融通というもの
昨日は小学校の卒業式予行だったのだが、今頃になって6年生の間でインフルエンザと風邪がはやりだしたらしく、クラスで10人ほどもお休みがいたとのこと! 幸い息子はケロリとしているのだが、夫の方が高熱に倒れた(インフルエンザではないらしい…)。また、今日は実家の母が白内障の手術前の検査だとか。いろいろ心配で落ち着かない。気分も経済も停滞気味で、明るくいようと思いつつも、気づくと悶々としている。。。
そんな中、主婦の仲間内では消費奨励の声が高まっている。満身創痍の日本に、少しでも新鮮な血流を蘇らせるためにも、せっせと消費しよう!というもの。阪神淡路大震災を経験された友人から、詳細で示唆に富んだ経験談や、今回の地震との比較検討を聴かせていただき、物理的な復興と並行して、停滞した経済を少しでも回せるようにしないといけない…と私も思うに至った。
その一環として我が家も先日、春からの息子の中学通学に備えて、子ども用の携帯電話を買うべく近所のdocomoショップへ。ところが、いざ契約!という段になって、学生証がないと子ども名義で契約することができないという話に。担当の方が、まず店長に確認し、要を得ずに今度は別の店舗に電話で確認し…としばらく確認作業が続き、結局「ダメだそうです」とのこと。う~ん、親も同行している上、保険証も入学許可証もあるというのに? 改めて4月以降に出直すことにして店を出たが、なんだか融通がきかない感じで苦笑。まぁ、私鉄や地下鉄の定期券も学生証がないとダメらしいから(最近JRは多少融通がきく)、仕方ないか…。
そういえば地震の被災地でも、“法の壁”のためにゴミ処理などができずに困っているという報道があった。携帯の契約くらいなら、詐欺対策などのための画一的な運用も致し方なしと思えるが、緊急事態の中、あまりに通常のルールに縛られていては、進むものも進まないだろうと思うと、当事者のやりきれなさはいかばかりか…。
阪神淡路のときの政権与党だった自民党には、もっともっと当時の経験を活かして積極的に復興支援活動の中心となって動いてもらいたいと思うのに、歯がゆい対応が続く。政治家なんてそれこそ、いくつもの修羅場をくぐりぬけてこそ実力がついていくものだろうに、その貴重な経験を活かさずして、何が政治家か?! 党の壁を越えて過去の経験を今に活かせないんじゃ、二党制も多党制も百害あって一利なしでは?と市井のおばさんは憤慨してしまうのであった。。。
本日、最高裁大法廷で行われた「一票の格差」に関する判決は、「格差は違憲状態」との判断が示された。過疎化の進む地方の山村のことなどを考えると、これまた難しい問題だと思うけれど、こちらは融通の幅を狭めていく方向に動き出しているようだ。。。
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