知った瞬間は、下馬評よりも高いその点数に動揺しましたが、「この程度の勉強で受かったらだめだよな」とその後妙に納得しました。
不合格だった事実を「すごく」悔しいと思わない私は、無職のくせに、勉強の量も質も覚悟も足りなかったのだと実感しています。
これからの1年は、来年の合否結果にもっと強い思い入れが持てるよう、努力したいです。
お互い頑張りましょう
投稿: sun | 2010年6月10日 (木) 09時49分
こんにちは、コメントありがとうございます。
この歳で改めてきちんと再就職というのが難しいだけに
一刻でも早く業界に飛び込んで、今から10年修行すれば
Mitaさんの職場の方のように定年後も道筋を作りやすい
気がするだけに、悩むところです。
まぁ半分趣味で勉強しているようなものなので、
人生を賭けた若い人のような、決死の覚悟がないのが
ダメなところだと自覚しています(^^;;
道はいつ、どういうキッカケで開けてくるかわからない
ので、とにかく日々改善でやっていこうと思います!
投稿: Taraco | 2010年6月10日 (木) 08時47分
何とお声掛けしたら良いやら...、残念です。
でも、40歳過ぎた未経験者が不要な業界とも思えませんが。
私の周囲にも定年を迎えたけどその前に5年程特許関連業務をしていた方が就業延長されていますよ!弁理士資格は持っていませんが、職場の特許作成を補佐してきたので簡単には代わりの人がいないので。って、3)に近いのかな?
投稿: Y.Mita | 2010年6月10日 (木) 07時12分