大寒波の中のセンター入試もなんとか終わった。この冬は暖冬になるという噂だったのに、どうも様子が違う。寒い中、関係者の方々お疲れ様でした! 夫の勤務先もセンター入試会場になったようだが、「この寒いのに、超ミニスカートで来てる女子学生がいた」と呆気にとられていた。息子の小学校の制服も半ズボンで、見ているだけで震えてしまうが、子どもは意外にへっちゃらな顔をしている。
千葉の中学入試開始を前に、親の方はまたそわそわと落ち着かない気分になりつつあるが、子どもたちも子どもたちなりに気にしているようだ。学校でも塾でも、入試の話は禁句と釘をさされているものの、先週息子が学校を休んだ翌日には、「風邪?」「どこ受けてきたの?」と数人から訊かれたようだし、入試当日の同じ教室には、塾で一緒の友達が3人もいたというから、まるっきり「ひみつ~」というわけにもいかないらしい。
そんなわけで、子ども心にもさすがに緊張がみなぎってくるのだろう。息子が家で読むマンガのチョイスが、それを如実に物語る。『ギャグまんが日和』『あたしんち』『ペンギンの問題』『うちの三姉妹』など、必ず笑えるマンガばかりを手に取っている。ケラケラケラケラと笑いながら読んでいるから、一見すると「試験前になんて暢気な!」と思わなくもない光景なのだが、日々眺めている母親としては、明らかにそれが緊張をまぎらすための対策だとわかり、ちょっぴり胸が痛む。こちらも、もはや角を出して叱り飛ばす必要性も感じず、おかしなオヤジギャグなど飛ばしておどけてみたり。。。「笑う門にはなんとやら」で、せめて家では、大いに笑ってリラックスさせてやりたいものだ。
1つ、意図的でなく大笑いしたこと。塾の国語のプリントを見ていたら、文章中の「ハッスル」を漢字にせよ、という問題を見つけた。何を思ったか私、“hustle”だと思い込み、「えーっ?! “ハッスル”って漢字にできるの??」と息子に質問。面倒くさそうに「何?」と見に来た息子に、プリントの件の箇所を指し示すと……
「これさ、“hustle、hustle、みんなhustle (by かいけつゾロリ)のハッスルじゃないよ」 と破顔一笑。問題だけ見たら「ハッスルを漢字に」なのだが、文章中には「あるがままの世界が“ハッスル”声―――」とあった。なぁ~んだ! 詰まらない勘違いに二人で大笑いしたのだった。
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