旅の思い出
金曜の夕方、息子が2泊3日の学年旅行から戻った。ずっしりと重いリュックを渡されてびっくり。「あれ? 行く時よりずいぶん重くない?」と尋ねると、「おみやげがいろいろ入ってるからね」とのこと。恐る恐るあちこち開けてみると……
5kgはあろうかというヒノキの切り株が出てきた! 木のいい香りが立ち上る。
「フィールド・アドベンチャーのスタッフの人が持って帰っていいって言ったから」――
どうりで重いわけだ! また、ドロドロに汚れたレイン・ウェアと靴下・軍手などが一緒クタになって、大きなゴミ袋に入っていた。
「寒かった?」と訊くと、「ずっと動き回ってたから、寒くなかったよ」
「ホテル、きれいだった?」と訊くと、「メチャクチャ狭かった」
「写真、いっぱい撮った?」と訊くと、「少しだけ撮った」 ―――訊いたことに最低限しか答えないので、旅の様子はほとんどわからなかった(笑)。持って行ったカメラのデータを見てみたら、ホテルの部屋の布団の上で、バタバタと足を上下させてもがく友達や、廊下で踊っている友達が、アニメ風に連写されていた
。変なものばかり撮られていたが、1枚だけ見事な富士山が写っていて、辛うじてどこに旅行したかがわかる一葉。
このあとも、「チョコを入れたカレーは不味かった」とか「ベジタリアンがいるかと思えば、野菜が全然食べられない人もいた」とか「フィールド・アドベンチャーでチーム優勝して賞品もらった」とか「バスの中で聞くようにアニソンのオリジナルCDを作ってきた人がいた」とか「ご当地アイルーを買ったはずなのに入ってない!」とか「みんなお風呂は行水だった」とか「ほぼ徹でポーカーとか大貧民した」など、ポロリポロリと思い出話がこぼれ出して、そんな1ピース1ピースをジグソーパズルのように思い描いた私だった。2日目のアクティビティを思い出しては「た~のしかった~♪」としみじみ言っている息子が笑えた。まぁ、楽しんだようでよかったね~。
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