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2013年3月28日 (木)

一票の格差

 一票の格差問題。理念的には一人一票が当然と思っていた少し前までの私。。。
 けれど最近の極端な地方の過疎化や老齢化を見るにつけ、とかく利害得失の綱引きになりがちな政治課題に対して、本当に単純に一人一票でいいのかな?とも思い始めている。
 政治家が地元から選出されるという仕組みである以上、よほど崇高な人でもない限り、選ぶ方も選ばれる方もまずは地域第一に考えるのが自然の流れだと思うと、人口の分散具合の重みづけが必要なケースも多々あるように思えてしまう。一人の人間の権利としては、今の状況はどう考えても不平等なことは確かなんだけれど、人権としての一人一票を大前提とした上で、今後の政治課題を多数決で決める場合に、どんな問題に対しても一人一票が正しいのかどうか、確信が持てない。
 現実的な区割り問題も、マイナンバー制度で流動的な人の移動を正確に把握して、選挙のたびに設定し直すとか、選挙制度自体の再考も必要だろうし。。。高齢者所在不明問題などもある中、目下の数字の正確性も疑われるし、認知症の人の一票は程度によって扱いが違うようだけれど、今後増大するだろう要介護者人口と働き盛りの人口とのバランスでも、同じ一票でいいのかどうか、考えさせられる―――。

(↑ 上記、誤解を招くような書き方になってしまってますが、ものすご~く遠い未来の極端なSF的ケースを想像して先回りの心配をしているだけで、目下の状況では厳格な一人一票を目指すべきとの考えです。属性による分布が極端に偏った場合について、考えあぐねてしまっただけのことです。)

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