電子出版権とネット公開と
経団連が「電子出版権」の新設を提言したとか、国立国会図書館が、この1月に著作権の保護期間が満了したものまでの2万点以上の書籍をインターネット公開したとか。。。電子出版権に関しては、2月に日本弁理士会がパブリックコメントとして提言もしていたらしい。電子書籍がいよいよ普及するようになってきて、ネット流通上の海賊版対策を懸念する動きが加速しているのだろう。
一昔前、活版で印刷製本していた頃の出版と、昨今のオフセット印刷やDTP・オンデマンドでできた本と、最新の直接電子書籍化されたものとの手数の違いを考えると、到底同じ著作物とは思えない。業界構造も激変の最中だろうし。。。興味深い動きはまだまだこれからか。。。
そういえば、土曜の朝やっている「新週刊フジテレビ批評」という番組に、先日は(株)ピースオブケイクの加藤貞顕さんが登場していて、ものすごく面白かった! 加藤さんは『もしドラ』の担当編集者だった人。絶頂期に退社して、コンテンツをWeb販売する会社を立ち上げて、目下試行錯誤中らしい。僭越ながら、私が抱える問題意識と方向性がとても似通っていて、興味深くお話を聴いた。
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