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2010年6月の30件の投稿

2010年6月30日 (水)

受講講座に悩む

 火曜の夕方、息子が塾に出かけているスキに、予備校で新しく開校したLEC八重洲校という教室に行ってみた。来年に向けた作戦の練り直しというか、勉強の仕方を模索中なので、相談も兼ねて自習室見学に行ったのだ。
 東京駅にほど近いオフィス街の、ちょっと奥まった場所に、その教室はあった。まだ開校したばかりの割に、すでに有料個室もかなり埋まっていて、黙々と机に向かう人がいて驚いた。対応してくださった方のお話によると、仕事の前後にこの月2万2千円の個室に籠もって勉強されている人たちだという。早い人は朝の6時に教室に入り、遅い人は夜の11時に出ていくとか。皆さんこういうふうに環境を整えて、死に物狂いで勉強されてるんだなぁ! 私のように、1日2~3時間タラタラとやっているのとは天と地ほどの差だ!!
 さて肝心の自習室、10万円以上の講座を受講すれば、その受講期間中は無料で使えるというので心が揺れた。同じ先生の講義をもう一度受けても、重複が多くて無駄な時間を費やすことになるかなぁ…と、独学の道を考えていたのだが、どうだろう?? かと言って、まだ短答も通っていない状況で、論文マスターなんて受けるのは場違いな気もするし。。。もはや初級者とは言えず、かといって中上級者とも言い切れない、こういう宙ぶらりん状態、イヤだなぁ~。はて、私はこの先どうしよう???
(……と悶々としていたら、「2年目パーフェクトパック」なる、私のためのようなパックを発見!)

 サムライ・ジャパンの皆々様、おつかれさまでした! やるだけのことをやりきるカッコヨサを見せていただきました。。。 

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2010年6月29日 (火)

アムリタ食堂とミニ個展

 今週は、判例集読破後のちょっと羽伸ばし週間。月曜は、友人と吉祥寺で食事した後、知り合いのデザイナーさんにお誘いいただいたオープン・ハウスのミニ個展へ。
 吉祥寺のアトレは改装中だったにもかかわらず、2F部分だけぶらりとしただけなのに、あいかわらずオシャレな品揃えで物欲がモリモリ。こんなところに住んでたら、日々の出費が大変だわぁ…と思いつつ、アムリタ食堂へ。
1_201006282_20100628   アムリタ食堂は、籐製椅子でゆったりとタイ料理やライブが楽しめる素敵なお店。友人のオススメに従い、私はソムタム(青いパパイヤのサラダ)のランチセットとピスタチオの手作りアイス。友人はパクチーがたっぷり乗ったトントロの香味あえ。フィンガーボールで指先を洗いながら丸めていただくタイの蒸しもち米もシンプルにおいしくて、大満足のスペシャルランチだった。(ピスタチオのアイス、オススメです!) 是非とも再訪して、今度は麺類もいただいてみたいと思う
3_20100628  その後は知り合いのデザイナーさんの家へ。打ちっぱなしのコンクリートの壁面に、鯉の絵がそこかしこに飾られた楽しい演出。床にも鯉が泳いでいたし、手作りの立体鯉のオブジェもあっておもしろかった。デザインもイラストもこなす器用な方だが、最近では絵本の研究会にも所属して新しい挑戦をしているという。「いつかは自分の絵本が出せるようになれたらなぁ…と思ってがんばってます♪」という言葉に、こちらまで元気をもらった感じ。今後またお仕事をご一緒する機会に恵まれるかどうかはわからないけれど、陰ながら応援させていただきます~!

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2010年6月28日 (月)

逃亡と一芸

 先週、魚の腐ったような目で社会のプリントを眺めていた息子。もうちょっと楽しそうに読めんもんなのか??と思いつつ、チャチャを入れてみた。以下会話再現。
「『きみしにたもうことなかれ』って誰が書いたんだっけ?」
「与謝野晶子」
「誰に死なないでって言ってんの?」
「弟」
「病気かなんか?」
「戦争でしょ?」
「そっか~。もし○○に赤紙が来てさ、徴兵されたらどうする?」
「はぁ? 逃げるよ逃げる。逃亡する」
何の躊躇もなく逃亡者の道を選んだ息子。そーですかそーですか(せめて“代替役務をする”とか言ってほしかった…)。未だ多くの国が採用している徴兵制だけれど、他の国の若者はどう考えているんだろう?
「じゃあさ、『学問のすすめ』って誰が書いたの?」
「福沢諭吉」
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず、だっけ?」
「そうそう、でも現実は貧富の差がすごいんだよね」
「どうして貧富の差ができちゃうって言ってんの?」
「勉強するかしないかの違い」
「へ~、じゃぁ○○は、勉強しない人とかしたくてもできない人とか、してもしてもできない人は、貧しいまんまでいいと思う?」
「………」(しばし考える様子)
「あのさ、今どきは勉強できたくらいじゃダメなんだよ。一芸に秀でないと」
「(ギョギョッ!)そうなの? じゃ○○は何の一芸に秀でようと思ってんの?」
「まだ考え中」
問題の核心には触れず、まんまと逃げられた。逃げ足の速さも一芸に入るのだろうか…???

【後日譚】月曜日に遊びに来た息子のお友達に、おんなじように「徴兵されたらどうする?」と尋ねたら、ちょっと考えて「従わない」と一言。「やっぱり? ○○にもおんなじ質問したらね“逃げる”って言ったんだよ」と話したら、「だよねだよねだよねぇ~!」と二人して声を揃えていた

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2010年6月27日 (日)

メガネ新調

 息子の視力がまた少し悪くなり、乱視も入ってきてしまったようなので、先週金曜日に彼の人生3つ目のメガネを新調した。1つ目はシルバー色のフレームだったのだけれど、今回はワインレッド。「2つを使い分けるときにゴッチャにならないように、違う色にする」と言って自分で選んだのだ。他に青いフレームもあったのに、なぜか赤を選んだ息子。小学校入学のとき「ボク、赤いランドセルがいい!」と言ったのを思い出して笑ってしまった。戦隊モノでは確かに赤が一番カッコいい色だけれども、さすがに赤いランドセルは翻意してもらったのだった(笑)。
 両親ともに眼が悪く、主人に至ってはレーシックも受けられないほどの極度の近視だから、息子にはちょっと気の毒。ドッヂボールやマット運動のときなど、かなり不自由しているようで、思いっきりできないのはさぞかしもどかしいだろうなぁ…と思う。まぁ、読書とゲームとテレビの影響も相当なものだと思うけど(汗)。
Gundam20100627  最近は、パソコンで「SDガンダム カプセルファイター オンライン」というネットワークゲームにハマっている息子。結構よくできたゲームなのに無料。ガシャポンとガンプラの販促なのか、単なるファンサービスなのか知らないが、無料ゲームのビジネスモデルには興味津々になる。しかし毎度のことながら、プレイ時間をあらかじめ固定できるような設定を作ってくれないもんだろうか?…というのが親の願い。身体じゃなくて眼ばかり酷使する息子の生活改善、真面目に考えないといけないなぁ。
(写真は、日曜日に親子で件のゲームを楽しむの図。受験生の父としていかがなものだろうか??)

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2010年6月26日 (土)

決勝トーナメント出場決定!

 木曜の夜、塾から珍しく一番最初に飛び出して来た息子、開口一番こう言った。
「今日はね、トラウマは克服できるってことがわかったよ!」
トラウマ? 克服? ずいぶんとまた大仰な……
聞いてみると他愛ないことだったのだが、社会の授業の後に嬉しそうにしている息子を見るのは悪くない。
 息子の社会の先生は、よく2人組でゲームをさせる。2人で協力して先生の質問に答えたり回答を書いたりして、各チーム得点を競わせるらしいのだ。正解すれば得点になるが、間違えたりすると失点になる。チーム戦だから、自分が間違えてしまうとチームメイトに迷惑がかかってしまう。そんなプレッシャーからか、社会の授業の後はいつも「胃が痛い」と言っていた。これまでは、一度間違えると恐ろしくなってなかなか回答する勇気がなくなってしまったらしいのだが、この日は、そんなプレッシャーを跳ね飛ばし、3得点も稼いだといって喜んでいたのだった。見事息子のチームが優勝し、シールを1枚もらってきた。こんな些細なミニゲームにも血道を上げられる子どもって、おもしろいなぁ。
 そんなルンルンな夜が明け、金曜朝、Wカップの日本代表が3-1でデンマークを下したというニュース。息子が応援する日本チームが3得点したというので、「社会の3点とシンクロしたね!」と言ったら笑っていた。これで、夫が応援するオランダも、私が応援するアルゼンチンも、息子が応援する日本も、すべて決勝トーナメント進出! 以前のWカップでは日本の名波選手に惚れた私だが、今大会では田中 マルクス闘莉王選手に惚れた 決勝トーナメントは、メッシ選手と闘莉王選手に注目しながら楽しませてもらおう

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2010年6月25日 (金)

手をつなごう♪

 一昨日は小学校の下校パトロール当番で、息子と一緒に下校した。雨で傘を差していたし、そもそも高学年にもなって母親と手をつないで帰る男の子はいないけれど、入学ホヤホヤの頃は不安感もあったのか、年中手をつないでたなぁ…としみじみ。
 先日、塾のお迎えに出た際、同級生の女の子が、迎えに来ていたお父さんとガッチリと手をつないで帰るのを目撃した話を息子にしたら、「へ~、意外!」と驚いていた。普段は勝気&強気で手ごわい女の子らしく、お父さんと手をつなぐ図など到底想像できなかったらしい。かくいう息子も、外では並んで歩くのも煙たがるくらいだけれど、ちょっとナーバスになっている時などはまだ、夜寝るときに「手、つないで寝よ」と言うことがある。年に1~2回のこととはいえ、まだまだ心細くなることってたくさんあるよなぁ~と小さい頃の手を思い出す
 心細くて手をつなぐのとは反対に、一人っ子の特権で、パパ&ママに挟まれて歩くときにはよく、吊り輪のように二人の腕にぶらさがってはしゃいでいたっけ。今それをやられたら、こっちの腰が危ういけれど、親子3人で手をつないでの散歩は格別に楽しかったなぁ。まだお子さんが小さいご家庭では、是非ともたっぷり今のうちに手をつないでおいて欲しい(笑)。男の子なんて、ほんの十年足らずのうちに鉄砲玉と化してしまうもの。ほんわかと優しい気分で手をつなげる期間は長くない。前述の女の子のお父さんは、さぞかし幸せ気分な夜だったことだろうな

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2010年6月24日 (木)

発明家マインドとマネジメント

 メキシコ湾の原油流出事故の経緯が気になっているが、先日のニュースで「ケビン・コスナー氏の会社の原油分離装置を、BPが発注した」という記事を見た。この原油分離装置は、今回の事件以前の別の原油流出事故を発端に、彼が1992~3年頃に兄弟の協力を得て開発を進めていたのだとか。
 最近はほとんど彼の出演する映画を観てないなぁ…と思いつつ、なんだかなつかしく彼の顔を思い出した。実は私、すごく間近で彼を見たことがあるのだ。
 あれはもう14~5年前くらいだろうか。当時私が勤めていた会社に、彼がひょっこり現れたのだった。会社の社長と彼が友人だったのだ。その社長、私が尊敬する人の一人だが、朝から晩まで“これからの世の中には何が必要か”を考えてばかりいるような人だった(と勝手に思っている)。当時は、そんな社長と俳優のケビン・コスナー氏が友人だという事実に、なんだか違和感を抱き不思議だったのだが、なるほどなぁ…と今回のニュースで納得した。二人は同じマインドを持った人達だったのかもしれない。それは“発明家マインド”とも言えるし、“必要なら的確にすぐ動く”という“マネージャーマインド”とも言える。二人とも私にとっては雲の上の存在だけれど、同じマインドを持った人たちのこういうネットワークを想像すると、楽しくなる。

 一方で、日立製作所の元社員による発明の対価に関するニュースもあった。このたびの東京地裁の判断は、“元社員の貢献度は4%”ということだったらしいが、青色発光ダイオード事件と同じく、退社後のこういう訴訟はなんだか、傍で聞いている方も不愉快になる。いや、私自身、発明の対価は当然あって然るべきだと思うし、概して少なめな気がするのも否めない。けれど中村さんにせよ岡本さんにせよ、会社という後ろ盾なくして無一文の状態から同じ発明ができたのだろうかと考えると、やはり難しかったのではないかと思う。会社が数百人規模なら貢献度は1%以下から始めるべきだし、数千人規模なら0.数%以下から始めるべきではなかろうか。開発とは無関係の社員でも、みんなで会社を回しているんだというマネージャーマインドが欠如しているように感じられてならない。(控訴だ上告だといって時間を費やすより、優秀な人たちには次のクリエイティブな仕事を模索してもらいたいもんだ…と思うのは私だけだろうか?)
 かと言って、日産のカルロス・ゴーン氏が8億9000万円の報酬額と聞くと、マネジメントの対価って、そんなに高いのかなぁ…とも思えてしまうわけなんだけど(汗)。

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2010年6月23日 (水)

PVAとホウ砂でスライム作り

Slime20100622  月曜日に科学クラブでスライム作りをやったのが楽しかった息子は、火曜の朝、「家でもやりたいから、ホウ砂と洗濯のりを買っといてくれないかなぁ~」と言い出した。まぁ、ゲーム三昧よりはいいか…と薬局を回ったが、ホウ砂(四ホウ酸ナトリウム )がなかなか見つからず、4軒も渡り歩くハメになった。ホウ砂というのは、ホウ酸に似て、洗浄剤や防腐剤として使われるものらしいが、置いてある店は少ないようだった。洗濯のりの方も「PVA(ポリビニルアルコール)じゃなきゃダメだよ」と釘を差され、「本来は材料調達の苦労も実験のうちなんだけどなぁ…」と自分の甘やかし加減を反省しつつ、難儀しながら探し出した。蒸し暑い中、スライムの材料を捜し歩く私って…と情けなくなりながらも、多少は創造的に遊ぶかもしれぬ子どもを想って汗をぬぐった。ホウ砂50gが448円・PVA750mlが200円で、材料調達のミッションクリア。
2slime201006223slime20100622   小学校から帰った息子は、材料を発見するとすぐに実験開始。最初は、クラブで教わった通りの分量でプラコップ片手にやっていたのだが、2回目はなんと、キッチンからボールを引っ張り出し、倍量で! こんなに大量のスライム、どうするんじゃぁぁぁ!と思いながら見ていたが、「ビニール袋に入れて枕にしたら気持ちいいかもね」なんて言いながら、ビチャビチャと冷たい感触を楽しんでいた。確かに、腕回りにスライムをくっつけると、ひんやりと気持ちよく、蒸し暑さが一瞬やわらいだけれど、処分に困る代物ではある。いっそバケツ一杯作って、足湯ならぬ足スライムで、この夏を乗り切るかな?

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2010年6月22日 (火)

バローロ&バルバレスコ

Wine20100621  夫がまた久々に、ワインのアウトレットモール(Web版)を覗いて、数本注文を入れた。飲むのが楽しみなのは、バローロとバルバレスコ。数年前の桜の季節に飲んだバローロのおいしさが忘れられず、イタリアワインというとついついこの2本を贔屓にしてしまう。家にある最大の赤ワイングラスに注ぎ、たっぷりと空気に触れさせていただく瞬間を思い浮かべるだけで幸せな気分になる。今週は、週末にこのどちらかを開栓するのを楽しみにガンバロウ!

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2010年6月21日 (月)

第19回 算数オリンピック

 なんだかんだ慌しくしつつも、結局しっかりと観戦した日本vsオランダ戦。アイスクリームやポテチ片手に応援したが、0-1で残念無念。でもすごく善戦していた気がして、次のデンマーク戦に期待。
 日曜朝は久々に家族で朝寝坊して、ランチタイムにささやかな父の日パーティー。両実家の悠々自適な父たちには、今年は“ステテコ”を贈っておいた。
 それはさておき、午後からの息子の第19回 算数オリンピック(トライアル)は―――去年同様、何の準備もなく出掛けて行ったが、「何時間やるんだっけ? 1時間半? えー、3時間くらいやりたいのになぁ」と能天気に言っていた。どうやら、家で社会の復習をやるよりは、算数パズルを解いていた方が楽しいと思ったらしい。
 しかし、終わり時間に迎えに行ったら、「いやぁ~、難しかった! ジュニア部門はパズルみたいだったけど、算数オリンピックは“算数”だったよぉ…」とタジタジ。帰宅して問題を見せてもらったところ、全12問のうち6問目くらいまではパズル風に直感的に解けるようだったけれど、問題7と問題10はかなり面倒な気がした。問題11、12あたりになるともう集中力が続かず、「ホントにこれを1時間半で解ける小学生がいるの?!」という印象だった。息子は、問題10については確かめ算もして確信をもって正解できたようで、私にしきりに「ママ、これを1時間で解いてごらん!」とせがみ、タイマーをかけてやらされた……そして恥ずかしながら、1時間では到底解けなかったのだ。算数オリンピックの楽しいところは、親子が対等に語り合ってアイディアを提供しあえるところ。今回も家族で大いに楽しんだ。果たして何問正解できたのかはまだわからないけれど、こういう問題に楽しんで取り組めるだけでも立派なものだと思う。火曜日の夜に正解が公表されるようだから、親子ともどもその時に改めて考え直すことにした

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2010年6月20日 (日)

変則授業に翻弄される

 教育現場は何かと忙しく、試行錯誤中であることはよくわかる。それにしても今年は、土曜授業が頻繁に行われるようになった上、PTA活動やら保護者参加のイベントも数多く、その上“特別時程”と呼ばれる時間短縮授業も週に1~2回入るので、とにかく生活リズムが落ち着かない。専業主婦のお気楽生活でも「あれ?今日の下校時刻は何時だっけ?」と毎日プリントを確認するような日々だから、フルタイムで仕事しているお母さんたちは、それはそれは気苦労が絶えないのではなかろうか…?
 例えば、今月の授業日数27日中、時間短縮は5日、イレギュラーな4時間授業は5日もある。研究会とか交流会とかで仕方ないとはいえ、そういう日程はすべて年初にまとめて教えてくれるということはできないものなんだろうか? いきなり月の始めに通告されてアタフタしているのは我が家だけ?? 忙しいビジネスマンなら、半年や1年先のスケジュールを気にかけるのが普通だと思うのだけれどなぁ。詰まらないことかもしれないが、こういうのも男女共同参画を大きく阻む要因だとも思え、子どもの教育や生活の伴走の難しさを考えさせられるのだった。

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2010年6月19日 (土)

ワールドカップ南アフリカ大会

 巷を熱くさせているワールドカップ。我が家でも各々応援チームを決めてちょっと盛り上がっている。息子は律儀にサムライ・ジャパンを応援。夫はなぜかオランダチーム。そして私はアルゼンチン…というよりメッシ選手に萌えている。小柄な身体で淡々と芸術的なプレーを繰り出す彼の姿に惚れ惚れ。私が熱くなってアレコレと選手のプレーを評しているのを聞いて、息子は「人のことをアレコレ言ってないで、自分でやれば?」とか冷めたコメント。いや実際、塾のお迎えの道すがら、メッシ選手の物真似をしたくなる自分の身体の疼きに苦笑した。大型テレビを設置した近所の居酒屋さんも、いつになく活気に溢れた様子で、スポーツが巻き起こす高揚感をサラリーマンの背中に見た思い。

1_201006182_20100618   昨日の夕方は、何を思ったか、息子が突然「今晩は手作りハンバーガーにしようよ!」と言い出した。え~、面倒くさいなぁ…と内心思いつつ、急遽スーパーで挽肉やらバンズやらスライスチーズやらを買い込んで、息子と二人でハンバーグ作り。コネコネは息子にやってもらい、私は玉ねぎを炒めた以外は野菜を洗ったりパンを切ったり。いつもよりちょっと遅めの夕食になってしまったが、息子こだわりの手作りハンバーガーが意外においしくてビックリ!
 週末を迎えた開放感で食欲が湧いたのかな??と思いきや、この週末は土曜午前は小学校の授業、午後は塾で、日曜は算数オリンピック出場と、開放感とはほど遠いスケジュール。今晩の日本vsオランダ戦をゆっくりと見ている余裕はなさそうだな

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2010年6月18日 (金)

判例集…

 『知的財産法判例集』という、大渕哲也先生他が書かれた本をずっと手元に置いているが、これまではチラホラと拾い読みするだけだった。ここ数日で、このうちの特許・実用新案部分を通して読んでみた。一審→二審→三審という経過が見えるので、それぞれの事件が立体感をもって見えてくるが、世の中のあれこれについて、白黒つけるっていうのは本当に難しいことなんだなぁ…と実感する。裁判官の下す結論に「えっ?」と思ってしまうこともあるし、必ずしも公正さが無敵に見えないところがもどかしかったり。。。
 以下、印象に残った7つの事件をメモメモ。
○メリヤス編機事件(最判昭51/3/10)
 →拒絶理由は漏れなく吟味審理し尽くして前に進むべし!だな
生ゴミ処理装置事件(最判平13/6/12)
 →不正に気付いたら早急に何かしらのアクションを起こしておくべし!だな
○炭車トロ等脱線防止装置事件(最判昭37/12/7)
 →クレーム解釈のシビアさは常々重々意識すべし!だな
○ボールスプライン事件(最判平10/2/24)
 →均等論に頼りすぎず、出願当時の公知技術の把握分析と並行して検討すべし!だな
○ウォーキングビーム式過熱炉事件(最判昭61/10/3)
 →先使用者にはきちんとある程度の権利範囲は保証される!んだな
○墜道管押抜工法事件(最判昭48/4/20)
 →万全を期すには、最初に諸々を特約で取り付けておくべし!だな
○ヘアーブラシ意匠事件(大阪地判昭59/12/20)
 →可能な限りは専用実施権者として登録をしておくべし!だな
本書も読みやすくよく整理してくれてあると思うけれど、試験対策用のもっと最適な判例集があるんだろうか?。。。今月中に全編読みきってしまいたいけれど、私ってホント、読むのが遅い…

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2010年6月17日 (木)

駒場東邦 学校説明会

Komatou20100616  ジメっと蒸し暑かった水曜日、午前中は父の日のプレゼント発送のために百貨店に立ち寄り、そのまま昼過ぎからは、駒場東邦中の学校説明会へ。外部会場での説明会だったので、実際の校内見学はできず残念。
 説明会では、まず、塾の教育情報センター長さんが機関銃掃射のごとき入試分析解説をしてくださった。その後、渡邉俶充校長先生の講演。落ち着いた感じの優しく穏やかな雰囲気の校長先生は、丁寧に和やかにいろいろなお話しをしてくださった。創立53年の駒東にあって、そのうちの43年間、当校に勤務されていらっしゃるとのこと。国語がご専門ということだったが、どんな生徒にも柔軟に対応してくださるような包容力を感じた。
 全体を通して「あ~、いい学校ってたくさんあるもんだなぁ…」と感じ入ってしまうほどの充実ぶり。たっぷりとメモを取ってきたけれど、以下抜粋備忘録。
・入学すると4色の縦割りに組み入れられ、6年間その色は変わらない
・体育祭も色別対抗で、負けた色の高3は坊主になるという噂も…
・菊友会という保護者の会があり50周年にもなるそう
・学校法人 東邦大グループのうちの一校
・大学への推薦枠もいろいろあるが、皆推薦は希望せず受験する
・半数が東大受験する!
・中1の間は分割授業で20人ずつ(その後も少人数教育)
・週6日制で2800時間(公立だと1565時間)
・9つの理科実験室!
・週3時間の体育の他に武道(柔道と剣道)
・高3で文系2クラス、理系3クラス(うち医学部志望1)に
・8:25予鈴、3:00授業終了後は全員部活動
・交換留学制度あり(米、英、台湾予定)
・初年度112万、2年度以降85万(と書いてあったような…)
・後援会活動が盛ん(サークルもあり!)
スライドを拝見する限り、とにかく校舎はピカピカで、土のグラウンドも広く、言うことなしの環境。9月末にあるという文化祭を是非見に行ってみたくなった。

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2010年6月16日 (水)

プール開き

 昨日は小学校のプール開きだった。梅雨入りとほぼ時を同じくしたプール開きだったが、雨は一時的にあがって意外に蒸し暑くなってよかったよかった。
 プール開きに際してショックなことが一つ……。去年の夏は130cmの水着を着ていた息子。今現在の身長も去年とそう変わらず、140cm弱のままなので、「去年のがまだ着られるかな~?」と先日試着させてみたのだが、パッツンパッツンのキッツキツ。こりゃ~ダメだね、ということで急いで140cmの水着を買ってきた。ゼッケンを縫いつけて再度試着させてみたら……なんと!140cmの水着もパッツンパッツンではないか!? 「ボク、お尻とモモが太いんだよね~」とニヤニヤする息子。全体的に見れば標準体型のチビ助なのに、腰周りだけはゴジラ松井並のムッチリモモ尻になっていた! 「しょうがない、プール開きの日はこの140cmを無理やり着ておいて。苦しいほどキツければ、150cmに買い換えることにしよう…」と苦肉の策。小学生の間は、靴も制服も水着も、何回も買い換えるハメになる。同じ学校に通う兄弟とか従兄弟でもいれば、相当使いまわせるんだけどなぁ。……ということで、水着の試着で、息子の成長ぶりを歴然と見せ付けられた“夏への扉”だった。

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2010年6月15日 (火)

本郷中学 学校説明会

Hongo20100614  月曜日、生憎の雨の中、息子は劇団四季の劇場観劇教室。6年生全員が電車で劇場に赴き、午前中いっぱい観劇してくるのだそうだ。一方の私は、久々に学校説明会。三田線巣鴨駅そばの本郷中学校へ。この中学校からはなんと、今年のお正月に年賀状をいただいてビックリ! 以前資料請求したせいだとは思ったが、年賀状発送という営業アイディアが印象的だった。
 ドアtoドアで40分強の本郷中は、六義園もほど近い駒込にあり、比較的低層住宅の多い地域のせいか、空がとても広く感じられた。芝でのご経験も長い学校長の北原先生と、副校長の宮沢先生、中学教頭の佐久間先生のお三方がお話しになった。平泳ぎの北島康介さんの母校でもあり、運動が盛んだとよく耳にするが、北原先生のおっしゃる文武両道は、社会に出たとき役立つような基礎体力を上げることであって、文化部の活動も含め、部活動を通して広い意味での体力や人間関係を築くのが目的とのこと。中学の間は、部活動は週3日2時間以内、高校では週5日3時間以内と制限をかけることで、集中して取り組んで成果を上げることや、余暇を豊かに過ごすという、時間の使い方をして欲しいとのこと。入試面では、4科の合計点で判定するということ、ただし1科目でも0点があったら即アウトだということ、不合格者で希望する人には得点を教えてくれることなどが話された。徹底して情報公開していく姿勢であることが強調され、配布されたパンフレットも非常に丁寧なつくりで、学校窓口のメールアドレスまで載っていたのには好感を持った。
「どうして駒込にあるのに“本郷”中なんだろう?」という疑問を払拭する解説も冒頭にあった。1920年頃、本校を開校した松平頼寿先生という方が、もともと本郷区の教育長をされていたそうで、最初の計画では本郷に学校を作る予定だったのだが、どうしても用地が見つからず、別邸のあった駒込に開校することになったが、本郷の人たちからの強い要望で、校名には“本郷”を使うことになったとか。
 中学3年生以降は、“特進クラス”というのも設けられ、大学入試に向けての取り組みも盛んな模様。中学入試の成績で上位5名には“特待生”として1年間の学費免除などもあるそうだ(それはそれで入学後の生活でプレッシャーになりそうだが…)。
 グラウンドは人工芝でしっかりサッカーコート1面は取れる大きさで、校舎も掃除が行き届いた清潔感があり、先生方も若い印象だった。学校紹介ビデオの中で見た生徒さんたちは、素直で真面目な感じの子が多かったような気がする。基本的な頭髪・服装チェックは定期的に行われ、携帯も持ち込み可だが使用不可。こうした面は放任の私立中も多い中、標準的なマナーのもとで規則正しい生活を送れることは確実。“中学の間はお弁当必須”との宣言に少々たじろいだが、それはどこへ行ってもおんなじことだった(汗)。高校時代は私もお弁当だったのだと思うのだが、いつも早弁して、昼休みは体育館にいたせいか、お弁当の記憶がまったくない???(お母さんゴメンなさい)…ということで、そんなにプレッシャーを感じる必要もないのだろうか…

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2010年6月14日 (月)

「てこ・滑車」と「はやぶさ」と

20100613  日曜日は月に一度のサイエンス倶楽部へ。今月のテーマは「てこ・滑車」。“片てこマシン”という器械を使って“てこ”に関する言葉などを学んだあと、定滑車と動滑車を使った実験。それぞれの利点・欠点を実験を通して体感。さらに“さおばかり”を手作りして、いろいろなものを量ってみたそうだ。久々の物理分野の実験で、滑車やさおばかりなど、おみやげも満載。先生は「紙の上の問題には“滑車やひもの重さはないものとして考えなさい”と書いてあるけれど、実際に自作して実験してみると、いろんなものの重さや摩擦などがあって、なかなか理想通りの数値にはならないでしょ? そこんところをしっかり体験して欲しいです」とおっしゃっていた。
 この日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還。2003年に打ち上げられて以降、数々のトラブルに見舞われながらも、小惑星イトカワの岩石採取にも成功し(ているといいな)、それを地球に持ち帰るまでのミッションをクリアした! すごいなぁ。おつかれさまでした~。

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2010年6月13日 (日)

いろいろ

 写真で振り返る、この一週間。

【蕪の水耕栽培?!】
Bio20100609_3
カエルの水槽に入れておいた蕪の頭が、いつの間にやら大きくなってた…

【中玉トマト】
Tomato20100610_2
生協から届いた“中玉トマト”が妙に可愛くて思わずパシャリ!

【う~、マンゴー♪】
Mango20100610_2
お隣さんからマンゴーのおすそ分けをいただいた。

【プリント三昧】
Papers20100611_2
青本18版の四法部分と、特実意の審査基準をプリントアウト。普通の本20冊分くらいのゲラを目の前にしたような眩暈が…。

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2010年6月12日 (土)

相田みつを美術館

Mitsuo20100611  小学校から配布された相田みつを美術館の招待券の期限が迫ってきたので、母を誘って行ってきた。息子の塾と私の試験勉強を理由に、ここ数ヶ月音信不通を決め込んでいたので、ご様子伺いやら近況報告やら。夫の実家の両親も、体調が悪くて病院通いの連続だというのに、我が家に遠慮してヘルプを求めてこないので、申し訳ない気持ちでいっぱい。母は、「このところ調子が悪くて、何もする気にならないのよ」とこぼしていたが、その割に、春は台湾と熊野古道、連休頃は逗子・鎌倉、つい先日は三菱美術館にも遊びに行ったそうで、秋にはスペイン旅行も計画中とか。どこが調子が悪いって??? 私の散歩癖はこの血ゆえか…と内心苦笑。
 美術館は、造りが凝っていて、作品自体よりも美術館の造形に見とれてしまった。相田さんの言葉はどれも根っこに『正法眼蔵』があるらしく、どの作品にも共感するし字体も好きだけれど、さすがにちょっとメジャーになりすぎた感がある。この美術館ができた当時、「こんな個人名を冠したスペースを作っちゃって大丈夫かな?」と思ったが、この日もかなりの人混みで、人気は衰えを見せないようだ。
 順路の最後にあったスーベニアショップで、母と絵葉書を見繕った。各々、今の心境に合った言葉が書かれた絵葉書を数枚買ってきたが、ホラーなのが1枚……

Postcard20100611

 親として、この1枚にはドキリとさせられたのだった。

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2010年6月11日 (金)

入梅前の快晴!

 木曜は、入梅前のピーカンのお天気のもと、昼過ぎにちょっと白山まで出掛けた。高校教師をしている友人が出張で白山に来るというので、ランチがてらおしゃべりしようということになったのだ。白山の駅を降りると、白山神社で“アジサイ祭り”をやっていた。「このお天気じゃぁ、アジサイもヘロヘロだろうなぁ…」と思いつつ、待ち合わせのファミレスへ。
 午前中は授業をしてから来たという友人、忙しいながらも充実した日々のよう。進路指導部とのことで、昨今の高校生の進学・就職事情などを話してくれたが、こと就職に関しては、一昨年度の求人はそれ以前の50%、昨年度はさらに25%減とかで、景気の悪さを如実に反映しているそう。
 2人のお子さんは、お母様のお手伝いもあって保育園と小学校生活を恙無く送っているそうで、彼女自身はアメリカに研修に行かせてもらったり、お嬢さんと一緒にピアノを習い始めたなど、仕事も家事も趣味もしっかりこなして、まさにスーパーウーマン! 片や私の方は、「仕事もなく家事もいい加減な日々の上、挑戦中の資格試験もうまくいかなくてさ~」と情けない話をしたら、彼女のご主人が私と同じく以前弁理士試験を受けたことがあると聞いてビックリ。メーカー勤務だとは伺っていたけれど、知財管理部の所属なのだそうだ! 「でも1回受けたきりで、その後は知らないのよ~」とのことだったが、「是非一緒にがんばりましょう!って言っといて!」と伝言。リストラ対策で受験を試みる人が結構いるという話で「高校生も大変だけど、おじさんおばさんも大変だよね~」と苦笑した。「他社との係争が多くて“性格悪くなるよ~”ってダンナは言ってたよ」とかで、ふむふむ、クリエイティブな作業と保存行為は仕事の両輪なんだろうなぁ…と実務の現場に想像をめぐらせた。 ほんの小一時間だったが、約1年ぶりのおしゃべりでいい気晴らしができた。

Boys20100610  帰宅するとすぐ、短縮授業だった息子が帰ってきた。それからすぐにいつもの友達も遊びに来て、しばしゲームをした後は、珍しく二人でクイズ風に塾の授業の予習。友達と一緒に勉強できるようになるなんて、ちょっと前までは思いもしなかったな…。刺激しあえる仲間がいるというのは、幸せなことだ

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2010年6月10日 (木)

H22年度短答 合格基準点は39点

 昨日、平成22年度の短答試験 合格基準点が発表された。まだまだ力不足であることは自覚していたものの、昨年の基準点が37点だったこともあり、かすかな希望を持って特許庁HPを覗いてみた。
 39点……
あ~、1点及ばず! 正直なところ力が抜けた。神様はそう甘くなかったか…(というか、この勉強量で通ってしまったらバチが当たるか…)。まぁ実力がないんだから仕方ないけれど、息子の勉強不足を咎める資格ないなぁ…と溜息。合格基準点の推移は以下の通り。

 平成14年:40点
 平成15年:36点
 平成16年:39点
 平成17年:41点
 平成18年:37点
 平成19年:39点
 平成20年:39点
 平成21年:37点(自身は25点:合格者数1,411名、合格率19.2%)
 平成22年:39点(自身は38点:合格者数899名、合格率13.8%)

 改めて仕切り直しとなるわけだが、気持ちの整理が意外と難しい。資格試験に挑戦し始めた当初は5ヵ年計画だったが、それでも毎年少しずつ前進するという前提で段階的な成果を課していた。2回続けて短答に落ちた今、軌道修正に際し3つの選択肢が思い浮かぶ。
 1) 引き続き来年に向けた勉強を続ける
 2) 傍流の知的財産管理技能検定をメインに据え変える
 3) 特許庁や特許事務所等でのアルバイトを模索する
世間の厳しさを考えれば、たとえ弁理士資格が得られたとしても、40歳過ぎた未経験者を採用してくれる事務所など皆無なことは確かで、家で悶々と独り相撲を取るよりも、いっそ短時間のアルバイトで現場に入った方が、よほど人の役に立つし生の勉強もできるのでは…という迷いが頭をもたげる。
 いやいや、弱気な自分に喝!だな。とりあえず、特許法大改正の平成24年までは粘ってみようよ。それでダメなら潔く、無謀な勉強はやめて真摯に働こう。今後どんなご縁をいただくかもわからない。本来ならもっと一途にストイックに勉強に専念すべきところだが、一心不乱には程遠い雑用と雑念だらけの日々。それでも、日々の暮らしを大切にしながらの挑戦にしておきたいと思う。
 私以上にガッカリしてくれた夫と息子だったので、殊勝にも息子に「悪い見本、見せちゃったネ…」と言ってみたら、「そうだよ~、“ママにもできたんだからボクにもできる!”って頑張ろうと思ってたのにぃ」と文句を言われグサッ! さらに「ママは1問1点だからいいけどさぁ、ボクなんて1問3点か5点か、ひどいときは10点だよ!」―――確かに、重み付けもヘッタクレもない1問1点は、ある意味わかりやすい。今年の結果は神様からの叱咤と受け止めて、もう少し計画的にやってみようか。そして息子には、せいぜい私を反面教師にしてもらうとしよう。

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2010年6月 9日 (水)

自信家の子どもにつけるクスリは?

 日曜日に行われた息子の塾の一日テストを、覚えている範囲で自己採点させてみた。すると…(タラ~と私の額には冷たい汗)…社会なぞ、見るも恐ろしい数字。。。塾の先生の「覚える作業、嫌いなんでしょうね~」という面談時の言葉が脳内でリフレインする。親としては、ボチボチ我が子の実力というものを直視して、実現性の高い目標設定を促すタイミングを探しているわけだが、子どもというのは不思議と、根拠のない自信を抱く生き物のようで、「こんなんで、行ける学校あるかぁぁ!」と言っても、へこたれるわけでもなく飄々としている。まぁ、小学生のうちから自分を見限ってしまうよりは、自信家でいてくれる方がいいとは思うし、どんな子でも自分に自信を持っているからこそ“子ども”らしい魅力に溢れているんだと思う。それでも、自信家はとかく“反省”とか“改心”とか“方針転換”という言葉と無縁になりがち。無理強いしてまで勉強させようとはしない我が家の方針のもと、彼が冷静に自分を見つめ、得意分野を伸ばすとともに、苦手分野に積極的に取り組む日はやってくるのだろうか…?
 今日の私は、小学校でベルマーク集計の仕事をした後、部会に出席予定。夏祭りの子ども神輿のデザインを検討するらしい。6年生チームも2つの候補作を描いたけれど、どんなのに決まるのかな~?

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2010年6月 8日 (火)

ハガレン・マスタング大佐と菅新総理

 息子がまだ保育園の頃から家族で愛好している『鋼の錬金術師』が、今月のコミック「ガンガン」でついに最終回を迎える。我が家には単行本が全巻揃っているから、最終回もそちらで読むことになるだろうが、アニメもすでにマンガに追いつき、終局に近づいていて緊迫感バリバリ。私は途中、しっかりと追いかけるのをサボってしまい、もう一度読み返さないと全編通しての感想は書けないのだけれど、当初から気に入っていたのがマスタング大佐とヒューズ大尉(後に中佐)の男の友情。そして権力を欲する男の生き様。女性的な草の根の世直しも大きな意味があると思う半面、大局的な変革はやはり清濁併せ呑んだ権力の頂点に立たないと成しえないのか…と思わされた。
 で、菅新総理。市川房枝さんのサポートから政治活動を開始して三十有余年、ついについに、このたび総理大臣となった御仁。政治家からもマスタング・ファンからも顰蹙をかいそうだが、タイミング的にこの二人がダブって見える。どんな思いで政治活動を続けてきたのか、総理になってどんな政治を目指すのか、一市民には知る由もないが、成果が出ても出なくても、市民は意外とその熱意だけは敏感に感じ取る。どうぞ悔いのないよう頑張ってください!
 ちなみに菅氏、大学卒業後すぐに弁理士試験に合格して、しばらくは特許事務所を経営されていたということはあまり報道されない(しかも、大学在学中に麻雀点数計算機を発明して、ご自身で特許を取得されてもいるとか…ホントかな?!)。当時の試験は、今とは比べ物にならないくらい難しかったんだろうなぁ…と思う。単純に「スゴイな…」と実感されるとともに、仙石さんにせよ枝野さんにせよ軽~く司法試験を突破してたりして、政治家って集中力あるんだなぁ~とビックリ。ともあれ、この機会に弁理士の知名度アップが図れるといいですねー。わっしょいわっしょい!

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2010年6月 7日 (月)

デコ・バナナ

 土曜日の午前中、まだ朝食からそう時間も経っていない頃、食べ盛りの息子の頭に、ムクムクと何やら欲望が立ち上った(らしい)。
「生クリーム食べたいな」とボソリ。
生クリームだけベロベロなめるのもどうかと思い、ボールに砂糖と生クリームを入れ、泡だて器を手渡した後、バナナと、トッピング用のアラザン・チョコスプレーを出してやった。お好みで泡立てて勝手に食べておくれ…と放っておいたら、しばらく泡だて器を回した後で「うわぁぁ~!」との叫び。何?何?何?
1_201006052_20100605   見ると、無惨……泡立て過ぎた生クリームが、カッテージチーズ化していた! あららら、生クリームのパックに“泡立て過ぎにご注意ください”という注意書きが確かにあったが、こんな風になったのは初めて見た! 息子は「液状化現象だぁぁ!」とショックを受けている。食べられなくはないだろうけれど、息子のおやつにはちとマズそう。泣く泣くあきらめて、バナナにトッピングだけして食べることに。1本目のバナナにはアラザンを景気よくかけ、「を~、デコ・バナナだね♪」とご満悦。2本目のバナナにはチョコスプレーをこれまたしこたま乗っけて、ほとんどチョコ・バナナ状態にして食べていた。
 一度分離した生クリームは、元に戻すことはできないようで、ネットには「バターにして食べましょう」と書かれていた。哀れ、318円……

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2010年6月 6日 (日)

ブック・ソムリエール

 息子には、密かなるブック・ソムリエールの友人がいる。
な~んて言うとちょっとカッコいいけれど、実は私の友人のお嬢さんで、とても読書好きな中学生の女の子。息子が、読みたい本がなくなって手持ち無沙汰になると、それとなく「最近の面白本」を教えてくれる。謎好きな息子のツボもよく心得てくださっていて、彼女のオススメによって出逢った作家さんや作品は彼のお気に入りになっている。
 今月は息子の小学校の読書月間で、月末には読んだ本をリスト化して読書カードを提出しなければならないという事情もあり、親としては本を見繕いあぐねた。本人は昔読んだ『エラゴン』の続編数冊を読むつもりでいたようだが、はたで見ていると、どうも飽きがきている模様。そんな折、「はやみねかおるさんの『帰天城の謎』はもう読んだかな?」とのソムリエールからの一報。こりゃ~よさそう!と早速本屋さんへ赴いた。
Books20100604  息子に頼まれたコミックスと合わせ、ついつい6冊を購入! 件の『帰天城の謎』と、マンガ『エレメントハンター』、海堂尊さんの『医学のたまご』、それに『夢水清志郎に挑戦!名探偵ものしりクイズ』シリーズ3部だ。読書というには?なクイズブックも混ざってしまったが、これで当分はまた本の虫になってくれること間違いなし!

 今日の息子は塾の一日テスト。6年生になって2度目の、お弁当持ちでの終日テストだ。最高学年としての仕事もいろいろあって疲れる中、よくがんばってると思う。本がひとときのオアシスになるといいね 

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2010年6月 5日 (土)

久々の講演動画視聴

 まだ知識が追いつかないというのに、論文の模範解答をひたすら書写していると、どうもむなしくなってくる。自分の言葉じゃないというストレスや、書き手による文章の違いが気になって、すぐにウロウロとよそ見したくなってしまうのだ。
 そこで、気分転換と称して久々に偉い先生の講演動画を視聴してみた。今回は、前日本弁理士会会長の中島 淳先生による「ものづくりを支える弁理士の業務と、求められる資質」という講演。
 ビジネスと知的創造サイクル
 弁理士の業務と出願実務
 本来業務に必要な資質
などの項目立てで理路整然とわかりやすい口調でお話しが進んだ。興味深かったのは、弁理士の仕事の最も重要な部分が「発明者へのインタビュー」であるということ。クレーム作成が仕事の比重の90%を占める、という中で、発明者との的確なコミュニケーションが最も難しく大切なことだという。
 人は思っていることを正確には言えない/言わない
 人は他人の言うことを正確には聞けない/聞かない
という前提で、いかに発明者の意図を正確に掴み、隠れた価値を引き出すことができるかによって、できあがる明細書は天と地ほどもクオリティが違ってくるらしい。もっとも、この最初期のクライアントとの打ち合わせが一番重要というのは、どんな仕事でも同じかもしれないが。
 また、弁理士試験では、仕事に必要な「知識・スキル・マインド」のうちのほんの一部しか担保してくれないため、肝心なのは実務において精進し続けることだと。シーズとニーズをうまくつなげる「柔軟な目立てスキル」と「したたかな仕掛けスキル」を磨いて欲しいとのこと。そのためには“虫の眼・鳥の眼・地蔵の眼”を使い分け、専門性を高めつつも広い視野に立って、時代の流れを敏感に感じ続けていなければならないようだ。
 煩雑な実務の詳細ではなく、プロフェッショナルとしての心構えについて訥々と諭された印象の、初心に帰る講演だった。どうもありがとうございました。

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2010年6月 4日 (金)

咲いた…のかな?

2010060120100603   アロエベラの花芽をずっと気にしていたのだが、昨日の朝、「これって咲いてるのかな?」と登校前の息子が言うので見てみたら、小さな黄色いものがベロのようにチラリと見えている。「う~ん、どうだろ? 咲いてるっぽいねぇ」と煮え切らない返事で誤魔化す。あとから検索して画像を探してみると、我が家のアロエベラよりずっと密度の高い花々の写真がたくさんアップされていた。でも、花の数は少ないながらも、我が家のアロエベラもやはり咲いている状態のようだ。ふ~ん、小さいの1つが一輪というより、円錐形のような全体を1房と見るような感じなんだな。紫陽花とかって、あの丸い全体で1輪って言うんだっけ?…などと思い巡らす。
 いずれにせよ、この春は珍しい花を見ることができてラッキーだった。アロエベラの花が黄色くて、キダチアロエの花は赤いことも知った。来年以降も毎年咲くのかどうかは不明。ちなみに、アロエの花言葉は「健康」とか「迷信」だそうだ。今年は家族みんなが健康で過ごせるのかな~?

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2010年6月 3日 (木)

前期保護者個別面談

 宇宙飛行士の野口さんの帰還と、鳩山首相の辞意表明のニュースを、一喜一憂で聞いた水曜日。「宇宙から見たら、今の日本の状況はどんな風に見えるんだろう…」と複雑な心持ちで、なんだか他人事のようなマスコミの報道ぶりやら、自分自身の政治への不参加ぶりやらが苛立たしく、当事者意識を持つのって難しいなぁ…とぼんやり思った。
 そんな日の午後は、塾の前期保護者個別面談。塾の先生に、一体何をどう相談すればよいものやらよくわからなかった私だが、とりあえずはこじんまり、勉強方法とか志望校選定についてのアドバイスをいただくつもりで馳せ参じた。割振時間は30分。小学校の保護者面談の倍の時間だ。
 面接室に入ると、息子が3年間お世話になっている瞳の大きな塾長先生が一人。へ~、1対1の面談なんだ~。ご挨拶から始まり、あれこれと忌憚なく話させていただいた。15分くらいしゃべったかな?と思ったら、なんとすでに30分を5分ほど過ぎていた! 先生は息子のことを「マイペースのお子さんですねー」と言っておられた(笑)。「興味のあることにはとことんこだわるのに、関心のないことにはとことん無関心で(笑)」とも。そして、びっくりしたのは、先生がかなり確信を持った様子でおっしゃった「彼には○○中学がぴったりだと思います」との一言。「単なる長年の勘ですが」と前置きされたけれど、私はこういう勘を結構信じている。なるほどなぁ。「ただ、照準を合わせるのは9月以降ですから、今はただコツコツと、日々の勉強をこなしてください」とのこと。まだ全然本気で取り組む様子を見せない息子だけれど、塾長さんをして「ここがぴったり」と言わしめるような個性を発揮していると知り、嬉しいような困ったような不思議な感覚だった。

 先日、妙に上機嫌で学校から帰宅した息子。
「ずいぶんご機嫌じゃない? 何かいいことあった?」
「え~、別にぃ」
「気になる女の子とおしゃべりできたとか?」
「違うよぉ(←迷惑顔)」
「先生に褒められた?」
「んんん」
「授業中のこと? 休み時間?」
「さぁ~?」
「算数のテストで100点とったとか?」
「まっさかー。ウチがそんな小さい男だと思う?」
――(爆笑)そーですか、100点で喜ぶのは小さい男ですか。
……結局、何で上機嫌だったのかはわからずじまい。テストの点で一喜一憂するのは詰まらないことだと考えていることだけが判明した。塾の先生が聞いたら泣くのか呆れるのか…(汗)。

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2010年6月 2日 (水)

日本年金機構

Nenkin20100527  今年の頭に発足した日本年金機構から、先週、「被保険者記録照会回答票」の改訂書類が届いた。以前から問い合わせていた共済と厚生年金と国民年金の連携不備が解消されたというお知らせ。これに“船員保険”というのも追加されて、年金関連の記録がすべてつながったらしい。私の記録はこれでしっかりと、大学卒業後の就職から現在まできれいにつながった。「合計加入期間」という累計欄を見れば、自分の各種保険への加入期間の総計が一目瞭然。やぁ、よかったよかった。舛添氏の功績なのか長妻氏の功績なのかよくわからないが、お役所の自浄努力が目に見える形となった気がしてひと安心。
 とはいえ、私以上にヤクザに渡り歩いている夫の方の記録は未だ不確定だ。ポスドク期間の国立の研究所の記録やら、アメリカ・ドイツなどの大学や研究所勤務の時代の記録が、きれいにつながっていないらしい。詳しいことを聞いているわけではないので詳細は不明だけれど、一つ所に勤め上げている人と比べると、こうした手続の煩雑さ・不正確さが浮き彫りになりやすい。彼の学生時代の先生は、40代後半でアメリカに渡ってしまったが、年金を受給できることになって手続してみたら、えらく手間がかかって大変だったそうだ。夫の記録も早くつながるといいねー。
 日本年金機構の英語名は“Japan Pension Service”。一瞬、“安宿紹介所”的なイメージが頭をよぎってしまい苦笑。働く気力も体力も失せたときの“終の寄る辺”たる年金、きちんとした管理のほど、よろしくお願いいたしまするぅ~!

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2010年6月 1日 (火)

武蔵中学 学校説明会

Musashi20100530  先週の土曜日、私が息子の授業参観に行っている間に、夫には武蔵中学の学校説明会に参加してもらった。夫の説明会参加はこれが初めて。すべて私に任せきりで、「行けるところに行けばいい」的なスタンスの夫だが、武蔵の説明会当日は、授業参観だったり運動会だったりで生憎のスケジュールのため、どうしても私は行けそうになく、頼み込んだというわけだ。
 説明会を聴き終えた夫からのメール第一報は「説明はよかったです。武蔵に入れれば、十分に充実した学園生活が送れると思います」というなんともおおらかなもの。心配性の私のように、あーでもないこーでもないと細かいことを気にする風は微塵もなく、素直に説明会を評価していた。
 帰ってきてからいろいろ感想を聞いてみたが、やはり自分の目と耳で確認しないと、夫の感想はあくまで夫の感想だった。もらってきた資料の中に「The Musashi Way」という冊子があり、まるまる1冊が環境保全と省エネへの取り組みについて書かれていたのが興味深かった。私服だし自由な校風だし、大学受験なんて目先のことよりも将来の仕事を見据えた教育を心がけるなど、理念に共感する部分が多かったようだ。夫の知人の武蔵出身の方数人が、皆一様にユニークで優秀というイメージがあるので、尚更好感度は高いのだろう。
 諸々の感想を聞き終えて、夫みたいにおおらかに学校を見るのもいいかもな…と思った。どんな所にもいい面悪い面両方あるわけだし、あれこれ心配しても、入学したら本人がその学校の一部となって、学校の雰囲気を変えていくんだし。今月はまた数校の学校説明会を聴きに行く予定だが、夫の姿勢をちょっとは見習おうと思う(笑)。
 ところで、京大理学部が世間一般に対して寄付の要請をしているらしい。京大理学部といえば、錚々たる研究者の顔が多々思い浮かぶけれど、どうして一般にまで寄付を募るような事態に陥ってしまっているんだろう? 基礎研究がここまで窮乏しているとは…! 日本の大学、大丈夫なのか?!

さてさて、今日から衣替え! 小学校の制服は昨日のうちに忘れず夏服に変え、余裕の朝。もう6月とは、速い速い!

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