“はじめてのおつかい”状態
昨晩の放水ミッションに身体を張って挑んでくださった福島第一原発の現場の皆さん、本当にお疲れ様です。日本中の人が見守っています。身を挺した放水作業で、燃料棒の冷却が進みますように――!!!
昨日のこと。朝からいいお天気でポカポカと暖かく、久しぶりに気分も上向き。こんな日は、公園にシートとお弁当を持って行って、一日屋外でのんびりすれば、大いに節電に貢献できるなぁ…などと思っていたのだが、息子は「昼過ぎから友達の家に行く」と言う。なんでも、ここ数日集まって遊んでいる6人で、越境通学している友達の家に集まることになっているのだとか。地下鉄で3駅ほど離れた場所らしく、自転車で行くとのこと。
ひぇぇ~! それを聞いていきなり心配になってしまった私。これまで、友達と自転車で遊びに出るといっても、たかだか1km圏内で、よく知った道を駄菓子屋や公園まで出掛ける程度で、遠出は大人が必ず一緒にいたというのに…?!! ザワザワと不穏な想像ばかりが頭をもたげ、「とりあえず、集合場所まで付いていくわ」と、自転車で後から付いて行った。。。
集合場所には予想したとおりの絵面で、高学年男子がたむろして息子を待っていてくれた。おそるおそる、「みんなだけで行くの?」と尋ねたら、子どもたちの後ろからお母さんが二人顔を出した。なんと、お邪魔する家のお母さんと、PTAの常任を長年務めてくださったお母さん。「私たちが一緒に行くんで、大丈夫ですよ~♪」とのこと。
ホッ!
一気に懸念氷解。「卒業間近になって、こんなにみんなで遊ぶようになるなんてね~。あと1年くらい一緒にいさせてやりたくなっちゃいますね」と一人のお母さん。「ホントにね~」と笑い合った。余震も続いているから心配でたまらなかったけれど、お母さんが二人も付いていてくださるとは、ありがたやありがたや。みんなを見送って、私は一人帰宅。
この一連の流れを遠目に眺めていた夫は、私が帰宅するとあきれたように言った。
「まるで、“はじめてのおつかい”状態で、これから小学生になる子の親みたいだなぁ。もう中学生になるんだから、大丈夫だよ」―――
5時に電話があり、「みんな御飯をご馳走になって7時頃帰るって言うから、ボクもそうしていい?」とお伺い。やれやれ、親の心子知らず。付き添ってくださっているお母さんにヨロシクお願いして、夫と二人お茶漬けをすすることに。わびしぃ~! 結局、帰宅したのは、お友達親子に家まで送ってもらって9時過ぎに! まんまるお月様が輝く明るい夜だった。いやはや、お世話になりましたー
この日の午後、春からお世話になる中学の制服が宅急便で届いた。あ~、ボチボチ子離れしないとね…。
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