『「大発見」の思考法』
受験が終わり、日々まったり読書。息子は『ドラゴン・飼い方育て方』なんぞという本を眺めている。私はというと(読書よりほかにすべきことはあるんだけれど)、中学受験ライフでかなり偏った思考を矯正すべく、サラリと読める新書を手にした。
山中伸弥さんと益川敏英さんの対談集、『「大発見」の思考法』。一瞬、安直な本かと思ったのだが、amazonのレビューで、私の信頼する“ゴルゴ十三”さんが星5つ付けていたため、試し読み。読んでみると、下ごしらえのゆき届いた、とてもいい本でビックリ! 対談という形式のハンディを、逆に“読みやすさ”と“広範なテーマ性”という武器に変えて料理してくれており、サラリと読める割に“読んだ甲斐”充分の本だった。
息子の将来構想として、実業に携わりたいという気持ちと研究職に就きたいという気持ちが、相半ばして混沌としているようなのだが、こんな本を読むとやはり、アカデミックな世界で生きて欲しいなぁ~と思ってしまう。気の早い心配で鬼が笑うけれど、まぁお二人のように「面白い!」と思えることに出会って、興奮して生きられればそれが幸せかな~? もうあまりうるさいことも言わないので(←ホントか?!)、キミはキミの道をゆけ!
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 日本野鳥の会 創立90周年記念誌(2024.07.17)
- 「時間」と「SF」(2024.06.25)
- 『森と氷河と鯨』(2024.04.12)
- 家庭画報3月号(2024.02.28)
- 『還暦不行届』(2024.01.18)
コメント