ギリシャの思い出
ギリシャの財政危機をめぐって、国際社会が騒がしい。国民投票だの首相信任投票だので、包括支援策を受け入れるか否かでてんやわんやの模様。
我が家には、私のお気に入りの置き物がいくつかあるが、その中に、ギリシャの露店で買った写真のような置き物がある。一つは間違いなくフクロウなんだけれど、もう一つが馬なんだかキリンなんだか、いまだによくわからない。どちらも、見た目よりずっとずっしり重い。これらの、なんだかしっとりした趣が心を落ち着かせてくれるようで、ずっと手放さずにいる。
「これ、いつ買ったんだっけ~?」と思い出せず、昨日は久しぶりに昔のアルバムを引っ張り出してしまった。息子が生まれて以降、自分自身のアルバムはまったく更新されないままになっているもので、いつ頃の写真がどこに貼ってあるのか全然わからない。あれこれと取っかえひっかえしてみたら、出てきた出てきた。
1988年2月21日に、パルテノン神殿を観光したときの写真が数枚あった。小中高と一緒だった友人と二人旅をしたときに買ったのだった。
ギリシャの思い出として覚えているのは、広い空と一面のオリーブ畑、巨大なアイスクリーム屋さんと巨大なアイスの山。どっかの島に渡って、白い壁の家々を見たような気もするし、「イカ焼き~」とか(日本語で)叫んでいたおじさんや、大量のネコがいたようないなかったような…。納戸の奥底にしまってある雑記帳を引っ張り出せば、もうちょっと詳しい記録が残っているはずなんだけれど、そこまでする気も起きず。ただ、写真を見て、広い空と、すご~くのんびりしたお国柄をぼんやりと思い出した。メジャーな観光地しか見ていないから、ひたすらのどかに感じられたのかもしれないが、時間的にとても豊かに見えたあの国が、四半世紀のうちにこんなことになってしまうとは……(…って、日本も他人事じゃないんだよなぁ)。
そういえば、我々が赤ん坊の頃は35億人だった地上に、いまや70億人のヒトがいるのだとか。。。全然実感わかないけれど、この繁殖率って、生物学的に見てスゴイのかな?大したことないのかな?
| 固定リンク
コメント