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2011年3月17日 (木)

地震後平日3日目

 地震後の平日3日目の水曜日も、混乱と不安の日々が続いた。息子は幸いにも通常通りに通学でき、夫は全線各駅停車の中、普段より時間をかけて出勤。私は、わずかの野菜を求めて買い物に出た以外は自宅でいつもの勉強。諸々のリソースを使わないように暖房やTVやネットを控えないと…とは思いつつ、時折メールチェックしたり原発の様子をTVで確認したり…、なぜか精神的にとても疲れてフラフラする感じだった。
 昼前に近所の八百屋さんへ行ったのだが、品薄とはいえ各種野菜も入っていたため、大根やらカボチャやらリンゴやらを買っておいた。たまたまお隣さんも買い物に来ていたので、一緒に帰宅。他愛ない話をしながら徒歩で帰ってきたのだが、なにげないおしゃべりでこんなに安心できるのかぁ~と感じ入ってしまった。
 それはさておき、昨日の特筆すべきは、放課後の息子の行動。帰宅するとサッサとおやつだけ食べ、クラスの友達と電話で連絡を取り合って、今まで遊びに行ったことのないお家へ遊びに行ってしまった。公園で集まって遊ぶ友達数人のうち、1人の子のお母さんが、「こんな状況下だからウチで遊びなさい」とおっしゃったのだとか。私にお伺いを立てるでもなく、自分ひとりでサクサク決めて出て行った。いつも奥手な息子にしてはびっくり仰天の能動的アクションだった。(この非常時下でも、子どもは日々進化している気がした…)

 東北地方の皆さん、寒く厳しい日々だと思いますが、どうぞ踏ん張ってください―――

(今は↓こんなこと言っている場合じゃないことは重々承知の上、自分用メモ)
(間違った認識もあるかもしれない…)
 今回のことで驚いたのは、放射性廃棄物処理のこと。以前から、研究所ができるばかりで、なかなか地層処分地が具体的に決まらないことを心配していたのだけれど、このたびの原発事故で、放射性廃棄物を地層処分する以前に、30~50年もの冷却期間が必要だということを知った。4号機のプール内に管理されていたものは、ガラス固化前のものなのかよくわからないが、“専用の貯蔵管理施設”というのは、原子炉の格納容器のすぐ上の、保管プールのことなんだろうか??? 素人目にはとても物騒な場所に思えるけれど…。なんだか、廃棄場所を確保する前から、こんなにも原子力発電に依存してしまうこと自体が問題に思えて仕方ない。
 誰かがブログに書いていた。
―― 国民全体の安全保障のために、米軍基地を沖縄に。首都圏の膨大な電力需要のために、原発を地方に。―― 悲しいかな、放射性廃棄物の地層処分地も、同じ論理で選定されていくのだろうか…。

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