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2011年6月11日 (土)

福島からの帰還

20110609  福島の放射能土壌汚染調査で出張していた夫が、二本松の名酒「奥の松」を携えて帰ってきた。好天の中、一日中屋外で作業していたため、日焼けして体中筋肉痛だと嘆いていたが、元気そうで何より。
 ベテランの方2人と一緒に、福島のあちこちの指定ポイントをチャータタクシーで回り、1か所につき5つの土壌サンプルを集めたのだそうだ。地下30cmの土を取るのに、重いハンマーでパイプを打ち込んで採るのが大変だったとか。海岸沿いの津波被害のあったところには行かなかったが、まだあちこち、地震の被害で石碑が倒れたり道路がゆがんでいたりしたらしい。サンプル採取作業をしていたら、地元の方が寄ってきて、土の様子を尋ねてきたりもしたそうで、そりゃー心配なことだろうな…と思った。
 ベースキャンプだった温泉宿には、避難区域から避難してきた住民の方も泊まっていたそうで、いつになったら普通の生活に戻れるのか、本当に気の毒としか言いようがない。
 木曜の夜遅くに帰ってきたのだが、金曜日は「物理学者から見た原子力利用とエネルギー問題」なるシンポジウムに参加するために、またまた出張。
 この一週間はすっかり原発事故の調査や意見交換に明け暮れた夫だった。

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