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2010年12月16日 (木)

表現の自由?

 今年のノーベル平和賞では、“言論の自由”がそこここで声高に叫ばれている。そんな折、東京都議会では、青少年健全育成条例が改正され、マンガの過激な描写が規制される方向へと動いている。それを受けて、来年行われる東京国際アニメフェアへの出展見合わせを決める出版社も現れている模様。e-womanというサイトでは、今週の「円卓会議」でこの話題が取り上げられている。さて、皆さんはこの問題、どう考えておられますか?
 私は、マンガやアニメを愛すればこそ、規制の方向に賛成。出版しちゃならんという規制ではなく、しかるべき年齢制限を設けるべきだと思っている。都議会の規制案をきちんと読んだわけではないので、都議会の案に賛成かというとそれはわからないが、以前から、何らかの規制化は必要だと思っていた。まぁ、普通に暮らしている青少年が今、本屋でウロウロしているうちに超過激な表現を目撃してしまうという状況は、よほど好奇心旺盛で、自身の興味の範疇を越えたジャンルの本に手を伸ばさない限り、ないのかもしれない。それでも、年々露出がエスカレートするラノベのカバー絵などを見慣れた子どもたちは、もはや“キューティーハニー”の変身シーンや“ルパン三世”の不~二子ちゃんのシャワーシーンなんて、「それがなにか?」状態ではなかろうか? 青少年大好きなおば様としては、はじらいのない青少年はもはや青少年ではないと思うわけで、そういう感性を守るためには規制が必要だと考えるだけなのだが(汗)。少なくとも今回の話は、大人の側の責任や嗜好の問題で、“表現の自由”とはちょっと違うような気がする。
 過激なものが売れやすく、それを生活の糧にしながら自分の道を模索している作家さんの存在などを想像すると、一切NO!と割り切るのも難しいけれど、少なくとも自分の子どもにそういうものを見せられるかと訊かれたら、答えは簡単なこと。どういう立場で答えるかで、多少ブレが出るのは仕方ない。
 今回の件が話題になったとき真っ先に目にしたのが、私が今後の動向を最も注視している角川書店さんの出展中止記事。正直ちょっとガッカリした。むしろ驚くような規制方法を提案するくらいのことをしてほしかったな。。。と思ってしまったわけだ。な~んて偉そうなことを書いてますが、大多数の人には“対岸の火事”なんでしょうか…?

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