和の趣
久々に息子から本探しのリクエスト。だいぶ前に我が家のブック・ソムリエールからお勧めいただいた『ぼくの・稲荷山戦記』という本を読み終えるのに合わせてか、2冊の本をご所望。1冊は“あやとり”の本。教室でにわか“あやとり”ブームが起きているらしく、「はしご」とか「東京タワー」とか「鼓」とか、基本的なものがわかりやすく載っているのを探してきてほしいとのこと。もう1冊は“和算”の本。以前買った『こども和算塾』という本では物足りなかったようで、「“継子立て”っていうのが載ってる楽しそうなやつ」という注文。どちらも、amazonで探すには中身の保証が危ういので、久しぶりに丸善OAZO店へ。
9時過ぎに行ったら、なにやらすごい行列。どうやら「AKB48」の本の発売に合わせたサイン会らしく、若めの男性ばかりがゾロゾロと異様な列をなしていた。電子書籍ばかりになっちゃうと、こういうイベントはやりづらくなるだろうなぁ…などと思いながら3Fの売り場へ。小一時間ばかりウロウロと、立ち読みしつつ探索。結局、和算の本を2冊と、あやとりの本を1冊、さらに“はやみねかおる”さんの小説を1冊と、竹内薫&茂木健一郎のエッセイを1冊買い込んだ。“あやとり”と“和算”は和の趣で、私も息子とたまには〝あやとり”でもやってみるかな……と、ちょっぴりウキウキとページを繰ったのだった。
その日の午後、3時間ほどで竹内&茂木エッセイを一気読みしたのだけれど、本書にはまだ、息子の食指は伸びないかな~?という印象(思ったより読者の想定年齢が高かった)。それにつけても、茂木さんの柔らかさを前にすると、竹内さんがずいぶん硬く感じられて面白かった。息子にも、こういう盟友が一人でも二人でもできるといいなぁ~、とも思った。
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