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2011年3月16日 (水)

地震後平日2日目(鉢植えの風景)

20110119  地震後の平日2日目、息子は通常通り小学校へ。夫は普段とは別路線を使って出勤。専業主婦で仕事の心配も抱えずにおり、かと言って現地にボランティアで飛ぶほどの覚悟もなくて、何もできずにもどかしい思いに苛まれる。せめて、ベースキャンプ・スタッフの気概をもって、困っている人がいたら即座に手を差し伸べられるように控えていたい。。。
 昨日もいろんな人の間でメールが飛び交い、一人の友人のご親族は石巻で津波にのまれてお亡くなりになったと聞いて愕然。。。他にも、大槌町や気仙沼で消息不明の方がいるなど、徐々に事態の深刻さが身に迫ってきている。。。
 昨日届いた生協の荷物は、野菜に関しては長ネギ以外すべて中止だった。配送のお兄さんは、「当面自転車通勤に切り替えました」と言っていた。大揺れの時にはトラック運転中だったそうだが、道路がウネウネして感じるほど揺れたとのこと。怖かったろうなぁ。
 また、日刊知財によると、特許庁へ、手続き締切期日に関しての問合せが殺到しているとか。今回のようなケースではきっと、職権で出願人の不責事由に配慮し、手続き期間を延長してもらわないと、請求もままならない状態だろうなぁ。。。
 今年に入ってすぐの頃、息子が悲しそうに鉢植えのアロエベラの前に立ち尽くしていたことがあった。「どうしたの?」と尋ねると、「誰かに切られた…」とボソリ。見ると、太く青々した立派なアロエの葉が1本、途中でパッサリと切られていた。通りすがりの誰かが、自分でも増やしてみようと思って切り取って行ったのだろうか…。一声かけてくれれば、喜んで差し上げたものを、どうして無断でこういうことをするのか、ちょっと理解に苦しんだ。そういう人がいることも悲しかったけれど、こういう些細な出来事の積み重ねで、息子の“人への信頼感”が損なわれるのが辛かった。
 しかし、今回の大地震では、見ず知らずの人同士でもお互いに声をかけあったり、励まし合ったりという光景があちこちで見られて、なんだか安心させられている。とかく“猜疑心”旺盛な息子も、意外な声掛けをいただいたりしながら、少しは世間への信頼回復ができているのだろうか…。被災地での献身的な救援活動や、世界各地から寄せられる温かい声援や義援金、知人友人間での心配りなどを見ると、こんな状況下でも心あたたまる思いだ。
20110310_1   我が家のアロエ(非常食?)以外の鉢植えは……、まだまだ寒さ厳しい中、椿が新たに5つほど蕾をつけている一方、スノーフレイクは順調に葉を伸ばし、今年も元気いっぱい。あと少ししたら、若葉の青がきれいな季節になる…。この春は、息子の新入学ということもあり、桜の咲き具合にことのほか期待してしまうが、ともかく、この1~2週間だけでも、全国的にお天気続きで寒さが和らいでくれることを祈るばかり―――!
(昨晩からの被災地は雨や雪……早くやんで……!!!)

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