相田みつを美術館
小学校から配布された相田みつを美術館の招待券の期限が迫ってきたので、母を誘って行ってきた。息子の塾と私の試験勉強を理由に、ここ数ヶ月音信不通を決め込んでいたので、ご様子伺いやら近況報告やら。夫の実家の両親も、体調が悪くて病院通いの連続だというのに、我が家に遠慮してヘルプを求めてこないので、申し訳ない気持ちでいっぱい。母は、「このところ調子が悪くて、何もする気にならないのよ」とこぼしていたが、その割に、春は台湾と熊野古道、連休頃は逗子・鎌倉、つい先日は三菱美術館にも遊びに行ったそうで、秋にはスペイン旅行も計画中とか。どこが調子が悪いって??? 私の散歩癖はこの血ゆえか…と内心苦笑。
美術館は、造りが凝っていて、作品自体よりも美術館の造形に見とれてしまった。相田さんの言葉はどれも根っこに『正法眼蔵』があるらしく、どの作品にも共感するし字体も好きだけれど、さすがにちょっとメジャーになりすぎた感がある。この美術館ができた当時、「こんな個人名を冠したスペースを作っちゃって大丈夫かな?」と思ったが、この日もかなりの人混みで、人気は衰えを見せないようだ。
順路の最後にあったスーベニアショップで、母と絵葉書を見繕った。各々、今の心境に合った言葉が書かれた絵葉書を数枚買ってきたが、ホラーなのが1枚……
親として、この1枚にはドキリとさせられたのだった。
| 固定リンク
コメント