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2012年7月26日 (木)

法律条文といふもの

 私がまだ20代のうら若き乙女(?!)だった頃、工業所有権法を垣間見た際には、紙の上に並ぶ文字列が、到底ヒトの読むものとは思えなかった記憶がある(旧法は言うに及ばず)。
 一方、どこで読んだのかは忘れたけれど、三島由紀夫は法律条文のことを、「冷徹で美しい」というようなニュアンスで賛美したのだとか。。。
 多くの人を縛る条文なのに、たいていの人にとっては理解不能な言葉の羅列。。。
 かように法律条文といふものは、門外漢にはなかなか理解しがたい代物。
 けれど、ここ数年、ちょっとばかり法律条文に触れたことで、昔は宇宙人の言葉のようだったものが、少しだけ近しいものになってきた。それでもまだまだ、日本語にしては珍しい理路整然・無味乾燥な体系的構造に不慣れなことに変わりなく……
 とかく一般の人には難解に感じられる法律条文だけれど、数学の定理とか公理などと比べるとあまりに移ろいやすく、言葉と言葉の説明同士が相互参照していて堂々巡りになるようなケースもある上、国や価値観によっても解釈が分かれたりするため、人間離れしているようで実はかなり人間臭い代物だとも思う。
 人間臭いのは嫌いじゃないが、寄って立つものは、少なくとも地球上では普遍なもの、自分の胸に手を当てて考えれば当たり前のこと、そういうものの方がいいな~。
 ――(単に条文を覚えたくないもんだから、屁理屈をこねているだけの私です。歴史の年代暗記から逃避する受験生かいっ

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