1870回のお弁当
火曜の朝、校外学習のお弁当のおかず用にタコさんウィンナーを炒めながら、ふと思った。
「息子の中学高校のお弁当を作り続けたら、何回くらい作ることになるのかなぁ??」
部活に入って、土曜の午後も活動があるとしたら、月におよそ26日、1年で312日、6年で約1870回……
最近流れている東京ガスのCMで、母親が毎日毎日、息子へのメッセージを込めたお弁当を作り続けるというのがある。東京ガスのCMは妙なドラマ仕立てで泣かせるものが多いのだが、今回のCMは母親にとってはかなりプレッシャーのかかるもの。バラエティに富んだお弁当を毎朝心をこめて作る絵を見せられるものだから、一緒に観ていた息子に釘を差した。「悪いけど、ママはあんなに毎日いろんなお弁当は作れないからね」―――すると息子は一言、「わかってる」―――まぁ、日頃から作るよりは食べる方に情熱を燃やす私を見慣れているから、大して期待もしてないようでホッとした。
お弁当と言えば、先日、母から聞かされた昔話が印象的で苦笑した。
「お母さんさー、私が高校時代、毎日お弁当作ってくれてたんだよねー?」
「まあね。」
「毎日速攻早弁してたせいか、よく覚えてないんだよね」
「あっそう。“お母さんのお弁当は色が地味だ”ってよく文句言ってたけど?」
ひえぇぇぇぇ~。若気の至りとはこのこと。自分が作る立場になってみると、親にはただ頭を垂れるしかない。1870回のお弁当作りは、鶴の恩返し気分で取り組ませていただくつもりだけれど。。。もし私が仕事を再開した場合、夫がお弁当作りを分担してくれるのかどうかは激しく疑問。まず無理だろうなぁ。
そういえば、今日から「相棒 劇場版 II」のロードショー。あ~、観たい。観たいけど、が・ま・ん。人生、辛抱。
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