授業いろいろ
惚れっぽい性格なので、息子が中学に通うようになり、日々学校のいろいろな側面に感動しているのだが、その中の一つが書道の授業。小学校の頃ももちろん書道の授業はあったけれど、ただお手本を見ながら数枚書かせて、いくつか注意点を指摘するという典型的な授業だったのだと思う(見たわけじゃないからわからないが)。
ところが、中学に上がったら、まずは質のいい筆を購入し、硯・筆の薀蓄を学び、それから書き始めた。しかも練習の際は、最初に先生がわら半紙に袋字で手書き印刷したポイントをなぞる形から入り、十分筆に慣れてから、半紙に全体を書いている模様。息子が持ち帰る練習用紙やお手本から私が勝手に推測しているだけだが、先生の「上手になってほしい」という気持ちが教材から伝わってきて、微笑ましく思っていた。
で、先日持ち帰った「天空」という文字の左右払いが素晴らしくてウットリ。
「ほほぉ~♪、払いがとってもいいじゃない!」と褒めたら、
「でしょ?」と当然のような顔。
それにしても、授業でこの「天空」の文字を見たときの息子の反応の方が心配だった。「天空」とくれば「ラピュタ」、「ラピュタ」とくればすぐに「目が!目がぁぁっ!」ともがき苦しむゼスチャーをお約束のようにする息子なので、教室でもそれをやったんじゃないかと思うと冷や汗が出た。ま、そこまでお調子者じゃないか。。。
かと思えば、先日珍しく自分から、「あ~、今日はものすごく面白い授業があった」と言うから、「何何なに?!」と興味津々で尋ねたら、「延々とゲームの歴史について先生が話してくれた」とのこと。「ボクが知ってるのなんて、ゲームの歴史のほんのちょっとだよ」と偉そうに言っていた(笑)。息子にとっては最高に目の醒めるような授業だったんだろう。今は亡き梅棹忠夫先生は、「21世紀は専ら娯楽産業がその主役となる」と予言したとか。息子がゲーム業界に関心を持つのも無理からぬことなのかな…? ある生徒さんが、「先生、今の話はテストに出るんですか?」と質問したら、「こんな問題が出るのは“オタク検定”くらいだろう」とおっしゃったとか。こういう授業が不思議と、後々まで記憶に残るもんなんだよなぁ~♪
他にも、「いつも手が震えてるおじいちゃん先生がいて、倒れるんじゃないかと心配で心配で…」と言っていたこともあったっけ……。いろんな授業が受けられて、うらやましいぞぉ!
【!】……と、暢気なブログを書いていたら、今朝一番に息子が熱っぽいと言う。測ってみたら37度超え。精勤を狙って頑張っていたのに可哀そうなことだが、入学後初欠席となってしまった。早くよくなりますように――!
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