昨日は、初めて体験する弁理士の論文試験だった。短答試験と同じ会場同じ部屋だったので、戸惑うこともなく一目散に会場へ。短答のときは、途中のビルでプロジェクトマネジメントの試験をやっていたが、今回は青山学院で土木管理士か何かの試験をやっていたようだ。朝、青学の前を通過する際、「土木管理士受験の方ですか?」と話しかけられて度肝を抜かれた。だって、他の受験生は皆、日に焼けてガッシリとした体躯の男性ばかりなのに、なぜに私が…?! よほど逞しく見えたんだろうか???
会場には30分ほど前に到着して、トイレに行ったりサンダルに履き替えたり…。なにせ9時半から5時まで拘束されるのだから、できるだけリラックスしておきたかった。けれど、いざ始まってみると、とにかく時間の経過が速い速い! 9時半から5時までが本当にあっという間でビックリ!
最初の特許法・実用新案法の際は、あやうく真っ白になって固まりそうになり危なかった。基礎出願の当初明細書には書かれているが、優先権主張した出願の明細書には書かれていない実施例を、援用してクレームアップしていいものだったかどうかという基本的なことがわからずに、構成時間を大幅にロス!(国際的には援用できる…なんて話を聴いたような聴かないような…?) なんとか持ち直してペンを握ったはいいが、いろいろポカをしたこと間違いなし。「以上」と書き終えたときに「はい、終了です」と言われたのだが、乾坤一擲の力で書き切ったものの、国内優先権主張の基礎となった出願の取下擬制で混乱して“そもそも”な間違いを犯した気がする。
ランチは自席で、おにぎり2つとドラ焼き1個。ガバガバとお茶で流し込んだような感じで、食べ終えるとすぐに勉強。一刻も無駄にしたくなかったため、歯磨きも省略。
午後の意匠では、新規性喪失の例外と実→意のパリ優先権が錯綜して、先使用と先出願も混乱して、だいぶハチャメチャなことを書いてしまった(汗)。商標については、「“立体商標”、キター!」という感じだったが(コーラ瓶やヤクルト容器の登録の記憶がまざまざとよみがえったものの)、肝心なことは書けた気がしない。
一応3つの試験すべてで「以上」まで形の上では書き終えることができ、パニックに陥るようなことはなかったが、後から考えると本当にヒドイ答案になった気がする。やはり、模擬試験を何度か体験して、試験のペースを把握する必要があったなぁ…としみじみ。ぶっつけ本番にしては体裁だけは整えたし、まぁ、これで、どのくらいの書きっぷりでどのくらいの評価が得られるものなのかを把握する指標だけは得ることができる。晴れて、試験時に貸与される法文集もゲット。施行規則まで併記されているところがいい! 今後の勉強は、これを存分に参照させてもらおうと思う。
深夜、TACの解答速報PDFを見たところ、特実が30%、意匠が35%、商標が35%くらいの出来な感じだが、結果がわかるのはなんと9月22日。感覚としては、とにかく特許がボロボロで、訊かれたことに的確に答えることができなかった。トホホホホ…。ボチボチと、来年に向けた学習計画を考えるとしよう。
帰宅すると、夫と息子がピザを注文してくれていた。よく冷えたシャルドネも準備してくれていて、ピザと白ワインで疲れを癒した。息子の午後のお出掛けの様子を尋ねたら、東京キャラクターストリート→有楽町ビックカメラ→日比谷公園というコースを電車と徒歩で移動しながら、久々のおしゃべりに花を咲かせたようだった。「やっぱり小学校の友達はいいな~。楽しかったな~」と言っていたから、暑い中ではあったものの、それなりに楽しんだようだ。テスト勉強はほとんど手付かずの模様だが、中学生以降は自己責任ね。そうはいっても、今日明日以降しばらくはガミガミ言ってしまうだろう私だが、昨日はもう、帰宅後、何も言う気がしないヘロヘロの私だった。
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