第三のお供
昨日は都内でも風花が舞うほど寒い日だったが、明日からはいよいよ都内入試。その間の私の、待機時間のお供は、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に決定。久々に、大好きな米原万里さん作品。息子と同じくらいの年代の頃、万里さんが通っていたプラハ・ソビエト学校での友人たちの話だ。息子が、多感な中高生時代を過ごす学校を決める入試だから、たくさんの個性的な友人に巡り合えることを願うとともに、油断すると偏差値輪切り思考に陥りがちな私を、万里さんならブッ飛ばしてくれそうな気がしたから。
『使命と魂のリミット』→『夜は短し歩けよ乙女』ときて、第三のお供。なんだかそれぞれ、全然作風の違うチョイスだけれど、緊迫感の高まりをよく象徴している気がしないでもない。落ち着いてじっくり読めるかどうかはわからないけれど、思い出深い読書タイムになることだろう…。
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コメント
こんにちは!
太郎の父母さんも万里さんお好きだったんですね(^^)
自分とは正反対の性格のように思える半面、姉御のようでもあり、不思議な親近感をもっています。
ひと昔前のロシアは、どこもここもウ○コまみれみたいに汚かったろうから(偏見?)、ショスタコーヴィッチの話を読んでも水に流してあげたいと思います(^0^)。
それにしても、もう没4年半なんて…。
ああいう女性、最近あんまり見ない気がします。
投稿: Taraco | 2011年1月31日 (月) 16時54分
太郎の父だす。
米原万里さん、ボクも大好きです。
もう亡くなられて4年半なんですね…
http://bit.ly/gwSNED
「嘘つき…」って確かショスタコーヴィッチがトイレで転んで、
ウンコまみれになった話があったような?
その話を読んでから、
ショスタコーヴィッチの死ぬほど暗い深刻な音楽を聴いても、
ウンコ話が頭をよぎってしまいのであった…
まあ、彼の音楽は諧謔的な側面もあるのでちょうどいいかな?
それでは、ご機嫌よう~
投稿: 太郎の父 | 2011年1月31日 (月) 15時09分