「寄付金」?
昨日の朝のニュースで、全国9つの電力会社が、原発設置地域への寄付金分83億円ほどを電気料金に上乗せしていたと報道されていた。これに対し国が、上乗せさせない方向で指示したような話も紹介されていたけれど、私には何が問題なのかよくわからなかった。
エネルギー供給事業のライフサイクルの中には、発電施設の土地代だとか廃棄物処理地確保のための費用も入ってくるわけで、当然に経費の一部なんじゃないのかな? これらを「寄付金」なんて名目で処理すること自体が、会計の不透明さを誘発している気さえする。もらった方もなんだかやましい気持ちになるのでは? “原発は高いか安いか”の議論にも、この「寄付金」も当然入るべきだし。
そもそもなぜ「寄付金」なんて名目にしたのか、、、この名目からは、当時の推進者の後ろ暗さしか感じられない。堂々と経費に入れて、「電気はこれだけいろんな所に負担をかけて作られてるんですよ~、だから大事に使ってね」と“でんこちゃん”に言わせて、利用者に当事者意識を持たせる方がいいんじゃなかろうか?
(…と尤もらしく言ってはいるが、電気代が高いのは家計には辛いっ~!!)
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