台風一過の保護者会
木曜日の朝、朝刊を取りに玄関を出たら……「涼し~い!」……台風9号が通り過ぎて寒気が流れ込んだのか、清涼な空気が心地よかった。
この日は午前から昼過ぎにかけて、3時間以上もの塾の保護者会。四教科の先生方から、現状の様子や今後の学習の進め方について説明があった。細かいことではいろいろと留意点はあるものの、大雑把に言って、今後の勉強についてはとにかく、限られた時間で効率よく“みんなができる問題を確実に解けるようになること”が重要なのだそうだ。面白い問題を心ゆくまで丹念に考えるというよりは、パッパと処理していく能力を鍛えるのだとか…。あ~、可哀そうに…と思いつつも、長い人生では、そういう力が求められる場面の方が多いのかもしれないなぁ…と内心ため息をつきつつ拝聴した。
あとは、モチベーションアップをはかるためにも、少しでも受験を考えている学校については、日常的に“あんなところがいい”“こんなところがいい”と、親がその学校を気に入って信頼している気持ちを表現してください、と言われた。受験は水物なので、どんなに力のある子でも、どこの学校に行くことになるかは100%断言することはできず、行くことになる学校を好きになれることが幸せなことなのだという意味合い。基本的に、11月半ばの時点までに行われる6つの実力試験のうちの半数で、判定が40~50%取れるようなら、その学校にはチャレンジ可能だろう、とのこと。安全志向の私としては、80%判定でなければ受験させる気になれないが、夫や息子は超強気というか能天気というかチャレンジャーというか、20%でも受ける気マンマン。「だってさぁ、受けなきゃ絶対受からないんだよ?!」と口を揃えるが、「見込みなく受けるのは無謀ってもんだよ」というのが私の言い分。まさに、夢見がちな男子と現実路線の女子の図。。。先生の提示した目安は、我が家の真っ二つに割れた意見のちょうど中道をいくものだったので、いい塩梅のお話だったと思う。
先生が、「台風一過の晴れ渡る日の保護者会ができたことは、このクラスの運気を象徴するかのようで心強いです」と縁起担ぎをおっしゃっていたけれど、もうここまでくると確かに、半分は運に頼るより仕方ないような気になってくる。まぁ、残り5か月、一日一日を丁寧に、無茶せずバランスよくがんばってもらおうと思った。
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