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2010年11月 5日 (金)

塾の最終保護者会

 昨日は塾の保護者会だった。しかも最後の保護者会。まだ個別面談等はあるにせよ、あとはもう、本番に向けてまっしぐらということだ。4人の先生が入れ替わり立ち代わり3時間ほど、今後の勉強法等についてお話しくださった。クールな塾なので、壮行会や激励会のようなものもなく、ハチマキを巻いて“エイエイオー!”的なノリもないらしい。「受験は単なる一過程であって、普通に勉強して普通に受験して普通に合格して普通にその先の夢に向かってがんばってもらうだけ」というスタンスが潔い。
 毎度のように、各教科の先生がそれぞれ魅力的な持ち味をもって語ってくださった。ある先生が、「この時期にテレビ見たりマンガ読んだりしている子はいないと思いますが…」と前置きして語りだしたときには、正直冷や汗タラタラ。我が息子に限っては、テレビ見放題、マンガ読み放題、新しいDSゲームもちゃっかり入手している始末。遊びをすべてシャットアウトして頑張っているお子さんたちの本気度が、息子にも伝染してくれることを願うばかり。。。
 今回は珍しく、算数の先生がずいぶん具体的な話をしてくださったので記しておこう。ふむふむと思って聴いたのは、併願パターンの組み方についてのお話。
 1つ目は、「受験校はすべて志願校!と思って取り組んで欲しい」ということ。“滑り止め”とかいう意識でなく、どの学校も“行きたい”と思える所をしっかり考えて欲しい、ということだ。これに関しては我が家は問題ないかな?と思えた。なにせ惚れっぽい親なので、見る学校見る学校、それぞれに良いところが見えて、全部に行かせたいくらいだから(汗)。
 2つ目は「判定%の見方」。先生は、「こういう数字が気になってしまうものですが、持論で言えば、3種類の区別しかないと思っている」とのこと。それは“20%以下”“20~80%”“80%以上”の区別だそうだ。これにより、“無理がある”“頑張っていこう!”“まずまず大丈夫”の3判断になるというのだ。毎回ブレのある小学生のテストでは、40%と60%に優位な差はないと思うということだった。ごもっとも。焦りすぎず驕りすぎず、大方の人は“頑張っていこう!”と思って取り組んで欲しいということ。この点も我が家は、先生に言われずとも第一志望校は“頑張っていこう!”レベルなので、驕る心配はなさそうだ(笑)。
 3つ目は「60%、3つ受ければ90%」という自作標語。算数の先生らしい標語で笑った。たとえ合格可能性60%と言われた学校でも、3つ受ければ確率は必ず上がるから、不合格を恐れずに果敢に受験して欲しい、ということのようだ。「塾講師という人種は、一人最低一校は成果を出して欲しいと思うものなので、今後の面談で厳しいことを申し上げることもあるかもしれませんが、挑戦すべき所には挑戦していく勇気も持っておいてください」とのこと。
 各先生とも、親に対する注文としては、とにかく「褒め上手」でいて欲しい、ということと、「健康管理」をしっかり、ということだった。「課題よりは睡眠時間重視」とか「栄養バランスの取れた良い食事を」とか、果ては「1月に入ったら生モノは食べさせない」なんていう言葉まで飛び出し、「げ~、そんなにデリケートに扱わなくちゃいけないのぉぉぉ?!」と思ってしまったが、がさつな私のこと、これくらい言ってもらわないと、平気で消費期限切れ食品を食卓に並べてしまいそうだから、まぁしっかりと小耳にはさんでおこう
 集まった保護者の方々は、なんとなく鬼気迫る雰囲気を醸し出していた気がするけれど、先生方が「本塾を選んでいただいてありがとうございました」と最後におっしゃるのを聴き、「息子はいい先生方にお世話になってきたんだなぁ…」としみじみしてしまった。まだしみじみするには早すぎるぞっ>私

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