根津美術館
春の嵐の中、日曜日に息子と二人、根津美術館へ。2月に屏風絵のデジタルアーカイブ展を観に行った延長で、本物のカキツバタの観賞と併せ、“国宝 燕子花図”を鑑賞しに。 表参道から美術館への道がおしゃれな上、美術館自体も建物といい庭園といいしっとりと素敵で感激。大昔に行った記憶があるのだけれど、その当時と今とではずいぶん違う趣。お目当ての尾形光琳筆「燕子花図屏風」は当然のごとく素晴らしかったけれど、作者不詳の「吉野龍田図屏風」が魅力的でうっとり(写真はPostCard)。息子も、「紅葉の屏風絵が一番好きだな」と言っていた。桜と紅葉の絵の中には、『古今和歌集』と『玉葉和歌集』におさめられた吉野と龍田(桜と紅葉の名所)を詠んだ和歌が随所に書かれていた。
他にも、源氏物語や伊勢物語を題材にした屏風絵や、たくさんの仏教彫刻なども展示されていたのだけれど、お目当てのものだけゆっくり堪能したらそそくさと庭園へ移動してしまった。 そして庭園の気持ちよさといったら! 高低差があり変化に富んで、いくつものお茶室や石像などが点在する上、季節の花々が美しかった。息子は、「あ~、ここで鬼ごっこしたら楽しそうだなー」と場違いなことをつぶやいていたが、気持ちはわからなくはなかった(笑)。ぶらぶらと歩いているだけで心楽しく風流な気分。面倒くさがりの息子にしては珍しく、庭園もくまなく歩き回って探検していた。
藤棚は、まだまばらな房しか垂れていなかったけれど、雲の切れ間から差す光で緑が輝いてきれいだった。人の数もそう多くなく、のんびりゆっくりと庭園散歩を楽しめた。
帰り道、ランチがてら有楽町のビックカメラに寄ったら、LEGOで作られた巨大なハリポタ人形がお出迎え! ハグリットには一体いくつくらいのブロックが使われていたんだろう??!
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