実務家講演会(吉本護 先生)
土曜日、息子がソファで昼寝する隙に、久々に実務家講演会のWeb視聴をした。今回は東工大教授で弁理士の吉本護氏の講演。なんと先生、40代後半に一念発起し、知財知識のある若手研究者を育てるための講義を自ら担当できるようにと、教授という多忙な身でありながら資格試験の勉強を始め、2年で見事に目的達成されたのだとか!
これまであまり、研究者目線での知財の講演を聴いたことがなかったので、とても新鮮だった。発明が完成してから権利取得を意識するのでは遅く、研究の端緒から権利取得や行使・維持について意識して取り組む必要があるという先生の考えには強くうなづかされた。その意味では、大学や大学院で、その道の専門家の先生が知財の講義をするというのは、とても貴重なことだと思える。
また、弁理士試験に関しては、年齢も学歴も国籍も性別も実務経験も不問の、誰にでもチャンスがある試験であり、累積で3000時間ほどを費やせば、かなりの確率で合格できるのでは、とおっしゃっていた。
昨晩の「イッテQ!」で、イモトさん達登山部のメンメンが、今度はアコンカグアに挑戦していたが、頂上まであと200mの稜線まできて、天候のコンディション悪化により下山という結果だった。登山は、コンディションが悪くなったら即下山しなければならないけれど、勉強は、かなりの時間立ち止まっていられる。人それぞれに生活の優先度や資格の必要度は異なるから、取り組み方はさまざまでいいと思う。とにかく途中であきらめず、高いモチベーション(志)をたくさん持つことが重要だと、先生もおっしゃっていた。強力なアドバイスをありがとうございました!
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