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2010年6月28日 (月)

逃亡と一芸

 先週、魚の腐ったような目で社会のプリントを眺めていた息子。もうちょっと楽しそうに読めんもんなのか??と思いつつ、チャチャを入れてみた。以下会話再現。
「『きみしにたもうことなかれ』って誰が書いたんだっけ?」
「与謝野晶子」
「誰に死なないでって言ってんの?」
「弟」
「病気かなんか?」
「戦争でしょ?」
「そっか~。もし○○に赤紙が来てさ、徴兵されたらどうする?」
「はぁ? 逃げるよ逃げる。逃亡する」
何の躊躇もなく逃亡者の道を選んだ息子。そーですかそーですか(せめて“代替役務をする”とか言ってほしかった…)。未だ多くの国が採用している徴兵制だけれど、他の国の若者はどう考えているんだろう?
「じゃあさ、『学問のすすめ』って誰が書いたの?」
「福沢諭吉」
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず、だっけ?」
「そうそう、でも現実は貧富の差がすごいんだよね」
「どうして貧富の差ができちゃうって言ってんの?」
「勉強するかしないかの違い」
「へ~、じゃぁ○○は、勉強しない人とかしたくてもできない人とか、してもしてもできない人は、貧しいまんまでいいと思う?」
「………」(しばし考える様子)
「あのさ、今どきは勉強できたくらいじゃダメなんだよ。一芸に秀でないと」
「(ギョギョッ!)そうなの? じゃ○○は何の一芸に秀でようと思ってんの?」
「まだ考え中」
問題の核心には触れず、まんまと逃げられた。逃げ足の速さも一芸に入るのだろうか…???

【後日譚】月曜日に遊びに来た息子のお友達に、おんなじように「徴兵されたらどうする?」と尋ねたら、ちょっと考えて「従わない」と一言。「やっぱり? ○○にもおんなじ質問したらね“逃げる”って言ったんだよ」と話したら、「だよねだよねだよねぇ~!」と二人して声を揃えていた

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